2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 2 北京の朝、T151次に乗って西宁(西寧)へ その1 

DSCN3446_112▲ 12:54 鉄ちゃん旅に出かけるには最新時刻表は必需です。しかし、中国鉄路の時刻表は売っている所を見つけるのはとても厄介です。日本のように駅や本屋に行けば売っている事は稀で、今回も天津站北京南站で探しましたがありませんでした。今まで間違いなく買えたのは北京站のみでした。

ホテルをチェックアウトして荷物をクロークに預けて北京站に向かいました。到着後、駅前の売店等を探して售票処(切符売場)に行きますと、入口にある案内所に時刻表はありました。値段は30元(約495円)、前回来た時に買った2013年5月の時刻表は20元(約330円)でしたので150%アップになっています。
ちなみに2012年3月は15元(約250円)です。中国の物価と同じく年々高くなってきています。しかし中身をパラパラみて唖然、前回復活して喜んでいた営業距離表示が消えています。鉄ちゃんには便利だったのですが・・、残念です。

第2日目 8月10日

6:40 定宿にしている京倫飯店は朝食代が高いので、ぶらりと朝の街角散歩をしながら裏町レストランを探します。
DSCN3388_101 DSCN3389_102057:10 ホテル裏の鉄筋アパート群が立ち並ぶ一角に屋外テーブルを備えた裏町レストランが見つかりました。

多種のメニューが用意されています。
注文したのはお粥と小さな豚マンです。朝はこれで十分です。

DSCN3391_103▲ 満腹なったところで歩くと便当配達屋のバイク車が止まっていました。ご飯は山押し模様になっていて黒ゴマが振りかけてある日本仕様です。これは初めて見ました。日本文化が入っています。

DSCN3394_106▲ これも初めてみました。バイク速達便です。北京ではドンドンと日本の優れた文化が入ってきています。
DSCN3392_1047Elevenもありました。
陳列棚に並んでいるのは、日本国内と同じで、かつて中国人は食べれないと言われていた海苔巻のおにぎりです。
下にあるレーメンもそうですが、冷たい物は食べる習慣がなかったのですが、並べてあるのは中国人も食べるようになったのでしょうね。

DSCN3397_104DSCN3400_106▲ レンタル自転車の無人スタンドです。中国の主要都市でも見かけられますが、観光都市でもある北京です。サイクリングが好きな欧米人には無人スタンドは便利でしょうね。日本各地に勿論京都にもありますが、有人で返す時間が結構早くて我々鉄ちゃんが撮影に使う時には不便です。いつでも借りられ、返せる無人スタンドは良いですね。

DSCN3407_107▲ 固定式の屋外持ち帰り粉ものクレープ販売スタンドです。中国各地に屋外持ち帰りのお店はたくさんありますがこんな風なワゴンスタイルになっているのは初めて見ました。街中に設置されているのでしょうね。首都北京だからなのでしょうか。以上、再発見した新しい朝の北京の街角です。

① 永安里12:20(地鉄)⇒12:30北京站
DSCN3427_110▲ 12:37 北京站に着きました。いつも乗降の多い駅ですが、夏休みですので家族連れが目立ちます。

DSCN3428_109▲ 駅正面前に続く赤い丸屋根は、駅舎へ入る前に設置された改札口。ここで切符と身分証(外国人はパスポート)を確認します。切符の実名制が始まった頃は結構適当でしたが、最近は駅に入ってから待合室入場時、待合室からホームに降りる改札時、そして各車両乗車時と4回もチェックされます。
切符実名制は元々、横行して問題となったダフ屋撲滅対策でしたが、本音は民主化や独立を目指す政府への不審・危険分子の鉄道移動チェックにありました。最近は新疆ウイグル自治区での暴動が勃発しているために、首都北京での厳重なテロ対策としてより厳しくなってきました。

DSCN3440_110▲ 冒頭の時刻表を買った售票処内です。首都北京站だけあって切符売場窓口は他の站よりも多くあります。これだけでなく隣のむねにも同じ数の窓口が設置されています。

DSCN3443_111▲ 奥の方では自動切符売場が設置されています。こちらは若い人が多いようです。我々外国人も使いやすいのですが、残念ながら購入手続きには中国人のIC身分証が必要でパスポートには対応していません。

② 北京站13:10(地鉄)⇒13:20永安里

DSCN3474_114_1▲ 13:30 ホテル近くに戻って、昼食はクーラーの効いた上海料理屋の小籠包です。零れ落ちるスープは甘すぎず絶品でした。豚肉とカニ入り2籠で50元(約825円)、味も良ければ値段もそれなりです。

 永安里14:45⇒15:15北京西站

DSCN3490_115▲ 15:23 かつて仕事先でもあった北京西站。初代站長さんとは日本への招聘等お付き合いも深く、また駐在時代にはお世話にもなって思い出深い駅です。オープン前から見て知っていますが、たくさんの利用客に恵まれて立派な站になってきました。

DSCN3493_116▲ 当初は発着本数も少なく閑散としていたコンコースですが、今は人にぶつかるほどの通行があります。

DSCN3495_117▲ 待合室を案内する発車時刻表です。16時台には12本の長距離列車の発車があります。5分に1本は都市圏の通勤並みです。北京西站は主に新疆ウイグル自治区、チベットの西方面、海南島と、四川省のある南の内陸方面の他、香港やベトナムとの国際列車も発着します。最近は高速鉄道も開通してCRH(列車番号の頭”G”がたくさん乗り入れています。時刻表を見るだけでも乗ってみたい列車が一杯あります。

DSCN3502_118▲ 15:35 この駅には商務車用の待合室はありますが、1ランク下の軟座客用はありません。普通車客と一緒に広い待合室で改札を待ちます。

④ 北京西 16:26(T151次)⇒翌日16:05 西宁西
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16:26 定刻に列車は、北京西站を発車しました。
客車列車ですが、結構高速走行をしています。GPSロガーで計って見ましたら134.4km/h。その後もスピードダウンはなく130~140km/hで快走しました。

 

DSCN3527_2▲ 19:03 夜行寝台列車に揺られて、大地に沈む夕日を見ながらのビールの味は格別です。飲み続けながら、至福の時間の中でウトウトしてきました。 Part3  へ続く

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