ドイツ風的 中国蒸気機関車の撮影の旅 Part11  錦州八角台発電所の建設型

とうとう紀行記を完了投稿することなく、また次の旅に出ています。只今、大地に中心地「鄭州」からの書き込みです。2週間の予定は立てていますが、その先はいつものように未定で切符が買えた方向に向おうかと、気ままな乗り鉄旅を楽しむ予定です。

第10日目(訪中42日目) 3月31日

① ホテル 8:10(Taxi)→9:07 錦州八角台(Bus)→錦州市内’Taxi)→ホテル
②   
ホテル(Taxi)→錦州駅(Bus)→錦州南站(D9次)→瀋陽(地鉄)→中街

今日は、帰りがけの駄賃として、O氏と一緒に锦州から約40キロ先の八角台にある発電所に走る建設型の撮影に参ります。錦州市内のホテルに昨夜チェックインしましたが、約40キロの発電所までの所要時間が分りません。八角台まで行くには駅前ターミナルからの路線バスがありそうですが、駅まで行って乗り換えてとなると結構時間がかかりそうです。今日夕刻の列車で瀋陽に戻りますので、早めについておかないと撮影にさしつかえがでます。

昨日の感じではTaxiで行っても50元(約680円)前後だろうと思いましたので、ホテル前からTaxiで向かいました。広い道路を走り出しましたが、郊外に出ると左に回って迂回します。道路が混んでいるので、抜け道を行くのかと思っておりましたら、コの字型に回り道をしたのが、後でGPS通過記録で分りました。昨夜といい、この地のTaxiの運転手は、メーターは倒すが、よそ者と分ればわざと迂回をします。何とも、せこい人民ですね。おまけに、復路に乗ったトロトロ走る路線バスと比べて、所要時間は殆ど変わらずでした。


9:07、迂回を重ねて、国道と交差する踏切に到着しました。ヤードの向こうに白煙が見えました。左手前にも蒸気機関車が止まっています。
さあ踏切からヤードに入って撮影しようとしましたら、門番から大声で静止させられました。見つかったらおしまいです。仕方なく踏切を国鉄八角台方向へと通過する建設型6211号機を見送りました。
そして門番が発電所から出る車のチェックをしている間に、踏切番の部屋に行って、運行状況を聞きました。

可愛いお姉さんが二人いまして、いつものように日本からこの蒸気機関車を撮るために来ましたと、延々と講釈を述べて嘆願しますと、あっさりと通過記録簿を見せてくれました。
ペラペラめくって見ると、24時間、一定の間隔をもって運行していることが読めました。
約20~40分後には、戻ってくるようです。線路上を歩いても良いのか聞きますとOKです。すぐに駅に向かいました。

発電所から駅まで約500mの専用線があります。発電所からが上り勾配になっています。駅からでは下りとなりますので、発車時には煙が出るのを撮れるかなと思い向かいましたが、駅構内のヤードには国鉄職員が10名ほどいます。こんな時にドイツ人が入れば盾になってくれるのですが、厚かましい行動をとると締め出される恐れがあります。適度な距離が必要と判断して撮影準備をしました。


▲ 9:41、逆行単機で行ったので、正向き牽引で発電所に向かうと思っていましたら、後ろからの推進運転です。10数両のセキを押して坂を下って行きました。


▲ 次に駅に来るのは10時半頃の予想です。それまでは国鉄線の撮影にしました。
左は、阜新錦州4256次9:35発でした。右は、山海关→赤峰のK7383次10:09着でした。

蒸気機関車は、ヤードからの白煙は見えるのですが、中々やってきません。冷たい突風が吹くばかりでしたので、これは読みが外れたなあとの判断で、ヤードに戻ることにしました。

戻ると、やはりヤードで休んでいました。後ろ向きは撮りたくありません。かと言って、門番からは先ほど罵声を浴びました。ここは私の出番と門番と交渉しますと、事務所へ行って許可をもらわないと入れないと言い切ります。事務所はどこかと聞くと、遥か先を指さします。しかし、行っても許可が出る可能性は少ないのは分っています。

遠く日本から撮りに来ました。5分で良いから黙って見ないことにして欲しいと手を合わせて嘆願しますと、熱意が実ったのか、ここから見えない横から入れ、5分だけだぞと言ってくれました。



▲ 建設型は、有火状態の8116号機と、車庫に6224号機が置いてありました。


▲ 11:30、丁度お昼近くになりましたので、踏切近くの食堂に入りました。見かけはそうでもなかったのですが、結構広くて本格的な料理を出してくれます。餃子も追加しました。


▲  12:18、お腹も十分膨れました。午後からの撮影の段取りを相談していますと、踏切に入替作業の始まった蒸気機関車が通過してきます。またヤードに戻りましたが、駅に向かうようです。すぐにダッシュして、先ほどの撮影ポイントに向かいましたが、途中で20両ほどの空セキを牽引して、追い抜かされました。そして、12:50には、国鉄ヤードにセキを持っていくと、直ぐに発電所に単機で回送していきました。

午後にまた同じ作業が繰り返されると思いますが、次は単機で駅へ回送して、石炭列車を牽引していくなら、朝と同じでそれ程の写真にはなりません。一応、発電所内も撮れたので、まあこんなもんだろうと納得して、引き上げることに決まりました。


錦州への帰りは路線バスにしましたが、朝のTaxiとの時間差は少なく、帰りのTaxiを呼ばずで良かったと思いました。
13:45、 錦州駅に到着しました。この駅、前回の旅で行った富拉尔基駅にどこか似ています。ロシア風な建築ですが、資料がなくよく分りません。工事中でしたが立派な駅舎でした。


▲ 一旦預けた荷物を受取にホテルへ往復した後、14:53、南駅へのリムジンバスに乗車しました。30キロ余りありますが、Taxiとの時間差もなく15:30、余裕の到着でしたが、瀋陽行の電車が遅れていました。
ホームの電光掲示板は、ダイヤと連動していなく、次の列車案内になっています。
まあ、次の列車の乗客はホームには入れませんので、間違って乗車することはありませんが、こういうところからしても、ええかげんな意識は伺えます。


▲ 20:53瀋陽で泊まったホテルの横は、繁盛しているしゃぶしゃぶ屋でした。昨日と一緒ですが、時間も遅かったので、ここならもっと美味しいだろうと入りましたが、店の客の半分以上は若い女性、それもグループが多かったです。

明日は、O氏は瀋陽空港から直接に帰国されますが、以前にはあった瀋陽からのJAL便がなくなった私は天津へ一泊してから名古屋経由で帰国します。今回一緒での最後の晩餐ですが、話は次の予定でした。 Part12  へ続く

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