福井見聞録　2016年冬　Part2　えちぜん鉄道、北陸新幹線高架を走る

▲　北陸新幹線高架に仮設された軌道を新福井から福井に向かう列車。わずか800ｍとはいえ新幹線の高架橋に別の電車が走るとは阪急に続いて2度目の歴史的な出来事です。阪急が約8ケ月だったのに比べて今回は約3年間と長きになる予定です。

第1日目　2月6日　その2

12：36　食後は勝山駅に戻りました。

本日

2013年10月21日訪問時

▲　1914（大正3）年3月11日に開業、登録有形文化財にも登録されています風情ある勝山駅の構内ですが2013年10月に来た時と少し変わっています。展示室内は新たに喫茶が出来ていました。以前の勝山駅の訪問記はこちらです。

▲　雪の多い駅です。降雪時対応の用具1式が備えられています。1番線ホームと向かいの2番線ホームへの通路移動のために傘まで用意されていました。

▲　勝山永平寺線の勝山から三国芦原線の三国港へと向かいます。福井口～西別院には前回工事中だったまつもと茶屋が2015（平成27）年9月27日に開業していました。

⑤　勝山12：49⇒13：39福井口13：43⇒14：28三国港
▲　14：28　福井口で乗り換えて、乗車距離51.5㌔、所要時間1時間39分で三国港到着。車内でタブレットを見ながら沿線案内されるアテンダントさんも同じく乗換えて通しの乗車でした。お聞きしますと、福井で折り返すこともある仕業勤務で1日3往復はされるそうです。華やかそうな仕事ですが、毎日走る電車に立ち詰めは体力勝負の仕事でもあります。

▲　途中、勝山永平寺線と三国芦原線が分岐する福井口の車両基地で黄色の新車両2編成が見えました。

福井鉄道との相互乗り入れに使用される100％低床車で、FUKURAMUと違っている所は中間車がない2両連接車だという事です。
運転手さんの話しですと、深夜に1回だけ試運転が行われたようで、3月27日開業までには運転教習が順次行われるそうです。

▲　1913年（大正2年）1月1日、国鉄三国港荷扱所として開業した三国港の駅舎です。今回は真ん中に石油ストーブが1台置かれている冬模様です。

そのまま折返しの乗って三国港を出ましたがいろいろと情報をお聞きしていたアテンダントさんから「後続電車に乗務されている先輩なら私には分かっていないところを説明してくださると思います。尊敬しています先輩ですので是非に乗車してください。」との助言をいただきました。三国港～三国で撮りたい撮影場所もありましたので次の三国で一旦下車しましたが、降りて直ぐにみぞれ混じりの強い雨が降ってきました。駅舎からは動けません。撮影は諦めざるをえなくなりました。
仕方なく次に入線してきた三国港行きに乗車して引き返して仕切り直しです。紹介していただいたアテンダントさんが乗務しておられました。

⑤　三国港14：39⇒14：41三国14：56⇒14：58三国港15：09⇒16：59新福井
▲　15：38　福井鉄道との相互乗入れが実施されるえちぜん鉄道側折返し駅の鷲塚針原ですが低床式ホームは現在まだ工事中です。それほどの工事ではないので開業日の3月27日までには間に合いそうですね。

▲　15：43　新田塚はまだ基礎工事中でした。ご覧の通りみぞれ混じりの雨は降る続いています。

▲　15：58　福井口で勝山からの路線と合流して福井に向かいます。福井駅付近連続立体交差事業により、昨年9月27日から工事完了まで北陸新幹線高架を走ることになりました。列車は急勾配の渡り線に入り、高架軌道に移動して行きます。
▲　逆の新福井から福井口をみた光景です。高架複線から単線になり地上への渡り線を下ります。

▲　渡り線は単線ですが、高架線は複線になっています。地上線から高架線となった新福井に入線する列車です。