2011年冬から春への中国鉄路の旅 Part9 乌鲁木齐から成都へ一人旅の始まり K454乗車

第7日目 2月28日

①美麗華酒店12:00(Taxi)→12:18乌鲁木齐駅
②乌鲁木齐13:34(K454)→15:00成都(車中2泊)

準特急先輩と朝食後、先輩は予約しておいたTaxiで空港に向かわれました。北京空港でのCZからCAへの乗継時間は、3時間20分ありますが到着と出発ターミナルが違っていて初めての方には移動時間は十分とはいえません。もし国内線が多発する霧等の天候で遅れないか心配されておられましたが、予測は不可能です。何かあっても準特急先輩は英語が堪能ですので対応は可能かと、祈ってお送りました。

さて、これからはいつもの一人旅ですが、今まで皆様方とのワイワイ楽しい旅でしたので、寂しさと不安が噴き出してきました。 こんな時は慌ててはいけません。部屋の戻ってゆっくりと荷物を整理して、十分な時間をもって乌鲁木齐駅にTaxiで向かいました。

12:18、乌鲁木齐駅。駅前広場には氷のモニュメントが設置されています。


▲ 12:25、駅前の食堂で腹ごしらえ。大好きな豚マンと湯です。今日の天候は曇り時々晴れ、温度は最低マイナス17℃、最高でもマイナス11℃との予報でした。

 

▲ 乌鲁木齐の旅行社で手配したK454次の軟臥下鋪の切符。前日でも窓口で大丈夫とは思いましたが、今回は切符購入に、てこずりましたので万全をきして、旅行社に前もっての手配を依頼しました。K454次の行先板は、まだホーロー仕様でした。

▲ 乌鲁木齐駅構内の案内表示にはウイグル語も記載されています。柱に金属製プレートで巻かれた案内表示は珍しいものです。軟座待合室は2階にありましたが、乗客が少ないのに不思議に思っているとすでに改札が開始されていました。

▲ 空いているせいなのか今までと違って、乗客も落ち着いたものです。走らずにゆっくりと指定車両に歩いておられました。

13:34K454次は成都に向けて定刻に発車しました。走行距離3026キロ、所要時間49時間26分、車中2泊の長い旅です。中国鉄路には、時刻表に載っている列車本数は約3670本を数えますが、所要時間では第4番目となっています。
▲ 表に掲載しています列車は、往復の場合はどちらか所要時間が長いほうを選択していますのでご了解ください。、また、春運の臨時列車は含んでいません。

▲ 走行距離では、チベットのラサ、乌鲁木齐方面行きが上位を占め、K454次は21位です。




K454次
は赤土のシルクロードを快走し、19:25、丁度三道嶺からの線路と交わる柳樹泉駅手前では夕日を受けて走行する石炭列車を見れました。柳樹泉駅構内には建設型が何やら入換え作業をしていましたので、なくなったと聞いていた南駅~柳樹泉駅を運行することもあるようです。

▲ 19:40、日が暮れてきましたので、食堂車にいきました。結構空いています。メニューはごらんの通り今まで見たこともない写真入りです。行方には、シルクロード名産のワインがおいてありました。食後に硬座車を見にいきますと、出発時はガラガラだったでしたが結構席は埋まっていました。

こうして、厳冬から初春の大地へ、南へ向かっての長いK454次乗車の一人旅が始まりました。  Part10へ続く

2011年冬から春への中国鉄路の旅 Part9 乌鲁木齐から成都へ一人旅の始まり K454乗車」への2件のフィードバック

  1. 一人になってから体調がよくなられたようですね。海外の旅は心細くなるものですが、勝手を知った中国とは言え、あの行動力は大したものです。列車の手配等で駅出口やホテルでの中国の旅行社の顔も知らない人との待ち合わせ等勇気が要りますね。あの雑踏の駅で中国用の携帯電話を持っているとは言え、若し旅行社の人と会えなかったら大変なことになりますよね。日本でも時間や日にちの間違い、出口が2箇所以上ある場合の場所違いによる行き違い等よく経験します。私など帰る日はいろいろ心配して落ち着きませんでした。若し、タクシーのドライバーが場所を聞き間違えていたらアウト。氷点下10度もある空港で雪が降り出したり、霧が出て出発が遅れたりして乗り継ぎ便に間にあわなくなり、しかも航空会社が異なる場合は格安航空券を捨てて、再度(正規)運賃を払うことになるかもしれない心配。北京のターミナルの移動バスもそれ程頻繁に出ておらず、10分以上乗車しましたが、空港の建物の外に出たときは間違えて北京市内行きに乗ったのかなと心配になりました。幸い不安そうな私を日本企業に勤めている中国人女性が大丈夫と助けてくれました。これに昔はRECONFIRMATIONという面倒な作業が事前にありました。最後にウルムチ空港は女満別くらいに思っていましたが、ガラス張りの大きな空港でした。ウルムチ駅からはカザフスタン方面に国際列車があるくらいですから、国際空港なのかもしれません。また、中国はロシア、モンゴル、北朝鮮以外にも国際列車が結構あるのかもしれませんね。

  2. 準特急 先輩へ
    コメントをいただきましてありがとうございました。
    三道嶺への旅では、体調不調により大変ご迷惑をおかけしました。荷物を持っていただいたり、お助けをいただきましてありがとうございました。
    昨年ドック入りしてから、院内感染にあって高熱を発祥しました。ベットで寝ている時が多くなってからいつもの体調とは違った症状が続いたのが原因と思われます。
    やはり毎日動き回っていないと血液の循環ができないので、おかしくない所にも障害が出てきました。後半になって、ようやく復調しました。歩き回ったのが良かったようです。おかげさまで一日20キロ行軍にも耐えられるようになりましたが、次回からは年齢と体調を考慮して、一人歩きを考えなければなりません。
    先輩の帰路を心配しておりましたが、無事帰国されて一安心しました。震災がずれていたら大変なことになったでしょうね。実際、旅の途中で出会った日本人の方は、北京空港からの飛行機が運休となって帰国が大変だったそうです。
    国際列車ですが、他にはカザフスタンとベトナムもあります。一度乗車したいと思っておりますが、平壌行きは現在不可能です。ロシアもホテルのバルチャーがないとビザ発行をしてくれません。ベトナムは問題ないそうですので、12月頃にでも行こうかと思っております。
    今回はご一緒させていただき楽しい旅を続けられました。本当にありがとうございました。

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