2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part7 ブカレストその5 トラムに乗っての街散策 前編

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DSCN8455_100家にいる時は食事の支度は私の役目、海外に参った時は変わった食材がないか見るのが旅の楽しみの1つです。今回もトラム車窓から市場を発見したので直ぐ降りて探索です。
その市場で明るく元気よく野菜を売っておられるお姉さん、並べられた野菜たちもより新鮮に見えます。左下には初めて見る白い人参が積まれていました。
でもこれはパースニップと呼ばれるセリ科の二年草で、似てはいますが人参ではありません。風味はニンジンに似ており糖分多く、甘みが濃厚だそうで煮崩れしないため、ポトフやシチュー、ボルシチなどの煮込み料理に使われているそうです。古代ギリシャの時代から地中海周辺で作られており、食用だけではなく薬用としても使われて日本でもネットの八百屋さんで売ってはいます。


第3日目 2月13日 その4

③ Bd 1 Decembrie(Dristorulii)12:18(トラム)⇒12:35 Complex RATB Titan

国鉄駅、メトロと見てきましたので次はトラムに乗ってブカレストの町を車窓から見て楽しみます。メトロのDristor駅からは地上に上がり、どこへ行くのか分かりませんが来た23系統トラムに乗車しました。東方向へと向かいます。

▲ ipadを取り出してナビゲーションしてみますと、このトラム路線はメトロ3号線の上を走っています。高速移動のメトロとメトロの長い駅間を補うトラムの理想的な都市内の交通体系が出来ていますが、トラムと言えど道路中央の専用軌道を走りけっして遅くはありません。むしろ短距離なら地下ホームに下りてしばらく待つメトロよりも到達時間が早い場合があります。頻繁に運行されるトラムはブカレスト市民に密着した交通機関です。

DSC_2464_100▲ 12:35 約6キロの道のりを約17分(平均速度21.2km/h)で終点のComplex RATB Titanに到着しました。ここでトラムは本線から側線へと渡り、ループ線を回っての折り返しです。

DSC_2457_00[googlemap lat=”44.406143798171804″ lng=”26.20236039161682″ align=”undefined” width=”540px” height=”350px” zoom=”17″ type=”G_HYBRID_MAP”]44.406144,26.20236[/googlemap]
12:37 先に来ていたトラムが押し出されるように本線に入って待合客を乗せての発車です。写真を撮ってから次のトラムに乗車して引き返しです。

01_市場▲ 13:02 ドッと乗車が降りられたのでよく見ますと往路では見過ごしていた市場があるようです。一緒に降りて散策です。

日頃見かけぬ食材を見ていますと、売り子のおばちゃま達も東洋人が珍しそうであちこちで一緒にツッーショトを撮りたいとスマホを持たれて囲まれてしまいました。
しばしの和やかな時を楽しんでからは再びトラムに乗り込みました。

DSC_248227▲ 13:10 市場で買い物をした客で賑わうLiviu Rebreanu電停に到着したのは27系統096号車です。

▲ 13:26 電停で撮り鉄後トラムに再乗車です。広い道路の専用軌道かと思っていましたが所々には狭い街角を走る区間もあります。
④ Liviu Rebreanu 13:26⇒13:48 Parcul Carol

DSC_2533_100▲ 13:48 キャロルパーク(Parcul Carol)前を走るトラム137号車。ipadで地図を見ていますと広い公園前に3方向に分岐した交差点がありましたので、良い撮影ポイントではと、降りてみました。バックに見えるのが公園なのですが、順光でもなく期待した結果にはなりません。トラムが走る道路併用軌道はここからぐっと狭くなります。ここからは歩きながらの撮影です。

DSC_254200▲ 13:50 その後ろ側には古そうな館がありましたので、こちらの方が良いかなとシャッターを切りました。中世都市風な光景を走行してくれるのを求めていますが中々見つけられりません。

DSC_255301▲ 13:53 見るのは同じデザインのV2、V3型ばかりでウンザリしていましたらタトラT4R型がやって来ました。1973~1975年にかけて131両が投入されたそうで旧共産国の流れを感じさせてくれます。47系統3393号車です。

DSC_256602▲ 撮っていましたら横で小学生が何やらダンスを披露してくれました。どんなダンスなのでしょうか。

DSC_257003▲ 14:00 この辺りは道路併用軌道ですがご覧の通り道路は駐車する車で溢れています。真ん中の軌道スペースを悠々とトラムが走行します。7系統271号車です。

DSC_262806▲ T字路でDepoul Alexandia方面からの路線と合流して統一広場へと向かいます。

DSC_258505▲ 14:06 1区間、27系統に乗っての終着、Piata Ynirii(統一広場)。7・27・32・47系統の起点電停で続々とトラムが到着してループを回って大勢の乗客を乗せて発車していきます。中でも多いのが32系統で、ほぼ3~5分ヘッドのピストンで発車していきますがどれもギュウギュウの超満員です。

[googlemap lat=”44.426576″ lng=”26.100212000000056″ align=”center” width=”580px” height=”350px” zoom=”15″ type=”G_HYBRID_MAP”]統一広場[/googlemap]統一広場は巨大な広さを誇ります。西方向に約400m行くと故チャウシェスク大統領が建築した米国ペンタゴンに次ぐ、世界第2の巨大建築物巨大な宮殿、国会宮殿(国民の館)があります。付近には百貨店もあって賑わっていました。メトロ2号線の駅もあります。

RETEA GENERALA 16.07.2014.201...▲ これまでに乗車した区間です。まだまだ1部、夜行列車の発車時間まで頑張ります。
Part8に続く

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