2012年~2013年 極寒の中国鉄路の旅 Part15 帰路・帰国

第16日目 1月7日

漠河 前日22:26(2668次)→23:00哈尔滨

01_朝食03_昼食車中で目覚めると雪原地帯を走行していました。今日は、食堂車が付いていますので温かい食事の車内販売が回ってきます。
朝食は、お粥定食15元(約200円)です。列車受持ちの鉄道局によって、麺もあったりしますが、お粥は定番ですべての列車で用意されています。違っているのは惣菜等です。
かつては食堂車でバイキングを用意してあったこともありましが、最近は見かけなくなりました。食堂車に行っても注文できるのは、このお粥定食のみです。

昼食は、同じく車内販売の弁当にしました。25元(約350円)です。食堂車内では、1品単位をオーダーできますが、注文しても車内販売の弁当を作り終わってからになります。量も多いので多人数で一緒に食べる時には4~5品頼んで楽しめますが、夜食時の方が良いですね。
03_昼食3

 

夕食です。毎度即席の手書きメニューでしたが、この列車では珍しく印刷された物が出てきました。肉と魚料理を注文しました。哈尔滨鉄路局受け持ちだけあって、見た目濃いめ東北料理の味付けでした。やはり成都鉄道局受持ちの食堂車に勝る料理は出てきませんね。

03_昼食2
第17日目 1月8日 
哈尔滨

朝、小竹先生は飛行機で北京に向かわれました。私は、哈尔滨を散策後、発車シーンを撮るために鉄道を跨ぐ道路橋へと参りました。
04_ハルピン駅

▲ 15:34、牡丹江に向かう列車です。ここでは哈大高速鉄道開業により、電車特急はそちらの哈尔滨西站発着となりましたので、もう見ることはできなくなりました。

第18日目 1月9日 哈尔滨21:51(1522次)→14:09天津

06_1522次 哈尔滨からは、ようやく切符が取れた天津行きの列車で向かいました。切符販売が1月1日からの料金値下げで混乱して、確保が難しい状況でした。1月4日から春節輸送のため20日前に切符販売が変更なったのも拍車をかけました。こうなると、乗り鉄旅を漫遊することは不可能です。
おまけに着いた天津は、PM2.5のスモッグです。駐在時も冬は太陽を見る日は少なかったのですが、今回は喉がヒリヒリとします。マスクなしでは外へ出られません。
最北端の大地は、汚染もなく美味しい空気が吸えましたが、天津は異常です。これほどひどいとは思いませんでした。
次回に予定を回して、引き上げることにしました。航空券も初めて予約日よりも1週間早めました。
05_JL機内食天津からの名古屋便の機内食です。近距離路線で、一時はコンビニおにぎりだけまでサービス低下になった時もありましたが、ようやくまともな物が出るようになってきました。
20年前は空港まで凸凹未舗装で1時間半もかかりましたが、新ターミナルができ高速道が整備されて、市内からは約30分以内で着ける空港になりました。ラウンジは貧弱ですが、利便性を優先して利用しています。
天津で旧友たちと飲み交わした後の第21日目 1月12日 の帰国フライトとなりました。

10_極寒の大地の旅

▲ 今回の旅で移動しました軌跡地図、行程表、乗車した列車表です。車中泊は6泊でした。
30日ビザを取りましたが、後半は切符が思うように確保できず、予定を切り上げての短い22日間の旅になりました。次回は、暖かくなる新緑の季節に車窓をもっと楽しみながら訪れてみたいと思っております。北京や天津と違って、旧満州はPM2.5はありません。今回は乗車しなかった北京西から香港近くの深圳への直通新幹線にも初乗車してみたいと思っております。
また、ご覧いただけますようよろしくお願い申し上げます。

2013年 記録的大雪のリンゴの町への旅  へ続く

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