2013年 続 秋の北陸路一人旅 Part5 富山地方鉄道 立山線、不二越・上滝線

第5日目 11月3日

016:10 道の駅滑川で、今日も寒くなった朝を迎えました。
連休中とあって同じように宿泊地に選ばれるマイカー族も多くご挨拶を交わします。

今日の撮影地は前回見えなかった立山連峰をバックに走る立山線と春のシーズンにしか行っていない不二越・上滝線としました。午後からは帰途につくために福井へと向かいます。

02▲ 8:30 立山線沿いを走りますが、今日は薄いですが黒い雲が空一面を覆っています。期待した朝焼けはありません。幸い雲は高く、立山連峰の稜線は墨絵調で見えました。下段~釜ヶ淵立山に向かう14763+14764の311列車です。

 

03 9:00 年配のお百姓さん達が揃って田んぼのあぜ道に座っておられました。稲刈りは、とうに終わったこの時期です。なんらかの共同作業と思われますが、なんなのでしょうか。
走るは、釜ヶ淵~沢中山を岩峅寺へと向かう10037+10038の313列車です。

04▲ 9:13 道路橋に上がっての俯瞰撮影です。立山から電鉄富山に向かう14733+14734の314列車です。

05▲ 10:09、岩峅寺へと場所を移動してアルプスエキスプレスを狙います。寺田から立山までの24.2キロをノンストップで向かいますこの列車は、普通列車では、約45分前後かかるところ、33分で駆け上がります。

06▲ 10:36、下段~釜ケ渊のコスモスの咲く撮影地へ前回に引き続いて参りましたが、群落とは行かず、バックの立山連峰も霞んできました。立山から電鉄富山に向かう14761+14762の318列車です。

07▲ 11:10 普通320列車となって電鉄富山へと向かうアルプスエキスプレス。先ほどまでおられた年配のお百姓さん達は作業が終わったのか引き上げられていました。

これで立山線の撮影は終了して、不二越・上滝線に向かいます。前回は春に訪れていましたので桜と菜の花を追いかけましたが、今日は秋を追いかけます。どんな秋を見つけられるのか楽しみでした。
電鉄富山~岩峅寺は17.3キロありますが、布市辺りまでは市内住宅地区を走りますので対象にはなりにくく、田園が広がる上掘~岩峅寺の10.3キロに絞って道路からのロケハンを開始しました。
08▲ 11:46 月岡~大庄にて、柿がたわわに実った横を17480系の2連の電鉄富山行きが走っていきました。

09▲ 11:49 月岡は交換駅になっています。電鉄富山からの交換列車がやってきました。10037+10038の619列車です。

19▲ 12:09 今日の駅舎訪問は住宅地に囲まれた木造駅舎の上堀駅にしました。大正10年(1921年)4月25日に富山県営鉄道時代に開業しています。かつては工場への引き込み線もあってホーム2面2線の駅でしたが今は1面1線になっています。駅舎は雪が多いためでしょうか、屋根の庇がホームと玄関部分では、広くせり出しているのが印象的です。駅舎内も天井が高いですね。

ロケハンしましたが気に入ったのは月岡~大庄でした。秋の風情はありませんが、この辺りは散居村が多く、出雲平野の「築地松(ついじまつ)」と同じく、暴風・防雪対策のために住居の周りには屋敷林「垣入 ( かいにょ ) 」が設置されています。これを入れて撮ることにしました。
10▲ 12:32 電鉄富山に向かう10037+10038の620列車。

1120▲ 12:34 月岡で交換して岩峅寺へ向かう10041+10042の621列車。

12:39 今日の昼食はこの辺りに食堂がないので、レトルトカレーにしました。ご覧ように今回からは3列あったシートの1列を撤去して木机を設置しました。列車が来るまでは、ゆったりと車の中での昼食タイムです。

1213:35 少し大庄方面に移動しました。垣入をバックに岩峅寺へと向かう10037+10038の623列車です。

18天気はこれから悪化すると、予報が出ています。そろそろ福井へ向けて行かないと着くのは日が落ちてからになります。極力、夜の道を走るのは避けたいので切り上げて富山を去ることにしました。今回も快晴の中、浮かび上がる立山連峰をバックにしての走行光景が撮れませんでした。よほど運が良くないとできないことは分かりましたので、諦めずに何回も訪問することを誓いました。

今日の温泉は芦原温泉、宿泊予定地は道の駅さかいとしました。ここからは約150キロ、所要時間は一般道を走りますので約4時間強です。
明日は、朝の福井市内の併用軌道を走る福井鉄道です。昼過ぎには切り上げて帰途につくことにしました。 Part 6 へ続く

 

2013年 続 秋の北陸路一人旅 Part5 富山地方鉄道 立山線、不二越・上滝線」への4件のフィードバック

  1. ぶん旅さんの名文と秀麗な写真に刺激を受け京阪2階建て車両を見に行ってきました。生憎の雨模様で岩峅寺など交換駅で大手各社譲渡車両の並びを撮っただけでした。

    • 準特急様、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
      行かれているのならご一緒させていただきましたのに残念です。しかしこの時期の北陸の気候は不安定ですね。一旦崩れると長引いてしまうのも行程を立てていると、ずっと雨だったりして撮影には苦労されたと思います。多分1番良いのは立山連峰に残雪が残り、麓は新緑の春を迎えている頃だなあと行ってみて思いました。田園が広がっていますので、水田になった頃の水鏡風景や田植えも入れてのカットを撮ってみたいです。
      でもそれまで我慢できないと思いますので、真冬の雪晴れやラッセルも撮りに行くことになろうかと思っています。次回はお誘いください。よろしくお願いします。

  2. 皆様芸名が長いので短縮型で失礼いたします。ぶん旅さんの富山の山奥で鹿が出てきた写真には驚きました。砂防鉄道ですね。秘境の様なところに車で乗り入れるのは大変です。現地に詳しい方が居られると少し安心して行動できますね。私など青大将やヤマカガシが出てくるようなところではびくびくして歩いたものです。だから、熊が出てくるような深山にはとても一人では入れません。先日、ぶん旅さんもよく御存知のクモハ73さん(この方も芸名がやたらと長いですが)の運転で板谷峠の秘境の様な所に車で入りました。富山は今度訪台でぶん旅さんもお会いすることになる鉄研三田会OBのOさんと富山で合流して雨の地鉄乗り鉄・駅撮りをしてきました。元会長のTさんとその友人Kさんもご一緒でした。地鉄は富士急、大井川、琴電、一畑などと同様に譲渡車両が多いのでその並びを撮ることも楽しみのひとつです。行く前にはデジ青投稿の撮影場所やロケハンも参考に準備したのですが、雨ではどうしようもなかったです。骨董品のような、別の言い方をするとぼろぼろの駅舎も数多くありましたが、未撮影です。

    • 確かに地鉄には古い木造駅舎が数多く残っていて、訪れるだけでも鉄ちゃん心を満足させてくれます。また電車マニアにとっても第2の人生を送る車両を見られるのは楽しいでしょうね。
      現地は雪も降りだして次回は、ぶんしゅう7号での宿泊は無理になってきました。富山駅前に一泊1,900円の安いビジネスホテルを見つけてありますので、ここを拠点に回るつもりです。
      訪台までは予定をまだ入れていませんので、2日フリー切符が使える年末年始頃にでもと思っています。

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