【53598】2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part6 復州湾塩田ナローを撮る その4

DSC_883618 ▲ 14:35 復州湾ナロー鉄路五島運輸站路線にはもう1つのハイライトがありました。14基の橋脚に支えられた鉄橋です。本土側から海の中道へは1992年に建築された比較的新しいコンクリート橋でした。中国鉄路を撮影してきていつも戦前か中華人民共和国建国後かを判断する1つの基準として、鉄橋は戦前の日本統治下または列強各国が建築したもの、コンクリート橋は建国後だろうと思っています、そう考えるとこの鉄橋は日本統治下時代に大日本塩業㈱によって建築されたと思われます。ここまで塩田開発が進んでいたとは驚きです。今のように機械化はなかったでしょうから数千人もの作業員が塩の採取、製塩作業に従事していたのでしょうね。

第4日目 10月13日

 

今日は、五島運輸站手前にある金城運輸站から撮影を始める事にしました。2日間の撮影で早朝に着かなくとも7時過ぎで十分と分かりました。今日は1時間遅くの出発で向かいます。

DSC_871201▲ 7:14 撮影地① Google座標; 39.436470,121.654366
金城運輸站ヤードの踏切に到着です。ここは道路の交通量が多い事もあって、遮断機が設置使用されていました。日本のような腕木式や昇開式とは違って柵が横に開閉する方式です。早速踏切番からダイヤ状況の聞き取り調査を行います。
前回来た時には踏切前右側にある鉄柵は設置されていませんでした。スルーで塩の積降場に入場できましたが、今回は入れないようになっていました。

DSC_871302▲ ここではナロー鉄路で運ばれた塩を国鉄線の車両に積替える作業が行われています。前回訪問時より堆く積み上げられていました。

DSCN606927▲ 7:37 まだソルトトレイン運行には時間があるようなので、街中食堂に入っての朝食です。
注文したのは懐かしい天津名物の老豆腐、鍋にいれられた柔らかい豆腐をお玉で掬ってお椀に入れます。そこに鶏出汁に数種類の醤油を加えて片栗粉でとろみを付けたスープを注ぎます。清朝時代の山東省で作られたのが起源だそうで、朝食の定番料理の1つです。

DSCN6073_1▲ これが出来上がり、長い揚げパンと相性が良いのですが、今日は豚マンも美味しそうだったのでこちらと合わせていただきました。

地図01▲ 8:08 撮影地② Google座標; 39.430001, 121.651684
国鉄線土盛り高架に上ってヤードの様子を見ながらの撮影開始です。

DSC_872203▲ 8:33 可愛いDLがヤード内で出たり入ったりで入換作業をやっていますが、中々こちら側まで出てきません。

DSC_873405▲ 8:59 ようやく32両のトロッコを牽引してやってきました。五島運輸站よりも6両多い編成です。

DSC_873606▲ 第2~4塩場へと向かっていきました。

DSC_874307DSC_875208▲ 9:06 次の編成が続行します。
同じく第2~4塩場へと向かっていきます。

こちら側から見える全面と側面には車両番号の表示がありませんのでDLの番号は分かりません。

それでは、塩場の積込場へと我々も向かいます。

DSC_875409▲ 9:27 Google座標; 39.424570, 121.631839
第2塩場に到着しますと、塩満載のソルトトレインが積込場を発車してきました。既に作業に入っていた列車がありました。

DSC_876510▲ 9:31 Google座標; 39.427309, 121.633878
ダッシュで運河沿いに撮影位置を変えてみました。

DSC_878211▲ 9:45 Google座標; 39.423115, 121.619371

DLが牽引してきた空車編成を待機線に置いてから単機で来ました。
積込中の編成を牽引するようです。
ここは第3塩場かと聞きますと、まだ第2塩場と申されます。ここも広大です。

DSC_878512DSC_879414DSC_878813▲ 空車が留置されている先にも線路は伸びています。この先に第3、第4と塩場があります。とにかく広大です。

DSC_880015▲ 乗って見なさいと言われ運転席を見せてもらいました。バスの変速ノブと同様です。運転する要領は一緒ですね。

DSC_880816▲ 風ですが、今日も同じで暴風が続いています。波の花が辺りを舞って服にも引っ付いてきます。着ていたウィンドブレーカーは塩を噴いたように白い水玉が出来ていました。

10:03 塩の積込はしばらくかかりそうです。どうしようかと相談の結果、やはり五島運輸站第5~7塩場から満載ソルトトレインを撮れていないのが悔しくてたまりません。今日は来るまで待とうと向かう事になりました。

10:35 約30分の道のりでした。車に乗っていても暴風の風きり音がすごいので、風を避けるために高速道路下で待つ事にしました。ここでもソルトトレインが来れば見えます。

12:35 待つ事2時間が経過しました。昨日は12:10頃に来ましたが、今日は同時刻になっても姿を現しません。暴風で取りやめになったのかも・・。
DSCN607630昼時刻は、作業員たちも昼食タイムです。その間は列車も動きませんので、こちらも昼食を取る事にしました。昨日と一緒のワンタン麺屋に行って直ぐにできるトマト入り麺の注文です。
昼食が終わった頃には、作業員から待っていた情報が得られました。第8塩場は積込作業を行っている。第5~7塩場の列車は、16時頃になるだろうとの事です。確実かどうかは確認のしようがありませんが、他に情報を得る手段はありません。
信じてみるかになりました。

DSC_883217DSC_8836_119▲ 14:35 待ち時間を利用して、どうせなら撮ってみたいと思っていました冒頭の鉄橋へと参りました。1本の電柱が中央にはありますが、中々の鉄橋です。車輪が見えるのが気に入りました。ここまで見える鉄橋は、そうはありません。

DSC_885420 DSC_886921▲ 14:55 気持ちが乗ってきたところで、続いて本土側の丘からの撮影です。この暴風では上からは身体が動いてシャッターブレは必至です。風が当たらない中腹からにしました。

DSC_887722▲ 26両編成の後部には何やら作業道具を積載した3両が増結されていました。

気になっていた鉄橋も撮り終え、これで心置きなく本番の撮影に臨めます。沈阳への列車の時間もあります。17時までは待てると向かいました。
DSC_888223 DSC_889824 DSC_893125▲ 15:56 連絡をもらった16時ピタリに塩満載のソルトトレインは姿を見せました。午前中と違って順光とはならずやや霞がかった背景になりましたが来てくれただけでも嬉しいカットになりました。

撮影後は余韻を楽しむようにゆっくりと高鐵普湾站へと向かいました。
DSCN6079_1▲ 17:07 普湾站に到着。丁度日没を迎えていました。

DSCN608131▲ 18:03 ここで一路順風!さんとはお別れです。「ようやく復州湾ナロー鉄路のリベンジを果たせました。ありがとうございました。」とお礼を申し上げてお見送りをしました。私はこれからも旅を続け、路面電車が2013年8月15日から走ったという瀋陽(沈阳)へと向かいます。

普湾18:17(G8021次)⇒19:52沈阳北
DSCN608734▲ 沈阳北への列車はCRH380B寒冷地型でした。マイナス40度での高速走行にも耐えるようにとドイツシーメンスからの技術供与もあって完成したCRH3型の発展形車両です。現在8両編成がハルピンに18本、沈阳に36本、北京に7本が配置されています。
設計最高速度400km/h、営業想定速度380km/h、車幅3,265㎜、出力9,200kw(8両編成)です。

DSCN609135_1▲ 18:20 乗車後検札が行われ水とお菓子が配られました。お菓子はビールのおつまみとしました。

DSCN609537▲ 乗車した1等車は8人だけでガラガラでしたがお隣はほぼ満員です。ただ中国鉄路では先頭車寄りから順に発売していきますので、3列車目以降は乗客なしもありうります。

DSCN609638▲ こちらは特等車8人定員ですが全て空席です。ちなみに沈阳北までの運賃・料金は特等298.5元(約4,925円)、1等251.5元(約4,150円)、156.5元(2,582円)です。

19:52 沈阳北站に定刻着、案内人さんと一緒にTaxi乗車で今日の宿「錦江之星沈阳故宫酒店」へと向かいました。
チェックインを済ませた後は夕食がてらに夜の街角散歩に出かけました。久しぶりの沈阳です。路面電車が開業なったのは市内中心部でなく開発が進む郊外です。地図を広げて明日の予定を練りながらの楽しみの就寝となりました。  Part7に続く

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