失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part11 白銀 その2

第11日目 12月10日  白銀2日目

今日も夜明け前に目覚めて、いつものように朝食を仕入れて出発しました。7:50白銀新站を出る357次を撮影するには、日の出の関係上、昨日行った深部銅鉱手前の丘に登らなければなりません。


8:19、朝焼けの中、白煙を吹き上げながら1470号機牽引の357次がやって来ました。白銀のハイライトです。撮り終わった後も余韻に痺れました。


▲ 9:21、折り返しの358次通勤列車が到着しました。紅く染まる煙の下、夜の勤務を終えた職工たちが列車に乗り込み家路へと向かいます。

これで朝の白銀ショーは終わりと夕刻の撮影ポイントの確認をしていましたら、1047号機が単機できました。どうしてと後を追いますと、踏切上の信号所に止まっていた、DL牽引の貨物列車の先頭に付いて、DLを引き離しました。
その後は、貨物を牽引して三冶錬へと向かいます。どうやら、DLが故障したので急遽呼ばれたようです。おもしろくなりました。予期せぬことが起こりえるとの予感です。



▲ 10:02、単機で引き返してきた 1047号機。故障したDLを牽引して側線へと機回しをした後、残された貨車を牽引して三冶錬へと上がって行きました。DL化された貨物輸送ですが、こんな事もあるのですね。手際の早い対応でしたので、結構起こっていると思われます。

これでSYが走らないとされていた日中も目が離せなくなりましたが、夕日のシルエットを撮りたいとロケハンをしながら、ヤードへと向かいました。


▲ ヤードに架かる吊り橋を渡りました。無数の黄色のタンク車は、硫酸専用です。右上写真のまた右上にかすかに見えるのが公司站のホームです。


▲ 白銀の蒸気機関車、結構綺麗に塗装されています。これは、2008年の北京オリンピックを記念し、お化粧をして車番も2008号機に改番されていました。蒸気溜は、ナチス兵のヘルメットに似ているとトウさんから説明がありました


▲ 車庫に入っていた走れる状態の1581号機。白銀には、SYが6台あるらしいです。


▲ 車庫横に放置された廃車群。以前には建設型も走っていたようです。JS8021、SY135・0138・0819号機の残骸です。


▲ 15:25、まだ夕刻前なのに斜光を受けて1470号機牽引の359次がやって来ました。その後、昨日同様に追っかけをしましたが、写真はもう一つ。戻って、夕日のシルエットを試みましたが、下りの煙はショボイものでした。

やはり、白銀は朝が勝負のようです。切り上げて明日に備えました。
 Part12へ続く

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