1994年ＧＷ、就職した息子が配置された上尾に始めての訪問は、その帰途が２度目の大井川鉄道訪問となった。この年の５月下旬、所属していた海外鉄道研究会20周年行事が大井川鉄道中心に挙行されるにあたり、関西支部幹事の一員として下見を兼ねて立ち寄った。本心は白井さんに京阪特急の運転予定日を聞くことであったが、来年の「もみじシーズンには間に合わせたい」との返事を得た。この日は新金谷駅留置線で先に紹介した改造前の京阪特急を撮り、千頭往復を終えたＳＬ急行が新金谷から回送され、Ｃ11を外したところをキャッチした。アンパンマン列車が走ったのは1998年で、2000年のＪＲ四国より大井川の方が２年早い。
ＳＬ急行での運用車のほんどはオハ35、47系である。
知らない間に子供の人気者と提携していた。
ＥＬは牽引ではなく押し上げ用あり、列車後部で力を発揮している。
この年1994年の大井川本線所属車両は次の通りであった。機関車：ＥＤ101～Ｅ103。可動車Ｃ11 227、312、Ｃ56 44。整備中Ｃ10 8。整備待Ｃ12 164、208。電車：モハ6011＋クハ6061。モハ3822、3829＋クハ3829、2829。モハ311＋クハ311。クハ861。モハ312、313＋クハ512、513。モハ1105。モハ1001＋クハ1002。モハ21001＋21002。客車：オハ35 22、149、435、459、559、857。オハ47 81、380、398、513。オハフ33 215、469。スイテ 821。ナロ 801、802。日本ナショナルトラスト所有：スハフ43 2、3。オハニ 36 7。821は展望車、801、802は転換クロスで、共に定員30人、貸切車で運用されていた。
元は貴賓車で、スロフと命名されたが、この時は倉庫代用。
スハフだが、本来の目的は作業員用であった。1999年にはＤＲＦＣ専用車となった。
スロニの後部網囲いは登山用具搭載用で、展望室ではない。
スロフとなっているが本来はハ、つまり一般乗客用である。
スハフ一般乗客用であり、オールロングシート車である。
客車はすべて元貨車で、一部は日車、殆どは自社改造だ。
井川線所属車両は次の通りであった。機関車EL：ED901～903、DL：DD201～206。客車：スロフ 1、2。スハフ4～7。スロニ201,202。スロフ301～313。スハフ501～503。クハ：601～604。井川方にDL機の運転台を装備している。スロフ、スハフは共に一般用客車。スロ二の金谷方に登山者用として開放荷台がある。貨車の連結器は2段装備で、中央高い方は大井川本線用、右側低い方は井川線用と区分されている。長物車（チキ）もあるが、本線での貨車運用は見たことが無いから説明不能である。
10年に亘りお世話になった吉川屋旅館。
お別れは桜を入れてと、珍しく構図に凝ってみたが？
またもやスカタン2件。情けない老人をお笑い下さい！
① ELは牽引ではなく押し上げ用【で】あり、枠内追加です。
② 末尾の写真の下に文章の追加です。
2004年、クローバー会有志3人にJTS会員一人を加えて宿泊した清算の時、奥さんから廃業を告げられた。2007年、東上の途中に新金谷の本社に寄れば定期検査で家山留置と聞き、見に行ってみたら床下機器20ケ所以上がチエックされており驚いた。でも2年後に出場したとの便りを鶴亀氏から貰い2010年4月3日、東上の途中に立ち寄り新金谷駅でダイヤを聞いてタクシーで大代川鉄橋へ追いかけたのが上掲の一景となった。その5年後、2015年5月3日、息子は老人の喜寿の祝いを一族全員乗車のかわね路号でやってくれた。京阪特急は前年またもや留置車となり、家山の側線にあったが「さよなら」と、車中で呟いただけでお別れとした。