2012年 冬から春への中国鉄路一人旅 Part25  大連市電(大连軌道交通)

第31日目 3月20日

大連駅前(路面電車)~ 华乐广场

今日で1ヶ月を経過しました。北の黒竜江省の黒河や鸡西から雲南省の昆明までの、南北5,000キロを横断往復して戻ってきました。マイナス7℃から30℃と温度差37℃を2度も体験しましたので、還暦を過ぎた身体には応えないわけがありません。これからウィグル自治区へ向かいますので、身体を慣らすための大連入りです。部屋でアップロードに努めて、あまり動かずお散歩程度にしようと思っておりましたが、鉄ちゃん魂はじっとしていられません。

▲ 昨日、大連駅前電停には市電の姿がありませんでした。それもそのはず、電停には何らかの原因で故障が発生したので昨日(19日)と今日(20日)は、兴工街~大連駅前の間は運休してバス代行にします。华乐广场方面へは、100m東に臨時の乗降所がありますのでご利用くださいと掲示してありました。



▲ 確かにホームなしの電停がありました。折り返し運転をしています。日車製の路面電車は、綺麗に塗装され、車内も復元されてとても綺麗に使用されていました。



▲ 見たら乗らないわけにはいきません。 旧型車に乗って、华乐广场まで往復乗車をしました。大連市内中心部は道路の拡幅が進まず、車が渋滞して邪魔する中をゆっくりと走りますが、本数が多いので利用者は結構います。

201路は、実際のレールは海之韵公园まで敷設されています。前回も終点まで乗車しましたが、今回は公式HPでもなぜか华乐广场までの運行になっています。

▲ 今回はパスしましたが、以前に乗った202路も走っています。 また来る機会がありますので乗車してみます。

第32日目 3月21日

大連10:22(K7373次)→16:10瀋陽

今日は、明日からのドイツからの中国鉄路蒸気機関車撮影ツアーに合流のため、O氏が日本より来られます。瀋陽で宿泊するホテルで待ち合わせています。
私の中国一人旅も今日で終ります。国内では周遊券の通用期間の壁がありました。海外は、滞在ビザ期間の壁があります。学生時代を含めても、これ程長い一人旅は初めての経験でした。若いうちにやっておけば、楽だったでしょうが、正直言ってかなり疲れました。少なくとも1週間に一日は、何もしない休息日をあけておいたほうが良かったと反省点もありました。


▲ 当初は、大連発、終着駅は瀋陽行きの列車にしようと思っていましたが、 切符インターネット予約を頼んだ鄭州鉄道日記さんは、それでは面白くないと、大連始発ながら、瀋陽、撫順を圣由して、北朝鮮国境の 图们 まで1,244キロを走るK7373次を取ってくれました。私が乗るのは、397キロと全行程の3分の1で、昼間運行中です。編成される車両は、1991年から製造された古い25Bの前期型です。空調は後から付けられた車両で自家発電装置を持っています。
もう一つの特徴は、出入り口デッキ上部の行先と編成番号等の電光表示です。

▲ 夕食時は降りているので、昼間に食堂車へ行ってみました。但し、注文できるのは1種類のランチだけです。美味しいとは言えない味でした。

瀋陽到着後は、地下鉄で中街にあるホテルに向かいました。O氏は既に到着されていまして、ロビーでお会いできました。メールでは連絡を取りあっていましたが、対面は昨年12月13日に鄭州駅で分かれて以来です。瀋陽の美味しい餃子を食べ、ビールを飲みながら、中国鉄路について語らいました。   Part26  へ続く

2012年 冬から春への中国鉄路一人旅 Part25  大連市電(大连軌道交通)」への2件のフィードバック

  1. お帰りなさぁーい!昨3日、もう家で爆睡しているかと、電話しようと思っていたが時ならぬ暴風で何処かで足止めくらっているのではないかと、老人は布団を被ってしまった。
    さっそくながら帰朝報告会を餃子定食でやりませんか。今度の土日(4/7,8)は明神さんの桜まつり。どちらか都合のよい日をご提案くだされ。お待ちしております。

  2. 乙訓の老人 様
    長い間、ご無沙汰をしておりました。申し訳ございません。ようやく帰ってまいりました。
    しかし、凄い春の嵐でしたね。中国でもこの時期は、突風が吹き荒れる季節で、爆煙を吹き上げてくる蒸気機関車も煙が流れて、中々良いカットにはなりません。
    持っていった衣類は、真っ黒となって洗濯に丸1日をついやされました。
    餃子定食会のお誘いありがとうございます。後ほどご連絡させていただきます。

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