- 青信号 (第36号)-


第 36号 表紙の説明
1974年6月22日発行
                         長崎電軌360型
1961年(昭和36年)、長崎電気軌道は近代化計画を発表し、3年計画で21両の新車を作ることになりました。この電車は長崎で初めて全金で作られました。他に大きな窓、中ドアの採用、Zパンタの取り入れ、方向幕の大型化、そして各部の軽量化を図る等、内部外部とも近代化されたスマートな路面電車になりました。形式は、昭和36年に作られたので360型となりました。翌年の昭和37年には370型7両が製造されましたが、新造車はこの14両で終わりました。長崎はそれ以後昭和41年に500型を大阪市電の機器を流用して製造、さらに熊本、東京の中古車を買いいれました。当初2人乗務でありましたが、順次ワンマン化されていきました。原色は上半分が淡い黄色、下半分が濃いグリーンでしたが、会社の積極的営業政策により、車体全体に広告を載せた車両も次々と登場してきました。『路面電車の優等生』長崎電軌生え抜きの360型はカラフルな車体を輝かせて、マイカーを尻目に今日も坂の多い長崎の町を快走しています。
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