2014年 遥かなる東欧の旅 Part19 バルカン諸国一人旅 ザクレブ→ベオグラード列車移動

第11日目 2月25日 その3
ザクレブ11:16(EN415)→18:05ベオグラード

10:10 ホテルセントラルに戻ると朝食タイムがまだ続いていました。もう一度、コーヒーをいただいてからチェックアウトをしてザクレブ駅に向かいました。
01_ザクレブ駅舎03_切符▲ 昨夜購入したベオグラードまでのきっぷです。
サラエボ→ザクレブのきっぷと全く同じで手書きでした。

きっぷを見ますが、行先、乗車日と運賃ぐらいしか書いていなく、肝心の列車番号、発車時間や乗車できる車両の記載がありません。

1番上が表紙です。2014年2月25日~3月11日としてありますので有効期間なのでしょうか?

運賃は、281.78kn(クーナ)で、約5,300円です。
ザクレブ~ベオグラードは、約444.2キロですので日本JR幹線なら7,340円です。
乗車する列車は、国際列車ですので特急扱いと考えるとJR-A特急料金なら2,910円、合わせて10,250円です。日本と比較すると1/2ですね。サラエボと違って支払いは、VISAカードでできました。
1番下のメモ書きはきっぷの裏面で、車内検札の際に車掌がサインしたものです。サラエボ~ザクレブに乗車時も同様のサインがありました。

04クロアチア鉄道時刻表_表紙▲ 昨夜購入した時刻表からこの列車を探してみました。
EN415がそうだと思えるのですが、始発駅はスイスのZurich(チューリッヒ)になっています。おまけにザクレブまでは、夜行列車のようです。

国際列車は、他にもフランクフルト(ドイツ)、ウイーン(オーストリア)、ブダベスト(ハンガリー)の掲載があります。

10_クロアチア鉄道地図▲ 時刻表の表紙裏ページには走行する路線図が掲載されていました。

02_ザクレブ駅ホーム▲ 10:55 1番線にはハンガリーGanz製の6111型ローカル電車が入線していました。サラエボで見た車両と同じ形式のようですが、車体外板も同じように例の落書きです。街中の建築物にもありましたが、ヨーロッパはこれが多いので見ると興ざめしてしまいます。

08▲ クロチア国鉄の総延長距離は、2,975キロ。電化率は41.3%ですが直流3,000Vと、交流25kV/50Hzが混在します。1141型は代表的な交流電気機関車です。

050609▲ 11:04 ベオグラード行きが停車しているホームに行き、立っている列車乗務員にきっぷを見せて、この列車で良いのか、乗車する車両を聞きます。
すると、これに乗れとドアを開けてくれますので間違いないだろうと、乗車します。後は開いている席に座るのみですが、乗車した車両の窓ガラスは2重ガラスなのに、間の真空部分に水がたっぷりと入っています。水槽を通してでしか車窓が見えません。席を移りたくとも開いている席は全て水槽窓です。
中国ではかつて2重窓の外側が割れているのをよく見かけましたが、水槽窓は初めてです。

07▲ 発車間際のオームに降りてみますが、のんびりとしたものです。
11:16 列車乗務員に促されて車内に入ると、何の合図もなく列車が発車しました。

13[googlemap lat=”45.164731685287165″ lng=”18.00830841064453″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]スラヴォンスキ ブロッド[/googlemap]▲ 14:22 ザクレブ~ベオグラード中間のスラヴォンスキ ブロッドに13分遅れで到着しました。対向列車があるようで待機待ちです。

12▲ 貨物ヤードではコンテナ車の入替作業が行われていました。ボスニア・ヘルツェゴビナと違って一般の貨物輸送もあるようです。

1110▲ 15:31 気が付くと私の乗っている車両の後方は切り離されて最後尾となっていました。
サラエボ~ザクレブとは違って、地平線の見える穀倉平原地帯を走って行きます。
線路もほぼ直線、列車は快走します。

落ち着いた所で前の車両を見ますとほぼ満席状態です。
こちらは水槽窓がなく、快適そうです。
20▲ 15:43 33分遅れで、クロアチア側の国境駅”Tovamik”に到着。走行車内にての出国審査が行われました。

21▲ 15:52 セルビア側の国境駅”Sid”に到着。我々の車両には3人の係員が車内に入り、時間をかけて一人一人に入国目的等の試問が行われした。

 

14▲ 16:48 夕刻が近づきました。列車は、尚も穀倉地帯の中を走ります。

16

▲ 16:57 30分遅れでRumeを発車、向かいのホームには2両編成のDCがいました。

17▲ 17:06 ボチボチ日没となってきました。大きな太陽が地平線に沈んでいきます。

18▲ 17:32 Nova Pazovaを35分遅れで発車。4両編成の電車との擦れ違いです。

19▲ 17:43 夕闇迫ったNovi Beogradを23分遅れで発車。少し回復運転ができたようです。

22_1▲ 18:05 手前で徐行が続いて、結局33分遅れでベオグラードに到着。6時間49分の乗車時間でした。気が付くと同じ車両にはもう殆どお客は乗っておられませんでした。

2726▲ 駅舎横にはここでも蒸気機関車の展示がされていました。

28▲ 18:32 次の目的地のソフィアまでのきっぷを購入して正面入り口をでます。今日の泊りは駅前のBelgrade City Hotelです。ザクレブのホテル同様に駅のすぐ前にありました。フロントに行くと待っていたかのように名前を呼んでのお迎えです。中々できたフロントマンでビックリしました。夕食は、動いていなかったのであまりお腹が空いていません。近くのコンビニでサンドイッチと、ビール2㍑を買ってきて済ませました。

明日は朝からトラムの撮影です。ソフィアへは夜行列車ですので丸一日あります。 どんなトラムが走っているのか、街を散策しながら楽しむ予定です。 Part20へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください