失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part1 旅立ち 

中国四川省の辺境の地でお会いしましたO氏とは、お互いに定年退職で失業者となりました身の上が同じです。日程を妨げるものがありませんので、ご一緒にSL撮影の旅をすることになりました。

第1回目は河南省建材廠と阜新・平庄、第2回目のエリトリア鉄道に次いで第3回目は、O氏から新彊ウイグル自治区の哈密近くあるという雅満蘇(Yamansu)に建設型SLが走っているらしい。欧米人は行っているようだが、まだ日本人が行ったというレポートを見たことがない。是非に行きたいと思っています。久しぶりに三道嶺やぶんしゅうさんがまだ行かれたことがない白銀もご案内したい。一緒に行きませんかとのお誘いを受けました。

三道嶺は、今年2月に準特急先輩に同行して参りましたが天山山脈が霞んで思っていた写真が撮れず、リベンジしたいと思っていました。 白銀 は上遊型が客車を牽引する有名な撮影地です。それに日本人がまだ行ったことがない雅満蘇と聞けば、行かないわけにはいきません。飛びつきました。

【なかなか取れないANAのマイレージ航空券】
と、言いましても熱いのはエリトリアで散々な目に遭い、帰国後すぐには出たくありません。じっと自宅で北風を待ち続けました。ご存知のとおり私の旅仕度はいつも直前です。私は JALのグローバル会員ですので、出発直前でもマイレージの無料航空券の予約はできます。ぼちぼち出かけましょうかとO氏に連絡を取りましたら、ANAのマイレージで航空券を用意しようとされていたO氏からは、12月は満席状態で取れない。予約待ちになる。11月30日ならOKとの返信がありました。
JALは座席に十分余裕がありますが、ANAはマイレージ無料航空券の枠が少ないのか、人気が高いのか分かりませんが、希望の12月中旬は難しくなり、予定より早い11月30日出発となりました。

【行程と旅行社選び】
出発日は決まりましたが、渡航後の行程がこちらの都合で決められないのが中国の旅の難しさです。特に乗り鉄とSL撮影を組み合わせるとなりますと、鉄道切符確保に毎回難儀します。 また訪問先の三道嶺、雅満蘇、白銀は、勝手に撮影できる撮影地ではなく許可が必要で、旅行社を通さなければなりません。以前に白銀に行きたいと見積りを取った銀川の寧夏招商国際旅遊有限公司国際中心鄧さんと兰州の旅行社に連絡を入れました。
鄧さんとは、芭石鉄道でたまたま、お会いしたので面識もあります。送られてきた見積りは明細もしっかりと書かれてあり、残すは料金交渉だけでした。

一方の兰州の旅行社からはグロス金額だけでしたので、明細を要求しましたら分からないとの返事でしたので却下しました。私達は失業者で、収入の少ない年金生活暮らしです。少しでも安くしないと行けません。

中国SL撮影経験歴30数回のO氏からも他に比較できる見積りを取っていただき、SL撮影ツアーを企画している北京の日系旅行社を探していただきました。
しかし、見積りを受取る前に適切なツアー料金を確認しようと、鄭州鉄道日記さんから紹介していただいた上海の日系旅行社の鉄ちゃんI氏に問い合せますと、「北京の旅行社から、SL撮影については分からないので教えて欲しいと、同じ内容の問合せが入っているよ。」との連絡が来ました。
広い中国ですが、日本人世界は狭いものです。さらにI氏からは、「私が引率するならば人件費が違うので、かえって高いものになります。金額は妥当と思います。」とのご親切な返事をいただきました。
鄧さんからは、料金交渉する前に兰州の旅行社から見積り明細依頼を受けたそうで、もう少し安くできますと再見積りが送られてきました。中国人の鉄ちゃんツアー世界も狭いものだと知りました。

【難儀な鉄道切符の確保】
依頼する旅行社も決まりましたが、から哈密までの切符の発売日が、兵運時期通常の10日前から5日前に変ってしまっているとの連絡が入りました。「兵運?」、これって何かと中国鉄路乗り鉄の権威者の鄭州鉄道日さんに問い合わせますと、「兵運は退役兵の帰省と新兵の入営の二重移動です。毎年この期間は切符販売が5日以内に短縮されます。この期間(11月25日~12月16日)の列車は日付に関係なく特快、快速、普快に関しては硬臥および硬座の半分前後が軍人で埋まります。もともと閑散期なので硬臥もまったく買えないわけではないですし、軟臥に関しては軍人利用の対象外になります。ただT69次は普段から切符の買えない列車なので、兵運であろうとなかろうと厳しいのですが・・・」との連絡です。

確かに今年2月も T69次の切符購入を北京の知人に依頼しましたが、取れずで途中の兰州まで行き、兰州から哈密まではダフ屋からの高額の切符購入依頼をした苦い経験があります。
今回の行程は、11月30日からノービザで滞在できる12月14日までと決めていました。兵運期間の真っ只中です。今後も切符確保に悩まされます。
もし今回も T69次の切符が確保出来なかった場合は不本意ですが、北京到着後すぐにウルムチへ国内線飛行機で行き、ウルムチからは夜行列車で哈密へ向かうのも仕方がないとO氏と相談しました。

T69次の切符手配は鄧さんに依頼しました。

12月1日10:08発車ですので、乗車日を含んで5日前の27日に取れたかどうか分かるのですが、当日は日曜日で鄧さんが依頼した北京中国国際旅行社は休みで確認できません。出発2日前の28日に「ご希望のT69次軟臥下鋪2枚が取れたよ。」と吉報が来るまでヤキモキしました。
しかし、発売即に売り切れることが殆どのこのプラチナ切符が 手数料55元、北京で泊まったホテルまでの手渡し送料50元の正規料金で、あくどいダフ屋を通さずに取れるとは驚きです。
受取り時に聞きましたら、駅とのコネクションが上手く取れているようです。さすが春節等の連休や夏休み時期は難しいこともあるそうですが、またお困りの時は直接連絡くださいと名刺をいただきました。

今回の旅では、この他に哈密から兰州兰州から郑州郑州から上海と3列車に乗車予定です。スムーズに切符確保ができるようにと祈りました。 Part2へ続く

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