日本海縦断各駅停車のたび前編

昨年末の話ですが、青春18切符で大津~稚内までの各駅停車の旅を試みました。昨年九州の旅で、最南端の西大山~大津まで各駅停車の旅をしましたが、この続編、3月の北陸新幹線開業後は日本海縦断青春18切符の旅もできなくなりますのでこの時期が最後のチャンスとなります。22本の列車を乗り継いで、最後は宗谷岬まで行こうというものでした。日本海縦断の旅旅程
出発は12月15日、この冬は低気圧の急速な発達で特に北海道では大荒れになることが多く、この日も低気圧の接近が予報されていましたが、行ける所まで行こうということで予定通り出かけました。ところが長岡付近の大雪のため直江津から先が運休となり、直江津-新潟間は高速バスでつなぎ初日にして計画は挫折してしまいました。2日目は何とか予定通り北海道に入りましたが、木古内では風雨が強くなり予定していた江差線の普通列車は運休する恐れがあるため、急遽次の特急で函館に入りました。3日目は更に状況が悪化、朝から、札幌の近郊通勤列車を除き道内の全列車が運休となり、午後になって特急が運転再開し始めたものの、普通列車で札幌まではたどり着けそうになく、ここでも高速バスのお世話になって札幌へ入りました。4日目まだ道北と道東は終日運休が続き、行ける所までと旭川に移動し、5日目にようやくその日の朝から運転再開した列車で稚内にたどり着きました。但し帰りの飛行機の便の関係で日程の延長ができず、稚内滞在2時間あまりでとんぼ返りとなりました。と言う事で実際の行程は大幅に変わってしまいました。日本海縦断の旅旅程(実際デジ青投稿用)IMG_1379k↑近江塩津あたりから雪景色、稚内まで雪は消えることがなかった

IMG_1381k↑第4ランナーの金沢発富山行きはわずか2両のワンマン運転、新幹線開業前にすでにサービス低下か?

IMG_1383k↑第5ランナーの富山発直江津行き、3月のダイヤ改正で521系に置き換え

IMG_1399k↑2日目第1ランナーの村上発酒田行きキハ110、電化区間なのに気動車が走るのはなぜ?

IMG_1404k↑2日目第2ランナーの酒田発秋田行き

IMG_1409k↑2日目第5ランナーの青森発蟹田行き、やっとロングシートから解放、車両は古いがやはりクロスシートに限る

IMG_1426k↑3日目函館で半日足止めの間に観光、函館港の新島襄ブロンズ像、2002年にできたそうです。

IMG_1430k↑新島襄海外渡航の地碑も雪に埋もれていました。貼りついた雪をどけたが上までは届かず。

IMG_1443k↑低気圧の影響で函館でも時折吹雪に

IMG_1477k↑4日目は札幌で足止め、小樽の手宮線跡の遊歩道に行くと、なぜか中国人の観光客が集まって写真を撮っていた

IMG_1486k↑小樽築港で見たラッセル車、今年は出番が多そう

IMG_1490k↑4日目第2ランナーの岩見沢発旭川行き、やっと翌日は宗谷本線動くことがわかって一安心、旭川を目指す
各駅停車の旅らしかったのは2日目と5日目くらいですが、2日目の羽越本線、奥羽本線は酒田から青森まで700系のロングシートで2回の乗換えで5時間半、沿線風景も単調で、準特急先輩の言われる東海道青春18切符の忍耐区間熱海-浜松の倍以上あります。さすがにうんざりして居眠りが多くなります。これに対して5日目の旭川-稚内は1日1往復しかない直通列車で乗車時間は6時間近くになるものの転換クロスシートで退屈せず車窓を楽しめます。ところでこの旭川-稚内間は259.4km、近江塩津-播州赤穂間261.0kmとほぼ同じ距離で、各停(明石-高槻間快速)は5時間1分のところ5時間51分かかります。但し音威子府、幌延での停車時間42分引くと5時間9分で遜色ありません。駅間が長く、停車駅が少ないものの健闘しているのではないでしょうか。宗谷本線の旅は次の投稿で御紹介したいと思います。

日本海縦断各駅停車のたび前編」への4件のフィードバック

  1. 大津のハチロク様
    厳しい天候が予想される時期に日本海沿いや北海道を青春18きっぷでよくチャレンジされたものですね。また、長時間のロングシートはいけませんね。昔の関西線の名古屋~湊町間のキハ35や東海道線静岡界隈のロングシート車はうんざりです。東北地方の700系はスタイルも角張っていて冷たい感じで苦手な電車の一つです。今日も日帰りで弘前に行ってきましたが奥羽線で乗車したのは700系でした。しかし、スピードや加速は凄いですね。青春の旅では度々バスに変更したり予定通りに行かなかったようですが何れにしましても恐れ入りました。私の18きっぷの1日最長乗車区間は広島~東京です。それでは大津でお世話になりますが、宜しくお願いします。

    • 準特急様
      コメントありがとうございます。
      青春18切符もだんだんと使いにくくなりました。今まで富山、直江津へはこの切符を使って何度か行きましたが、これからは金沢-直江津の区間だけで3,300円の別料金が必要になります。日本海のよさは、やはり冬でしょうか、今回はそれを充分に楽しませて頂きました。ところで、準特急先輩は3日には東ウラさんと信越線方面に行かれていたのではなかったでしょうか。一昨日は弘前ですか、相変らずあちらこちらお元気に飛び回られて、脱帽です。14日お会いできるのを楽しみにしております。

  2. 大津の86様
    東ウラさんの車で大津のハチロクさんの先輩が蒸機時代に野ツボにはまったとかいう場所のあたりに行ってきました。昔の駅名は柏原です。お元気なお年寄りはまずぶんしゅう旅日記さん、東ウラさんです。私は国内で精一杯です。しかし、今は場所によってはまだ雪が結構ありましてそのうちにぶっ倒れるかもしれません。申し遅れましたが、函館の新島襄出航の地は私ももう何十年前かに行ったことがあります。

    • 準特急様
      柏原が今の黒姫で、隣の妙高高原も名前が昔は田口でしたね。両親がスキー好きだったので、田口の近くにある池の平スキー場によく行きました。今はもうないでしょうが加島屋という旅館が決まった宿で、行く時はたいてい直江津経由の夜行で、朝、直江津の駅前で朝食にそばを食べてから行ったものです。1967年4月号の時刻表では、柏原、田口でしたが、1969年10月号では黒姫、妙高高原に変わっていました。いつごろ変わったのでしょうか、ちょっと昔を思い出しました。ありがとうございました。

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