【15265】房総半島横断の旅Ⅰ


 
上総中野駅での小湊鉄道といすみ鉄道の乗り継ぎ

 8月25日、所用で千葉県市原市に行った。葛飾区からはさほど遠くはないが、HPの表紙を飾っていた幕張車両センターの113系が撮影できるかもしれないと思い、早めに千葉駅に到着したが、来るのは元京浜東北線の209系ばかりであった。直ぐに撮影を切り上げて内房線の電車で木更津に行くと、久留里線のキハ3062+キハ381003の2連が到着したところで、大急ぎで撮影後、五井駅近くの用務先に向かった。

 所用は順調に捗り午前中に終わり、このまま帰るには早過ぎるので小湊鉄道といすみ鉄道を乗り継ぎ房総半島を横断して帰ろうと思った。駅で「房総半島横断切符」を購入する時「パワフル×スマイルちばフリーパス」のポスターが目に留まった。内容は千葉県内と鹿島線の鹿島サッカースタジアムまでのJRの普通列車、小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電鉄が乗り放題で、特急券を買えば特急にも乗車可能で値段は1800円というものであった。「横断切符」は1600円で途中下車自由であるが、200円プラスするだけで松戸まで乗れるので、早速購入して小湊鉄道のホームに行くと11時40分発の上総牛久行が発車するところであった。車両はキハ202(昭和36年日車製)で座席が半分位埋まる位の乗客であった。27分で到着すると駅前には大多喜行のバスが停車しており、5名の乗客が乗り換えた。また後続の上総中野行に乗り換える客が4名いた。

 ところで五井から上総中野まで行く列車は、平日は9時22分、12時21分、16時の3本しかない。一つ手前の養老渓谷行が5本、途中の上総牛久行が20本、里見行が1本、早朝の上総牛久発上総中野行が1本である。土曜日と休日は上総中野行が6本、養老渓谷行が3本となる。
一方、上総牛久~大多喜間にはバスは8往復(休日6往復)運行されている他に牛久~小湊、勝浦間の急行バス5往復も利用可能で、所要時間、運賃共にバスの方が断然有利である。(鉄道は最も接続の良いもので70分、運賃1250円、バスは普通便40分、急行は途中ノンストップで23分、運賃680円)

昭和50年4月時点の列車本数は、上総中野行13本、養老渓谷行3本、上総牛久行平日5本、休日2本で、上総牛久を境に五井方面は乗客が著しく増加し、上総中野方面は全くその逆になったことが判る。
五井~上総牛久間には上総村上、海土有木、上総三又、上総山田、光風台、馬立と6駅あるが、上総三又以外全部交換可能で、上総三又も近々交換可能する工事が開始される。一方上総牛久以遠は、途中駅のポイントを全部鎖錠して、上総中野までを一閉塞としたため、この区間は1列車しか入線できなくなっている。行楽シーズンの増発もままならない状況のため、近々里見駅の交換を復活させる工事が開始される予定である。養老渓谷発五井行が10名程の乗客で到着したので、次に乗る上総中野行のこの程度の乗客数だろうと思っていたところ、ほぼ満席であった。この先は無人駅が続くが、春には桜が美しいところである。養老渓谷で10名程降りたが、いくら夏休み中とは言え、平日でこの状態とは驚きであった。養老渓谷を発車したところで車掌嬢が切符の回収にきたが、ほとんどが「パワフル×スマイルちばフリーパス」を持っており、「房総半島横断切符」の乗客もいた。暫くすると乗り継ぎのいすみ鉄道が到着したが、こちらもほぼ満員であった。いすみ鉄道は車両が小さいので写真を撮っていると座れないのではないかと思ったが、何とか座れた。いすみ鉄道のホームの横の線路が小湊鉄道と繋がっており、その気になれば直通運転は難しい話ではない。

 14時丁度にそれぞれ満員の乗客を乗せた双方の列車がタイフォンを軽く鳴らして発車した。大多喜駅では車庫からキハ52が顔を出しており、途中下車して撮影しようかと思ったが、夕方までに帰る必要があったので今回はパスして大原まで乗車した。千葉行の普通列車までの間、駅近くの踏切で撮影後帰宅した。

 
 「パワフル×スマイルちばフリーパス」のポスター/千葉県内のJR、小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電鉄が乗り放題で1800円は安い。また、特急券を買えば特急に乗車可能というのは「青春18」より使い勝手が良い。


 
C439編成クハ2092157/113系に替わって房総の普通列車の主力となった元京浜東北線の209系。ラッシュ時には京浜東北線時代と同じ10両編成が見られる。



キハ3062、下 キハ30100/木更津派出にキハ30の62、98、100の3両が配置され久留里線で使用されている。旧塗装に変更されておりファンには人気が高い。冷房は無いが夏でも日常的に使用されている。
小湊鉄道五井機関区/車両は昭和36年から52年にかけて6次に分けて製作されたキハ200形(201~214)に車種統一されている。209と210以外は冷房改造されている。209は休車中。


最初に乗車した五井駅11時40分上総牛久行のキハ202隣の無蓋車はバッファーの跡があり相当古い。

上総牛久駅で折り返すキハ202/昭和36年日本車両製の1次車で車齢は50年を超えているが手入れが良いため古さを感じない。 上総牛久駅

 手書きの高速バスの時刻表/五井~羽田空港間は頻繁に運行されている。上総牛久駅からは羽田空港経由横浜行が5往復運行されている。


 上総牛久駅 


 
五井~新宿間の高速バスのポスター


 上総中野行と交換の養老渓谷発五井行が10名程の乗客で到着/キハ214(昭和52年日本車両製)


 ほぼ満席で上総中野に到着したキハ212(昭和52年日本車両製)


 
上総中野駅/左の建物はトイレ

  
 間もなく上総中野駅に到着するいすみ鉄道キハ206


 キハ206/昭和63年3月国鉄木原線から転換時にキハ101~107として富士重工で新製。当初はセミクロスシートであったが、ロングシートに改造時にキハ201~207に改番。キハ204は余剰のため廃車になり、上総中川駅の近くの「ポッポの丘」で売店として使用されながら保存されている。左側の線路は小湊鉄道と繋がっている。


 
大多喜駅で交換したキハ205


 大原駅/JRの駅とは分離されている。


 特急「わかしお13号」/大原

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