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‘模型’ カテゴリーのアーカイブ

東野つながり

2010 年 6 月 26 日 土曜日

 

 藤本先生から東野鉄道の紹介がありました。その中で津軽鉄道から来たDC20に触れられ、模型化されているとの記述があります。どうした訳か当工房にその製品がありますので写真をご覧に入れます。この製品はエコーモデルから「津軽/東野 DC20型」と言うタイトルで発売された1/80 16.5mmゲージのバラキットです。10年近く前に組み立ててそのままになっていました。
 10.5mmダイキャスト輪心の動輪には床板に縦置きしたモーター軸からウオームギヤーで第2動輪に減速伝導した後第1第3動輪にはサイドロッドで伝導する方式です。タンク機関車同様、苦労する絶縁側の集電は3軸とも行われており、滑らかな走行に寄与しています。
 今回犬伏氏からキハ20完成の報があり、DC20の資料までお送りいただきました。その中で悩んでいた塗色についてDC201が津軽時代の明るい灰色のままだったと書かれているのでこれを採用することにし、梅雨明けを待って取りかかる予定です。

江若鉄道白鬚駅復元工事(その5)

2010 年 5 月 9 日 日曜日
白鬚駅本屋
白鬚駅本屋

白鬚駅本屋がようやく出来上がりました。数少ない写真はプラットホーム側からのアングルばかりで、道路側や裏側がどうなっていたかわからず、適当に作りました。白鬚駅の特徴は何と言っても唐破風屋根の入り口で 結局加工しやすい桐の厚板から削り出して なんとか格好になりました。

白鬚神社の社務所の写真が大変参考になりました。

白鬚神社社務所

白鬚神社社務所

プラットホーム上にある小さな待合室もついでに作り、残る建物は便所だけです。

白鬚駅に到着するィ??15

まだバラストを撒いたり、砂浜を作ったり配線工事など工事は多く残っていますが、水泳シーズンまでには開業できるのではとボチボチやっています。
「その4」で書きましたが、キハ5121,5122、ハ5010の3連も製作中で当駅の開業列車に使う予定です。
 ところで 水中鳥居はどうも大きすぎたようですが 作り直す元気もないので できるだけ遠くに置いて 小さく見せるしかありません。あとは松林をどうするかが難問です。
道路をはさんで向かい側に食堂?のような建物があるようなのでこれもにぎやかしに作ろうかと
適当な建物キットを物色中です。              以上

 

気まぐれ工房レポート~ED17のリハビリ~

2010 年 5 月 8 日 土曜日

本来、今回の書込はD50(4)となるはずだったのですが、お約束の主台枠後部の工作構想が充分練れていなかったため、その後工事がストップしていました。工作に行き詰まると別の工作をしながら解決策を練って行くのを常とするのが当工房の運営方針である。と言えばかっこよく聞こえますが、なんだか現役時代の会社の仕事ぶりを反映しているようで我ながら少し恥ずかしいような気分です。そういうわけでこの空白はED17をリハビリすることに費やしてしまいました。言い訳を前置きにして、今回は気まぐれレポートです。

さて事の起こりは以前、乙訓の大老から下付された、模型のジャンクBOXから出てきたED17の車体を、工房のパソコンモニターの前に置いたことです。それ以来ずーっと気になって仕方がなかったのですがD50の行き詰まりで決心が付いたという訳です。

この車体はED1722のナンバーが車体に直接エッチングされているところから、1964年頃に発売されたつぼみ堂の製品と思われます。上の写真のような塗装済みの状態でしたので、工作に備えて市販のリムーバー(塗料剥離剤)を用いて塗装を剥がしました。

車体はリハビリするとして、それ以外の台車をはじめとする各部品は市販品を調達するか自作するしかありません。しかし幸運なことに手持ちが枯渇しかけていた15.5φのスポーク車輪がエンドウから発売されているのを見つけ、10軸分購入しました。絶縁車輪、非絶縁車輪、車軸合わせて¥6,000程でしたから4軸分で¥2,400と言うわけです。同時に見切り品コーナーにカツミ製の35mmインサイドギヤーがあり(但し一つだけ)、使えそうなので買って帰りました。この車輪とインサイドギヤーの購入がこのリハビリの方針を決定づけたと言って良いでしょう。前作ED18ではスパーギヤーとユニバーサルジョイントでモーター軸をギヤーボックスに降ろす方式でしたが、今回は簡単な2個モーター/インサイドギヤー方式、そして台車は自作しやすい板台枠です。

まず、片方のインサイドギヤーを自作することにしました。同一スペックのスパーギヤーが手持ちにあるため、カツミのコピーが可能となりました。

完成したインサイドギヤー(右)。左はカツミの製品。モーターは手持ちの縦型(DV18C)を使用、減速比は1/20とする計画です。

次に台車の新製に移ります。お馴染みのインサイドギヤー方式ですが、連結器力が台車の端梁に伝わる構造で、台車枠をロの字型に組み上げる必要があります。しかし、若干のねじれにも対応できる必要もあるため、端梁と側梁は各1本の小ねじで組み立てる構造としました。まずは側梁を.08mmの真鍮版から切り出します。次の写真はケガキが終わり、1台車分の外周と軸穴などの加工が終わったところ。左右の側梁を上下逆さに、これを2組ケガキました。図の出典は機芸出版社の「日本の車両スタイルブック」です。

下回りと並行して車体の細部を仕上げて行きます。今回はリハビリとは言うものの、壊れている場所があるわけではなく、細密化/高忠実度化が中心となります。目立っていた曲げ手すりを実物のようにハンドレールノブ構造に変更、省略されていた各窓の内サッシの追加、屋上ランボードの足の取り替え、パンタグラフの取付寸法変更、ヘッドランプの取り替え、車体裾のチャンネル取り替えと尾灯の変更、乗降用ステップの新設、ナンバープレートの取り付け等が主な作業で比較的簡単でした。

機番はED171としました。元機番のED1722は元ED52で、ED171の元ED50とは室内機器の並びが違う以外、外観の相違はほとんどないと言うことなので手持ちのナンバープレートから選びました。貼り付けてみると横寸法が短くて元のエッチングがはみ出してしまいます。そこで見えるところだけをルーターで削り落としました。

乗降ステップの外枠はED18で作っておいた曲げ治具を使いました。そして中段ステップはご覧のようにチャンネルをスライスしたものです。

当初、台車周りも簡単かと思っていたのですが、台車周りがこの機関車の外観上のポイントなので、結構リキが入ってしまいました。ポイントのは軸箱、担いバネ、砂箱、台車枠の補強、前後台車を結ぶリンクでしょう。

軸箱と担いバネ。古いドロップ製のこの製品は恐らくテンダー台車用のものだったのでしょう。綺麗な仕上がりで8個数が揃っていたので、今回のようなチャンスがあるかと温存していました。私たちが学生の頃はこのようなバラパーツがマツモト模型で良く手に入ったものです。今回は担いバネと軸箱の間に距離があるため、両者を切り離して使いました。

組み上がった台車。挽き物のブレーキシリンダー以外は全て自作です。

機関車を裏返しにして前作ED18との違いを比較。上がED182、台車間に推進軸のユニバーサルジョイントが渡っている。下が今回のED171、2個モーターで構造が簡単。台車間に牽引力を伝えるリンクが見える。絶縁の必要上ダミイの構造で、1mm厚のダミイリンクが相手側の端梁に差し込まれている。牽引力を伝えるのは台車中心ピン。ED18は中間軸を挿入したため、ホイルベースが長く、先頭軸との距離が小さいため、連結器の絶縁取り付けが出来ませんでしたが、今回は最も短い#16のポケットが使用出来、#8カプラーの首に透明粘着テープを巻いて絶縁処理し、重連運転に備えています。

最後までよく分からなかった高圧引き込みと避雷器の取付を終え、完成です。なお、パンタグラフは天賞堂の旧製品PS13を使用しました。

ED182と並んだED171。避雷器と高圧の引き込みが違うことにご注目下さい。ここまでやるんだったら通風口の取付まで修正するべきでしたね。反省点です。それから、この写真を見て側出入口上部の庇と、ドアノブを忘れていることに気がつきました。塗装までに製作、取り付けましょう。

さて、いよいよ次はいやでもD50を登場させなければなりませんね。首尾良く工事が進捗しますように、少々時間を頂きます。

江若鉄道白鬚駅復元工事(その4)

2010 年 4 月 17 日 土曜日
ハフ3両

ハフ3両

ハフ8
ハフ8

白鬚駅工事の木工と粘土細工に少々飽きてきて いつでも窓抜きから始められるように書きためてあるペーパー車体の材料が気になって 浮気をして1両だけ ハフ8を作りました。昔からですが なぜか気動車のトレーラー(国鉄ではキサハ04とかキクユニ04とか)が好きで 江若でもすでにハフ2、ハフ3が完成しており その流れでハフ8となった次第。模型的にはありふれたペーパー車体で 2週間ほどで完成しました。トレーラーばかりが増えて 動力車が増えてないので運用に困りますネ。次はキハ5121-ハ5010-キハ5122の3連をやっつけるつもりですが、特にハ5010は窓抜きがうんざりしそうです。と言うようなことで白鬚駅の工事は足踏み状態です。いまだに松の木をどのように作ろうかと名案がないのも 工事が進まない理由かも。

工房便り D50の制作(3)

2010 年 4 月 11 日 日曜日

前回の投稿からあっという間に一月経ってしまいました。前回までで足回りの目処が立ちましたので今回は上回り、主として給水加熱器回りの太いパイピングを中心に、それに関連する工作をご紹介します。苦労して叩き戻したサンドドームでしたが、どうやら高さも高すぎたようで、結局約1mm高さを低くしました。幸い、断面がほぼ同じ部分がありましたので水平にスライスし、再度ハンダ付けで接合しました。ただしこれも1度では決まらず、2回切り接ぎましたのでご覧の通り、継ぎ目が現れています。同時にロストワックス製の蓋と砂撒き管元栓をつけておきました。なお、当社では煙突、ドーム類などに限らず、可能なパーツは出来る限りねじ止めするように心がけています。手順によってはあとで取り外す必要がでてくるからです。

シリンダーブロックの側板にシリンダ排水弁をつけ、シリンダーブロックに仮留めしたところです。ご覧のようにロストワックス製のこの排水弁はとても良く出来てはいるのですが、強度不足でご覧のようにすぐに曲がってしまいます。スケールだけを重視した製品にありがちなこの問題は困ったもので、後日裏側に補強を添えることにします。

フロントデッキには給水加熱器がつきました。ネジの頭が見えていますが、パイピングで隠れてしまうでしょう。シリンダーブロックの真上、ランボード上に突き出しているものはD50特有のバイパス弁の一部です。通常のデフレクターなら省略しても隠れてしまうところですが、門鉄デフではそうはいきませんね。ただし、少々オーバースケールとなっています。

非公式側、給水加熱器へのパイピング中。蒸気管、給水管は布巻きを模した製品で、B6では極薄の帯を真鍮線に巻き付けましたが、ショップでこれを見つけ、今回使ってみました。缶廻りのパイピング が終わっていないので、ハンドレールはノブに差し込んであるだけです。そのため、管支えの位置もずれています。
煙突は実物同様少し延長してあります。7mmのパイプがジャストフィット。前照灯も250Wの大型を奢りました。
ボイラーサイドの給水用逆止弁は下側から入って横に出るタイプ。長い間パーツ箱を暖めていました。

公式側。逆転棒、缶梯子、冷却管、そして砂撒き管もつきました。

これで随分出来て来たように見えますが、まだまだ工作が 残っています。キャブ下の主台枠後部が最大の難関です。次回は従台車廻りと共にご紹介しましょう。(つづく)