八月だ、もっと熱くなろう!2016年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part8 ソロからスラバヤへ

第4日目 8月5日 その2

【 変身車両 】
DSCN6459108DSCN6460109▲ 16:10 ホテルに寄って預けた荷物を受け取ってからソロ駅へと参りました。

発車待ちで停車していたのは電車をディーゼルカーに改造したKRDE(Kereta Rel Diesel Elektrik)車両です。
日本からの中古電車の輸入が増加したためにまだ耐用年数に達していない余剰となった旧来の電車が再使用のために改造を受け都市近郊線に投入されました。スピードアップによる都市間輸送に寄与して利用客増につながったようです。

DSCN6456_101DSCN6471114DSCN6472115▲ 反対側の先頭車の半室は改造されて発電エンジンが設置されています。お手軽な電気式ディーゼルカーの誕生です。

DSCN6461110▲ 朝乗ったディーゼルカーとは違ってロングシートの車内です。まあまあの乗車率です。

DSCN6465111▲ 駅舎側にはスナックコーナーも設置されて乗車待ちのお客さんがくつろいでおられます。

④ ソロ16:52(Argo Wilis)⇒20:19スラバヤ
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DSCN6103_200035▲ スラビアまでのきっぷです。ジャカルタのガンビアで一緒に買いましたので高齢者割引が適応されています。コマーシャル(優等列車)だけに設定された割引のようです。

02_kippu2_100▲ 列車が発車するのは柵で仕切られた1番線ホームからです。2カ所に改札口が設置されていて、ボーディングパスのチェックが行われました。

DSCN6467112DSCN6469113▲ 乗車する1番線の待合室です。オープンスペースなので空調がありません。そのために大型の扇風機が置かれていますが、下に水タンクが置かれたミスト吹き出し付きです。
これが結構涼しくて、しばし扇風機前に立って熱くなった体を冷ましました。

最近JR西日本の駅では冷風機が設置されているのを見かけますが、ミスト付きでもそこそこ冷たさを感じました。

DSCN647511601_食堂車メニュー▲ 今回は車内販売弁当の注文はパスしましたが、注文は結構あるようでひっきりなしに列車乗務員が往来されていました。

左が列車乗務員がオーダーを聞きに来るときの注文書です。
インドネシア風焼きめしのNasiGoreng(ナシゴレン)と定食弁当はRp30,000(約236円)で、値段は高くはありませんが、以前と比べるとお味が・・・。

スラバヤまでの3時間27分の乗り鉄旅はあっという間でした。暮れゆく車窓からインドネシアの焦げる大地を見ながらウトウトとしていました。

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DSCN648812001_Map▲ 20:19 定刻にスラバヤの到着です。皆さん出口に向かわれますが、私はじっと我慢で列車が回送で引き揚げた後、駅員にホームから見えるホテルを指さしてあのホテルへ行きたいと言います。すると、嫌な顔せず出口とは逆方向へ連れて行ってくださいました。そしてカギのしまった出口を開けて外に出してくださいました。

そうなんです。このホテルに行くには正規のルートで外に出ると駅を一周しなくてはならなく時間がかかりますが、半分に短縮できる秘密の最短ルートがあるのです。
駅員に頼まなければ行けないルートで、ホテル宿泊客ののコメントから知りました。

▲ 20:25 宿泊したホテルは、Sahid Hotel Surabaya、日本から事前のエクスペディア予約申し込みで、日本決済払いで3,445円でした。古いホテルなので部屋はとても広くて今までなかった冷蔵庫もついていました。勿論、大きな窓もあって下にはスラバア駅を出入りする列車が見えます。良いホテルなのですが、全体に補修が十分でなく老朽化に任せています。もう少し手を入れてやれば1ランク、2クラス違ったホテルになるのですが・・、仕上げの荒っぽいのはインドネシア鉄道の車両と同様です。もう一歩二歩、進まなければ日本並みのサービスには届きません。

【 迷った、スラビア空港へのルー ト】
明日は、ようやく本隊の皆さんと合流です。合流地はスラビア空港なのですが、今回1日目にジャカルタ空港から市内のホテルまでのタクシー選択をミスってしまいボラれた苦い経験があります。タクシーならいくらかかるのか地球の歩き方を見ても情報はありません。折角、鉄道駅近くにいますので空港近くまで列車で行くのも選択肢ですが、荷物を持っての移動は大変です。こんな時は地元に精通した方がおられれば意見をお聞きできるのでは思っていますと、神谷さんから届いていたメールに明日空港で同じく合流されるスラビア駐在員の古賀さんがおられたのに気づきました。初めての直接メールは失礼になりますが、これしか解決方法はないかと問い合わせメールを打ちました。すると、早朝に返信メールが来ました。

「グブン駅近くのサヒッドにお泊まりですか。あそこから空港第2ターミナルですと、高速は使わず下道だけで、そうですね、12万〜15万くらいかと思われます。空港に入るときに4千ルビアくらい別途請求があるかもしれません。
評判の良いbluebirdや、サヒッドは確かBosowaタクシー  が入っていたかと思いますが、いずれも問題なくメーターで行ってくれると思います。
国鉄を使う場合ですが、グブン駅のエコノミー側(西側。サヒッドから近い側)から、シドアルジョ方面ポロン行きのコミューター列車に乗ってワル駅で降りると、歩道橋を渡った反対側(西)側にプラバヤ(ブングラシー)というバスターミナルがあり、そこからDAMRI社の空港リムジンバスがあり、これが空港までの最安ルートになります。このワル駅か、次のサウォトラタップ駅で降りてタクシー  で空港に向かうのも、まあ安いですね。
問題は、ちょうどいい時間にコミューター列車があるか、ですが…」

助かりました。早速国鉄で行く案をネットで検索しますと、確認はできていませんが丁度いい時間に着けるダイヤが出てきました。
グブン(Surabaya Gubeug)9:00(KA87)⇒9:47ワル(Waru)
バスターミナル10:11(Bus)⇒10:41
何とか行けそうですが、古賀さんのメールに「歩道橋を渡った・・・」と書かれていたことに引っ掛かりが出ました。荷物(キャリアー15kg+カメラリック18㎏)は、結構重いのです。歩道橋の上り下りは辛いものがあります。タクシー代が高くてもRp154,000(約1,214円)ですので、辛さを考えると、タクシー利用の方がよさそうです。フロントに行って古賀さんお薦めのbluebirdタクシーかメーターで行ってくれるタクシーを指名して呼んでもらうことにしました。
Part9へ続く

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