2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part24 Cluj-Napoca(クルージ・ナポカのトラム)、夜のクルージ・ナポカ駅

DSC_640637▲ 夕闇迫った中世時代から続く街並みを行くトラム。この路線にはかつて、煙を噴き上げながら蒸気トラムが走りました。今日は重い靴にもめげずに鉄路・トラム沿線を歩いての撮り鉄でした。

第12日目 2月22日 その3

ルーマニア鉄道の撮影に連れて行っていただいたルーマニア人青年の2人と続いてのトラム撮影です。

DSC_633328▲ 16:31 クルージ・ナポカ駅から100系統49号車が行きます。

02_路線図_100

DSC_633729▲ 16:44 クルージ・ナポカ駅に戻りました。ここで青年たちから切符は往復分と聞きました。残っている数枚の切符を見せると今度来た時に使ってくださいと、ごもっともです。101系統80号車がホームに入ってきましたので乗車して旧市街地を目指します。車体色は白と緑のツートンです。

01_DSC_6346_100▲ 17:00 ここが良いだろうと連れて行っていただいたのは、Sola Sporturilor電停。
付近はスポーツ施設の建造物が並びます。もっとも大きいのは、地元のサーカーチーム FC Universitatea Clujが本拠地としているCluj Arena
2011年10月に新しく建造されています。丁度開催日のようで観客されるファンの方々が降りられました。
到着したトラムは101系統の79号車。ここで青年たちとはまた来てくださいと言われてお別れです。ありがとうございました。
DSC_6341_100DSC_635330▲ 撮影地 Google座標; 46.768132, 23.570248
今日はTatraKT4型のオンパレードで、5連節低床車は見る事はありませんでした。日曜日は走っていないのかも・・。トラムは上が折り返してきた80号車、下は手前が101系統の18号車と後101系統の79号車の擦れ違いです。
旧市街地は乗降客も多く、”Cart.Manastur~P-ta Gariino” 区間運行の101系統が殆どで、通し運行の102系統はあまり見かけられません。

カーブで形式写真を撮るには最適だがバックがさえないので、旧市街での撮影としました。

DSC_636031▲ 17:16 撮影地 ”G.Baritiu”電停 Google座標; 46.773577, 23.588094
トラムは乗ってきた101系統の18号車です。

DSC_638034

DSC_636832▲ 市内を流れるCanalul Somesul Mic(ソメシュル川)に架かるのは広い道路併用橋です。この辺りに中世時代からの建造物が多く見かけられます。ただ車の交通量も多く、トラムを撮るにもかぶってしまう事が殆どで苦労しました。トラムは101系統の80号車です。

DSC_6376_100▲ 橋を渡ると、ホォレア通り(Str.Horea)からの交差点を曲がります。

DSCN975861DSC_639135DSC_640838▲ クルージ・ナポカ駅までは、両側に古い街並みが続きます。

DSC_639536DSC_6395_300▲ 朝に来た電停ですが右に見える電停名を拡大すると”Horea”と読めます。上下の電停が離れていますのでそれぞれに違った名前が表示してあるのか?

03_Map3一旦ホテルに戻って、明日の列車をどうするのかの検討です。
明日はCluj-Napocaから南西へ鉄路で320キロの町「Timisoara 」へと参ります。ノミネートしていた列車は2案、
① クルージ・ナポカ 05:45⇒11:26 ティミシュアラ(Timisoara)
② クルージ・ナポカ 10:12⇒12:40 オラデア(Oradea)16:04⇒19:58 ティミシュアラ

①は、朝は早いが乗換なしに着きます。ティミシュアラのトラムは営業距離が長いので十分撮影時間を取っておきたいので第1希望にしていました。
②は、朝ゆっくりとできますがオラデアでの乗換が必要で、3時間15分も待ち時間があります。ティミシュアラに着くのも遅い。初めての町に宵闇に中に着くのは経験上難儀です。
さてどうしたもんだろうと悩んでいましたが、オラデアにもトラムが走っているのに気が付きました。5:45発は早すぎるが10:12発は遅すぎと時刻表とにらめっこしていましたら、7:45発のオラデア行きを見つけました。

③ クルージ・ナポカ 07:45⇒11:40 オラデア(Oradea)16:04⇒19:58 ティミシュアラ
オラデアでの乗換時間が4時間20分になりますのでトラムも撮りに行けます。これで決めようとクルージ・ナポカ駅に向かいました。
DSCN9776_100▲ 19:23 閑散としたホールです。切符売場も空いていて希望通りに難なく切符は買えました。これで明日は安心です。

DSCN979064▲ 19:27 1番線で発車待ちは、19:30発のブカレスト行きの4112列車。わずか3両の編成ですが途中駅で増結すると思われます。牽引するのは電気機関車41-0029-3号機です。

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▲ 17:27 3番線はディーゼル機関車65-1300-6号機牽引の5両編成の18:22発のBaia Mare行きと思われます。65型は軸配置Co’Co’、2,100 PS、最高速度120km/h、 2004年から製造されています。
DSCN979565▲ 夜のクルージ・ナポカ駅前電停。深夜運行はありませんが23時近くまで走っています。

今日も良く歩きましたが、問題は靴の重さです。耐寒用SORELのブーツは両足で1.4㌔の重さです。雪道、凍結路には抜群の対応ですが街歩きには重いだけです。疲れました。これではホテルへの長い坂道は登りきれません。駅前売店で軽い運動靴を買う事にしました。これで機動力アップです。
DSCN979966夕食はサンドイッチ6.5Lei(約202円)です。ビールはホテル前にミニスーパーがありますのでこちらで調達でした。

一人旅になっての1日目が過ぎました。何となくいつもの調子を取り戻せたようです。明日からはスイッチを入れて全開で臨みます。  Part25に続く

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