2014年 遥かなる東欧の旅 Part10  Sargan8 ナロー山岳鉄道( シャルガンスカ・オスミツァ)その3  8字形の大ループ線を撮る

第6日目 2月20日 その1

5:00  昨夜は早めに就寝しましたので5時前には目覚めてしまいました。直ぐの用意をして三脚を持って、朝撮に出かける事にしました。

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▲ 絞り、シャッタースピード、露出補正、ホワイトバランスを替えては何カットも試しますが、良かったのはこれでした。特にナトリウム灯の照明でしたのでホワイトバランスを電球モードにしたので黄色がかなり抑えられました。
【DATA】 ズーム48㎜ F5.6 20秒 ISO200 露出補正+1.0段 ホワイトバランス;電球

02▲ 5:20 機関士が投炭作業を開始しますと、白煙が立ち上がり空に漂ってきました。後方に見えるのが我々が宿泊しているホテルです。
【DATA】 ズーム32㎜ F8 30秒 ISO320 露出補正+1.0段 ホワイトバランス;電球


036:38 朝撮を終えてレストランで朝食です。運ばれてきた朝食セットは昨日と変わらずです。

今日は、待ちかねた8字形のループ線でのフォトランですが、昨日と違って天気が良くありません。霧が出ていないのは幸いですが、重たい雲が空を覆っています。

04▲ 7時過ぎの出発前の光景で、編成は昨日と変わらずです。右後方の建物は、我々が朝夕食に利用していますレストランです。この付近には、他にレストランはありません。

06_1▲ 7:35 列車で行くのかと思いきやバスで次のJatape駅まで行きました。駅前の駐車場で降ろされて、駅構内を歩いて抜けてトンネル手前から山の斜面沿いの道を行きます。どうやら山の斜面から発車後の走行を撮るようです。皆さんそれぞれの場所を選ばれて、列車を待ちます。

07[googlemap lat=”43.79970583865698″ lng=”19.51946496963501″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]43.799706,19.519465[/googlemap]
▲ 7:52 撮影地①
眼下に白い煙をたなびかせて、83-052号機牽引列車がやってきました。大きくカーブを回って走行します。

08▲ 7:54 大パノラマです。見えだしてからトンネルに入って行くまで2分40秒の力闘を楽しめました。これで昨日の朝のような晴天なら写真ももっとハッキリと色合いも良く撮れたのですが・・、仕方ありません。

09▲ 真ん中上の矢印が撮影位置です。モスク・ゴラ駅の標高は590m、撮影位置は730mです。列車の走行場所の標高は分かりませんが、おおよそ600~610mと推定しますと標高差は、130~120mぐらいでしょうね。

1112▲ 8:05 撮影後は、再びバスに乗ります。駐車場の入口には中々凝った遮断機が設置されていました。客車か貨車の車輪でしょうね。

左はポイントの転轍器です。しっかりとした造りです。
こういった機器類も廃止から復活までの間、きっちりと保存されていたのですね。

10[googlemap lat=”43.80137845126631″ lng=”19.51500177383423″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]43.801378,19.515002[/googlemap]▲ 8:13 撮影地②
バスは先ほど列車が見えなくなった№51_トンネルの前まで来ました。重厚なD型タンク機が置かれていました。銘板からすると、ルーマニアResita製で1958年に製造された蒸気機関車のようです。ここは、標高610mですので、先ほど走行していた区間はこれ以下です。

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▲ ここに来ていた黄色いボンネット型のタンクローリー車。実際に給水している姿は見られませんでしたが、これも年代物です。

14[googlemap lat=”43.79204684307721″ lng=”19.538573026657104″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”16″  type=”G_NORMAL_MAP”]43.799814,19.5191[/googlemap]
▲ 8:43 撮影地③

1516▲ 8:57 撮影地④

← 9:14 撮影地⑤
№48_トンネルを出た所、標高は650mです。

このループ線の平均勾配は18‰です。

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▲ 9:35 撮影地⑥
ここは、ラケット型のループ線になります。
下方向に見えていた列車は、4分後の9:39には目の前の線路を通過していきます。

標高は680mです。

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2021▲ 9:55 撮影地⑦

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▲ 10:07 撮影地⑧21-3

この辺りは、地上からの見通しが森林に囲まれてききませんが、Google地図の上空からの地図では、ループ3線が見えてきます。

 

 

 

22▲ 10:33 撮影地⑨
№41_トンネル上によじ登っての撮影ですが、苦労をした割には展望はもう1つでした。列車は№_42トンネルを抜けてきます。
ここは最初に撮った撮影地①すぐ近くです。№41_トンネルを迂回する斜面の道を歩き、撮影地①を経由して再びJatape駅に戻りました。

23▲ 10:48 撮影地⑩
戻ってきたJatape駅です。

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▲ 11:05 撮影地⑪
Jatape駅を出発してきた列車を腕木式信号機がある駐車場から狙います。
この腕木式信号機は、かなり凝ったしっかりとした造りです。

[googlemap lat=”43.80082091893266″ lng=”19.52118158340454″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]43.800821,19.521182[/googlemap]ここからはJatape駅に戻り、駅舎裏山に上ります。急坂を上がると、1段上の路線に出ました。№37_トンネル前にはお立ち台の停留所が設置されていました。
お立ち台からは、下から上がってくる路線が眼下に見えます。これからが8字形ループのようです。標高は760mです。

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26▲ 11:22 撮影地⑫
№42_トンネルを抜けて列車が勾配を上がっていきます。

11:28 6分後には上の段の路線に上がって№39_トンネルに入って行きました。

11:32 4分後には、我々のいますお立ち台へと参りました。
2回り、8に描いての到着です。
2726_1このループの撮影場所です。真ん中の⑫がお立ち台のある場所です。
現地におりました時は、全くどこにいるかが分からずで、ただ撮っているだけでしたが、カメラのGPSのDATAを見ながら見ますと、その雄大さが分かりました。セルビア政府が廃止になった路線をわざわざ敷設しなおしでも復活させた訳が分かってきました。

28▲ 11:46 撮影地⑬

28_1▲ 12:00
撮影地⑭

標高は790mです。

29▲ 12:19 撮影地⑮ №33_トンネル 標高800mです。

30▲ 12:38 撮影地⑯ 15.4キロの急勾配を上り、ようやく終点のシャルガン・ビタシ(Sargan-Vitasi)に到着しました。標高は、820mです。

33Part11へ続く

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