2012年 秋のみちのく一人旅  Part1 北に向かって

第1日目 10月9日

① 長岡京 8:10(快速)→8:17 京都  8:22(新快速)→9:50 敦賀
② 敦賀 9:53→12:25 金沢
 13:42→14:37 富山 15:05→16:56 直江津
③ 直江津 17:31(快速くびき野)→19:29 新潟/
新潟駅  20:42(Bus)→
④ →20:58 末広橋(徒歩)→21:20 新潟港フェリーターミナル23:30→


インドネシアから帰国以降は、青春18きっぷを使って、北タンゴ鉄道、北条鉄道、三岐鉄道、播但線、加古川線等々、近辺のローカル鉄道の秋の撮影への新たな撮影ポイントを求めてのロケハンを続けて参りました。また大好きな中国鉄路の終焉を迎えている蒸気機関車を求めての長期撮影の旅も計画が出来上がりました。航空券の手配も終えていましたが、現地での反日運動の勃発激化が同行者のヤル気を失い、家族からもいつもと違って心配で安心して送り出せないとの状況になって、やむを得ず延期を強いられてしまいました。

ガックリとしていましたが、その前に予定していました大事なクローバー会の「鉄道写真展in青森」があります。お手伝いがてらに出かけるて見ることにしていました。当初は久しぶりにぶんしゅう7号に乗って北上を目指すつもりでしたが、都合で使用できなくなりました。お誘いしておりましたS崎先輩申し訳ありません。
車が使えないので、向かうに行くについて安いきっぷはないかと探してみますと、今年は、10月6日~21日まで利用できる「秋の乗り放題パス」が発売されています。ただ、青春18きっぷと違って、バラバラ使用ができない連続3日間使用との制限が設けられていて、1日当りの単価運賃も少し高い(7,500円÷3日)です。しかし、これを使用するしかわずかな収入しかない年金生活者には無理だろうと決めました。

出発日は、これも都合で10月9日となりました。鈍行で行く長岡京から青森へのルートは東京圣由と日本海沿いがありますが、どちらのルートを選んでも途中で泊まらなければなりません。どこで泊まろうかと考えていますと、北の大地に行った時の船旅が思い浮かびました。ビジネスホテルは4,000円前後は必要です。それなら新日本海フェリーに新潟~秋田の乗船で、移動と宿泊、そして船旅も味あえます。運賃は、4,000円とリーズナブルです。
秋田には5:50に着きますので、五能線や津軽鉄道にも乗車してのロケハンが出来ます。
これでおおよその予定ができましたので、後はインターネットのNAVITIMEで確認をとりながら詳細を詰めていきました。
▲ 青森手前の弘前までのルートです。切抜きの赤文字は乗継駅です。Busも入れると乗り継ぎ回数は14回でした。既にこのルートで行かれた方もあろうかと思いますが、青春18きっぷでの旅にも応用できますので、一度お試しください。
 

▲ 10月9日は8:10、長岡京駅からの出発です。運行表に興味があって、乗車する度に運転席後からいつも撮っています。京都までの快速には赤のマジックペンで注意事項を書いてあります。快速は朝のラッシュ時のみ大阪から高槻までは外側線を走行しています。新快速との平行ダイヤとなるために最高速度は130km/h、高槻からは内側線を走りますので120km/hと書いてありました。
8:22、京都駅1番線ホームに入線した新快速に乗換えです。先頭の1号車に乗車しようと思いましたが、米原行きです。ホームアナウンスを聞きますと、後ろ4両が敦賀行きになっています。この電車は、京都駅で前8両と後4両が分割されて、前は琵琶湖線を走り、後は湖西線へと向かいます。 久しぶりの近郊電車の乗車でボケていましたね。最初からちょっと焦りました。
▲ 敦賀、金沢、富山と乗り継ぎは進んで、使用される車両も521系から455・413系へと変っていきます。青春18きっぷの旅でよく乗りました北陸路ですが、この時期になると蕎麦の花が沿線に満開です。秋の北陸路にはたわわに実った稲穂が似合うと思っていましたが意外でした。
また待機線には、鉄製枕木レールが使われているのを見たのは、新しい発見でした。鉄製枕木は、木製と比べて耐用年数が長いメリットがありますが、日本の鉄路に敷設されているのを実際に見たのは初めてでした。いつ頃からなぜに使用されるようになったのでしょうね。ご存知の方がおられましたら教えてください。
▲ 北陸新幹線の工事真っ最中の糸魚川駅に到着。数年前まであった赤レンガ車庫は消えていました。ここで運転手が代わりました。

▲ 直江津からは、本来特急に使用される485系の「快速くびき野」乗車です。快適な車中では、直江津駅で買い求めた駅弁「鱈めし}とエチゴビールで、夕食をとり、満腹で新潟駅に到着しました。

新日本海フェリーに乗継ぎますが、新潟港のフェリーターミナルまで行く路線バスはありません。港方向に行く新潟交通の最終バスに乗って途中で降りて、そこからは人けのない夜道を歩くしかありません。
今回のルートで最も不便な乗継ですが仕方ありません。地図を片手に約20分を歩きました。

 着いた乗船乗り場で切符を買い、これも人けのない待合室でビールと地酒を飲みTVを見ながら、約2時間を待ちました。乗船客は私一人かと思いましたが、乗船時間が近づくとツアー客や個人客の40名余りが到着して賑やかになってきました。

乗船後は展望デッキに座って、出航する新潟港の火を見ながら、うっとりと旅情にひたりました。
乗り鉄三昧の中に船旅も格別でした。お奨めいたします。

明日朝は、秋田です。ツーリストJの大部屋ですが、16名定員にわずか4名の楽々空間です。熟睡でした。 Part2  へ続く

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