2016年 西方見聞録 Part13 チューリッヒのトラムに乗る、撮る⑤ ドルダー鉄道(ラック式)

第4日目 9月21日 その2

dsc_9655579dsc_8954015_100▲ 9:02 レーマーホーフ(Römerhof)電停
Google座標; 47.368281, 8.560636
8系統のトラムに乗って次に向かったのはもう1つの点線路線です。ここも立派な石造りの建造物の中に駅がありました。

◀▼ トラムは③⑧系統とT次形に合流する⑮系統が発着します。

dsc_8956016dsc_9656580105▲ 9:10 先ほどのポリバーンケーブルと同様のビル内に駅があるようです。入口にはドルダー鉄道(Dolderbahn)の案内表示があります。

dsc_9658582107▲ 9:11 レーマーホーフ(Römerhof)電停に入っていきますと丁度トラムは発車したばかりです。レールを見ますと何と軌道間にラックレールが入っています。昨年ハンガリーのブタペストで見たのと同様の都会を走るラック式鉄道です。ケーブルカーあり、ラック式鉄道あり、中々チューリッヒのトラムはバリエーション豊かで楽しませてくれます。
タバコ、お酒からパン、ガム等取り揃えが豊富なKIOSKがありましたのでドリップコーヒーを注文して次のトラムを待つことにしました。

ドルダー鉄道(Dolderbahn)】
ドルダーヴァルト
に開発されたドルダーグランドホテルとドルダーレクリエーションエリアと市内を結ぶための交通機関として建設されました。施工主は Dolderbahn-Aktiengesellschafで、1895年にゲージ幅1,000㎜、のケーブルカーとして1895年7月13日に開業しました。
1971年になり新会社Dolderbahn-Betriebs-AGに譲渡されてラック式に変換することになり1973年9月30日に再オープンしました。ラックレールは1枚歯のフォン・ロール式です。
DC600V架線、1,000㎜ゲージはそのまま、最大傾斜19.6%、路線長11,328m、高低差162m。
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Römerhof電停に掲示されていた路線図です。ここは点線表示ではありません。

dsc_9659583_100▲ 、6:20~23:30と夜遅くまで毎日運行しています。近郊電車と同様なダイヤです。

dsc_9664588_100▲ 9:16 折り返しトラムが戻ってきました。

dscn8559_10025号線は上からドルダー駅(Bergstaition)、ヴァルトドルダー(Waldhaus Dolder駅、ティトリスシュトラッセ(Titlisstrasse)駅、レーマーホーフ(Römerhof)駅と、中間駅が2駅あります。

▼ 下のレーマーホーフ駅からの前面展望です。

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dscn8583173▲ 9:227 途中2駅に停まっての所要時間は約6分間でした。

dsc_9682606_100▲ ここだけ電停名にStaitionが付いていますドルダー駅(Bergstaition)です。待合室があるわけでなく駅前広場も車が数台置けますが周囲を見渡しても人家はない寂しい駅です。発着本数も結構ありますが、どんな人が乗っているのでしょうか?

dscn8588174▲ 9:29 折り返しの列車も私を入れても5名の乗車です。運転手さんからどこから来たのか質問が出ましたので日本の京都と返答すると、遠いところから鉄道を撮りに来たとは”ありがとう”と感謝のお言葉をいただきました。

dsc_9686610_100▲ 9:32 中間のヴァルトドルダー(Waldhaus Dolder駅です。帰路はチューリッヒ湖を見下ろしながら下りていきます。今日は霞が架かっていてハッキリとは見えませんが澄んでいれば綺麗でしょうね。

dsc_9692616125dsc_9695619126▲ 上り列車との交換ですが、ポイントのレールは対向列車が過ぎればスムーズにすう~と曲がってくれます。上手く曲がるもんだと感心です。

dsc_9697621127▲ 9:35 もう1つの中間駅、ティトリスシュトラッセ(Titlisstrasse)駅

dsc_9700624130▲ 9:37 下のレ ーマーホーフ(Römerhof)駅に到着です。半分ぐらいしか分かりませんでしたが沿線の案内をしていただいた運転手さんに感謝、感謝です。

dsc_9706630_100▲ 9:45 トラムの電停へ戻りました。中心部で乗降が極めて多い電停ではないと思いますが、ホーム幅は十二分に確保されています。公共交通機関優先の施策が行き届いています。

▼ 次はS18バーンに行こうと電停に掲示してある路線図をしげしげと見直しますと、もう1本点線表示のトラム路線23系統に気が付きました。
dscn8608_100▲ 高齢に近づくとうっかりミスが多くになってきます。これは行ってみなければなりません。乗換えを必要としますがトラムに乗って向かうことにしました。 Part14へ続く

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