七里の渡し他

乙訓の老人さんの東海道シリーズ[82419]「東海道の電車を楽しむ-その7-」では冒頭で七里の渡しの話がありました。旅人はワクワクしたそうです。私などは乗る前から船酔いに悩まされそうですが、当時はどうだったのでしょうか。用を足すのはどうしたのでしょうか。

さて、七里の渡しの前に前回の[81902]のコメントで触れさせていただきました御油の松並木とこのあたりの名鉄電車を見ていただきます。御油の松並木は見事なもので江戸時代にタイムスリップしたような感じがします。坂本龍馬も八重さんもここを通ったことであろうと思いながら歩けるのが五十三次の徒歩の旅の面白いところです。2013年12月7日▼

御油の松並木の説明▼

 

名鉄御油付近から東海道は山間部に入りますが、名電長沢駅から撮った急行豊川稲荷行き3502です。山の中の雰囲気が駅ホームから撮れます。2017年1月4日▼

 

東海道から見た名電長沢を出た普通列車の東岡崎行き3401他4連です。後ろの壁は東名高速道路です。このあたりは旧道の東海道はなくなって国道1号線に吸収されています。2017.1.4▼

 

名電長沢-本宿間は有名撮影地で私もパノラマカー時代から何回か来ております。写真は同一形式のすれ違いで右は特急豊橋行き1112、左は快速特急新鵜沼行き1111です。時にはこのような写真を撮ることもできます。2017.1.4▼

 

さてここで本題の七里の渡しに移りますが、最初は宮(熱田神宮)の渡しです。いろいろと変遷があったのでしょうが伊勢湾は遠くて見えない様です。2015年3月20日▼宮の渡しの説明▼

 

今度は桑名の渡しです。私はJRと近鉄による陸路で七里を越えました。ここも伊勢湾は見えず、直ぐ近くには戊辰戦争で新政府軍と戦った桑名藩の城址があります。2015年11月7日▼

桑名の渡し説明▼

 

以上ですが、乙訓の老人さんの東海道電車シリーズはJR、近鉄北勢線、三岐鉄道、近江鉄道、京阪京津線を紹介されており既に三条大橋に到達されたと思います。私の徒歩の旅は近鉄名古屋線の伊勢朝日でストップしたままです。この駅の名古屋側にある踏切が旧東海道です。従いましてまだ鈴鹿峠を越えてはいません。何時になることやら、ひょっとしてこの歳では無理かなと思う今日この頃です。電車に戻りますが伊勢朝日駅を通過した近鉄2010の急行四日市行きです。この電車も近鉄の本流の顔をしていますが、ビスターカーⅡ世の機器を使っているそうです。左奥に見えているのが伊勢朝日駅です。2013年5月9日▼

七里の渡し他」への2件のフィードバック

  1. 老人が電車やバスで街道を経過したところを徒歩で征服されている準特急さんに敬意を表する次第です。私の街道潰しは小学校5年社会の授業で「京街道」について習ったことに始まります。教科書では京の入口は7ケ所となっていましたが、担任の先生は11ヶ所あると言われ、それを自転車で確認したことに始まります。父親の本箱にあった百科事典を引き出し、地図を片手に京都下賀茂から街道探しを日帰りで始めました。その頃9歳上の兄の本箱に東海道膝栗毛かあるのに気付き、更に三省堂の最近日本地図(昭和8年修正版)を払い下げてくれましたので目が開きました。これで歩け歩けとなりましたが、電車を追いかけるようになってからは乗り物に載ることが多いずぼらな人間となりました。その中で街道歩きを今も続ける準特急さん!老人が息ある間に約束の「大津に着いてください!」。お迎えして三条大橋まで旧街道を歩きましょう。橋を渡ったらクラバー会の仲間と酒盃を上げましょう。お待ちしています。

  2. 乙訓の老人様
    電車の話のないコメント有難うございます。京都の入り口は是非確認したいですね。私は歴史的なことに興味がなく専ら地理が好きでした。汽車に乗ると各駅にある付近の案内板をよく眺めたものです。醒ヶ井の養鱒場とか伊吹山の存在なども案内板で覚えたものです。学生時代はよく御所でソフトボールをやりましたが、そこがどういう所であったのか恥ずかしながらよくわかっておりませんでした。平安会館での恒例のDRFC晩餐会の後真っ暗な御所を昔のいろいろなことを想いながら歩いたこともあります。学生時代の最初は宇治に下宿しましたが平等院を見たのも後年です。清水の舞台も数年前です。「お前京都で何やっとったんや」とよく関東にいる京都好きの人に聞かれます。勿論関西弁で言われることはないのですがこの様な感じで呆れた顔で聞かれました。歳をとって大河ドラマを見るようになって戦国も幕末も京都が出てくるので少しは歴史的なことに興味を持つようになりました。東海道は熟年の旅でも人気がありますが、併行したりクロスする鉄道が気になってなかなか前に進みません。老人さんの友人であり欧州の鉄道と京阪のお好きなNさんも滋賀県の東海道はお詳しいようですし、大津のハチロクさんも京都に近づいたら迎えていただけるとのことです。若し、三条大橋に到達しましたら呑めない酒を呑んでぶっ倒れたいと思います。

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