山の上から見下ろすと

平成24年11月と12月に同名の記事をご紹介しました。今日は少し暑さも残るとは言え さわやかな秋空なので 久しぶりに山に登ってみました。眼下に広がるM重工三原製作所和田沖工場には1周約3Kmの試運転線が完成し、納入前の広電グリーンムーバーLEX1006号が軽やかに走っていました。 

試運転中の広電1006号

試運転中の広電1006号

試運転線の全景を見下ろすことのできるポイントをまだ見つけていないのですが、今日の場所からは約1/2を眺めることができます。最近各地に登場している大規模な鉄道模型ジオラマも顔負けの景色です。

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川沿いに線路は更に左手(西)に延びている。そして手前の木々の間に見えている線路に戻ってくる。

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中央から右手にある 飛行場の管制塔のような建物が試運転線のコントロール室。広い水面は沼田(ぬた)川。その向こうのやや狭い水面は三原内港。JR呉線は手前の山裾を走っているが見えない。

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試運転線は右手(東)の海岸を回って川沿いの車両工場の向こう側を通って1周する。海の向こうに黄色いタンクが建っているのが糸崎岸壁。

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階段状の屋根の工場は新聞輪転機の組立工場。手前に試運転線の駅が見える。

マカオLRT向け完成車群

マカオLRT向け完成車群

現在は中国マカオ特別行政区となって香港と同じく複雑な体制のマカオですが、「澳門軽軌鉄路」が開業すると初の鉄道となります。ゴムタイヤ式でも「鉄路」なのですね。広東省珠海市との国境(?)付近から南下し タイパ島までの21Kmの路線だそうです。開業がいつなのか、何両受注したのかなど詳しいことは判りませんが、21Kmもあれば相当な両数でしょう。ちなみに車体長が違うので単純比較はできませんが 全長18.4Kmの広島アストラムラインは1編成6両で24編成を有しています。

 

さて以前は試運転線上に載っていた広電555号は、広々とした草むらの中にポツンと置かれていました。もう走ることもなくここで余生を過ごすのでしょう。昭和30年 ナニワ工機の生まれですから もう還暦です。雨ざらしでかわいそうな状態ですが、広島県内で最期を過ごせたのがせめてもと思うことにします。

 

広電555号

広電555号

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