燃える大地への旅 2017年 台湾 Part2 花蓮港線でC57(CT273号機)を撮る

▲ 10:56  6両の青い客車を牽引して花蓮站を発車してきたC57(CT273号機)です。今まで何回も訪台はしていますが、CT273号機とはすれ違いがあって、撮れるキヤンスに恵まれませんでした。

台湾では鉄ちやん対策もあって臨時列車が走るかどうか、またそのダイヤについて公表されるのは一週間前程度の直前が多くいつも予定を組むのに一苦労しています。今回は団長さんに全てー任しておりましたので決たことをお聞きするだけで済みました。団長さん苦労をおかけしまして申しわけこざいませんでしさ。それでも6月9日は台鉄の鉄道記念日なのご何か走るだろうとの推測で計画していただきました。当初はD51が走る事をキヤッチしましたが、C57は直前の判明でした。そのため、宿泊ホテルも急遽変更してでの桃戦になりました。。

▲ 団長が手に入れられた今日のC57(CT 273号機)の運用表です。
花蓮 10:50⇒11:00 北埔 11:03⇒11:15 花蓮港
花蓮港 11:55⇒12:07 北埔 12:10⇒12:20 花蓮

花蓮からは正向きに走行して隣の北埔でスイッチバック(後向き走行)して貨物線を花蓮港に向かい、復路は往路の逆で戻ります。距離的には2駅間の往復なので大した事はありませんが、私は台湾のC57型機を実際に走っているのを見るのは初めてで、初撮影です。

第2日目 6月9日

朝食後は撮影までに十分な時間があります。レンタサイクル屋もシャッターを閉めたままなので待ってから動き出す事にしました。

9:00  ボチボチ動き始めようかと昨夜確認した店に行ってみますがまだ店はあいていません。向いの店も少台数ですがレンタサイクルをやっているのを朝食後に知りましたのでレンタル料を聞いておきました。機種が少ないですが仕方ないのでお願いしますと、先ほど聞いていたおばさんはいなくて、おじさんに店番が替っていて、料金も違っています。さっきは100元(326円)と言われたのどうして高くなるのかと言うしぶしぶ元の料金にしてくれました。海外に行くとよくある事なので慣れてはいますが、台湾でもありますね。

まず向かったのは北方向北埔方面にの立体交差するある道路橋です。丁度本線と花蓮港線が分岐します。ここでも無難に撮れるとノミネートしましたが、北方向に現地人鉄ちゃんが三脚据えてかまえているのが見えました。3線の築堤区間になっていますので見上げて撮るには良いのかもと行ってみましたが、足回りが隠れますので我々にはNGです。
もっといい場所はないかと北埔方面へと走りましたが、直線区間やインカーブとなっている撮影場所は金網で柵が設置してあったりで入れません。踏切も線路と遠くて列車を入れてのアングルにはなりません。さんざん団長さんと走りまくりましたが我々が選んだのは最初の場所になりました。
▲ 10:06 光号(花蓮⇒台北・潮州)は、本島をU次形に11時間30分を走ります。

▲ 10:11 後追いのプッシュプル編成。自強號(樹林⇒台東)と思われます。

▲ 10:15 普悠瑪號(TEMU2000形振り子式電車)花蓮⇒彰化、太魯閣號と同じく、全車指定席で無座で乗車すると罰金が取られます。人気の列車ですのでせめて8両から10両編成に増結が望まれます。

10:29現在の温度は32℃ですが、日差しの強さがジリジリと効いてきます。

▲ 10:34 花蓮港から来たセメント貨物列車、港に乗り入れるのは台中港と2カ所になってしまっています。線路容量の関係で貨物のスジを入れるのは大変だろうと思いますが貨物ダイヤは公表されていません。

▲ 11:03 北埔で折り返してきたイベント列車です。後追いの撮影ですが言わなければ分りませんよね。

貨物線の向こうには現地鉄ちゃんたちが撮っていました。絶好のお立ち台です。おばちゃまが多いのが日本と違う所です。この場所、港から来る列車を撮るにはインカーブしていて良さそうに見えます。
ただどうやって行ったらよいのか分かりません。

団長さんとこれからどこで撮ろうかと相談です。1時間以上ありますのでまだ見ていない港まででいい撮影場所がないのかと走れるところまで走ってみようかとなりました。
ところが選んだチャリはいつも自宅で乗っている電チャリとは違って変速機もない普通のママチャリです。平坦道路を走っているのには問題ないのですがちょっとでも上り勾配があると老朽車での出力不足は否めず、急坂は押して上がるしか方法はありません。以前にも台東で借りましたがかなりの距離を半日中走りました。あの時も7月21日で真夏でしたが曇っていて日差しはさほどではありませんでしたが今日はガンガンの焼けるような快晴です。日焼け対策に長袖のシャツは用意してきていましたがウツカリして、半袖シャツで出掛けていました。頭は剃っていますので帽子は必需と被ってきましたが2時間も過ぎるとジワジワと腕がヒリヒリしてきました。撮影が終わった頃にはすっかり焦げたトースト色に変色して痒くもなっていました。初日から大失敗です。

目的地の花蓮港ヤードまでをタブレットで見ますと約4.5㌔です。自転車だと約40分程度です。これなら大丈夫かと走りました。
▲ 11:40、花蓮港到着。運行表では12:10発で余裕があると思っていたのですが発車してしまいました。

どうして?と、がっかりでしたがこの先で止まってくれました。
▲ 11:45 必死で自転車を走らせて一旦停車後の発車には間に合いました。

▲ 直ぐに発車していきましたがチャリでは追いかけられません。

▲ 12:45 花蓮站に戻ってきましE。以前に千住のヤスベーさんとナロー機関車、DC、客車を探して来た機関区に来てみましたが姿は見えません。建設中だった車庫に入ったままなのでしょうか? でも車庫への線路は錆びついていました。

▲ 車庫の向こうに戻ったCT273が休んでいるのが見えました。

13:06 花蓮裏站に日本料理屋「荒井家」がありましたので入って昼食です。冷たいビールを欲しいと注文したらオンザロックのビールが出てきました。まあ、これでもいいかと飲みましたが次は止めといた方が良いですね。

結局チャリでは約25キロを走つていました。そしてよく見ると団長さんのチャリには、内装変速機が付いています。常に先をいかれ追い付けなかったのにはチャリの問題がありましたね。

① 花蓮15:28(自強225次)⇒17:26南港17:40(高鐡)⇒18:40台中
② 新烏日18:58(區間車)⇒台中19:10

▲ 今晩は大津の86さんと合流しますのでぐるりと台中まで移動です。ところが台北へ向かう自強226次が台北近くになってから徐行運転が続いて乗り継ぎに間に合いそうもありません。打開策として、団長さんから南港で降りて乗り換えましょうとの意見が出ましてダッシュで乗り換えました。高鐡は台北で立ち席も出る超満員となりましたのでこれが正解でした。順調に高鐵(新幹線)、在来線と乗り換えられました。

▲ 2016年10月16日に高架駅になった台中站です。まだ工事は未完成で工事中ですが初めて降り立ちました。

▲ 2階コンコースです。丁度三重県観光連盟が誘致キャンペーン広告を掲出中でした。

▲ 最近は我々の定宿になってきている雙星大飯店で宿泊です。大津の86さんとも無事お会いできて飲茶の夕食となりました。
台中站が高架となって北へ移動しましたので駅から最も近いホテルになりました。

明日は普段DC運行だけの内湾線に客車列車が走るそうなのでこちらを撮りに参ります。鉄道記念日前後は普段見られない列車が走り毎日が楽しみです。今日はハードな1日となりましたので爆睡となりました。 Part3へ続く

燃える大地への旅 2017年 台湾 Part2 花蓮港線でC57(CT273号機)を撮る」への4件のフィードバック

  1. 久し振りのぶんしゅうさんの元気取り戻し旅日記で、現地に辿り着いてからの活動ですね。
    色んなハプニングが満載で面白い。現地ではヒーハーヒーハー言うて大変だったのでしょうが、読むほうは読み応えがあって、思わずにんまり。一層ぶんしゅう氏のレポートに厚みがでてきました。Part3以降も楽しみにしていますぞ。

  2. KAWANAKA様、米手作市様、励ましのコメントをいただきましてありがとうございます。
    辛い悲しく寂しい時は依然として続いておりますがこうやって鉄ちゃんをやっている間は不思議と消えて安らかになれます。鉄ちゃんをやっていて本当に良かったなあと思った瞬間です。調子に乗ったわけではありませんが4日目に大きな失敗に会いました。またご報告させていただきます。

  3. お疲れさまでした。炎天下での自転車の大変さを実感できました。11:03の写真は私は間に合わず撃沈、また、11:45の写真に私が写っていますので、データでいただけると幸いです。
    それから、ナローのLDK59等ですが、花蓮裏駅のトラック入口を入ってすぐのところに2線の内部が見えない車庫がありましたが、ここに収容されているとのことです。

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