桜前線追っかけ2010年Ⅱ Part6 城端線

昨夜は、早寝して試合開始直前に起きて、TV放映を見だしましたが、途中で夢の世界に入ってしまいました。早朝に感激の再放送を見ながら久しぶりの快感に酔いしれました。ワールドカップ1勝、おめでとうございます。「はやぶさ」の成功といい、奇跡的な歓喜が続きますね。

第4日目 2010年4月20日
昨夜の温泉は変調をきたしていた身体を解すには最高でした。今日はゆっくりと目覚め、海を見ますが、昨日夕方に城端線では見えた立山連峰は、ここからでは見えません。朝のTVの天気予報は昼から雨です。空は今にも降りそうな重く厚い雲に覆われています。

城端線に向かって伏木駅付近走っていますと、海の向こうに残雪の立山連峰が現れだしました。待ちに待った光景です。急いで、ぶんしゅう7号をUターンさせて、撮影ポイントの雨晴付近まで引き返しました。


約820年前に源氏一族から謀反の汚名をきせられた源義経が、京都から陸奥の国平泉へと北陸路を北上しました。逃亡者としての流浪の旅を続け、この地にさしかかった時に雨にみまわれ、この岩の下で雨宿りをしたとの伝説で、この雨晴海岸は、有名になりました。

由緒ある『源義経岩』を前景に立山連峰は、見えるのは見えたのですが、山頂付近は雲がかかっています。青空の抜けたようなクリアーな写真にはなりません。しかし、海の向こうに広がる北アルプス立山連峰の雄大さは分りました。

次回は、冠雪のある頃に、快晴の日に訪れたい。朝は逆光となりますので、夕刻で良い。できれば夕陽に映える光景が欲しいと思いました。確実には、朝に現地を確認できれば、それから『サンダーバード号』、または高速を走っての『ぶんしゅう7号』でも間に合います。

粘りましたが、だんだんと春霞が消していきます。これでは時間の無駄と諦め、城端線へ向かいました。
▲ 11:38、能町を出発して氷見へ向かう忍者ハットリ君列車、535D。

城端沿線は、チュリップで有名です。砺波市には、チュリップ公園もありますので、着いて見ますと、2010年となみチュリップフェアーは、4月22日~5月5日の開催で、まだ開園していません。それでも、隣の公園から見えると言うので、散策しましたが、まだ早かったようでした。

13:40城端線福野駅着。
▲ 城端線福野駅は、富山県に初めて汽車が走った中越鉄道の起点・終点駅として1897年(明治30年)開業した由緒ある駅です。加越能鉄道加越線石動から庄内町まで走っていた頃、この駅を一緒に使って、平面交差していました。

その頃を思いながら駅構内を散策しました。木造駅舎ですが、変わっているのが柱の筋かえ(?)です。一般的には、木製ですが、ここでは金属製です。後から変更されたものか分りませんが、私は、他の駅では見かけていません。加越能鉄道加越線路線跡は、今ではサイクリングロードとして残っていました。

城端線沿線でチュリップ畑と列車を撮れるかもと期待していましたが、昨日のロケハンで全くない事が確認できています。代わって、沿線の民家に注目しました。
▲ 14:38高儀から城端に向かうキハ47-1064+キハ47-27、337D。
▲ 冬場の強風に備えて風の吹く家の面には、黒松の屋敷林が植えられています。出雲地方では、築地松(ついじまつ)と言います。一般の農家に見られますが、ここでは、広い田畑に広壁と黒い瓦屋根の立派な一軒ずつの立派なお屋敷があり、松で囲まれています。

こういった光景が、城端線沿線には多く見られます。こんな光景を散居村(さんきょそん)と呼ばれています。いつか山頂から、夕陽を浴びた水鏡の水田と列車を撮ってみたいと思いました。次回の楽しみが増えました。

昨日ロケハンでチェックしていた撮影地を回りますが、車窓で見ていた光景と、ファインダーから見るのとは違っています。イメージがどうアングルを代えても合いません。残念ながら、お見せできる写真にはなりませんでした。
雨も本降りになってきましたので、明日からの撮影地に近い滑川へと移動しました。

夕食は、勿論この時期にしか採れない『ホタルイカ』の刺身です。そして、富山には美味しい地酒がごまんとあります。今年の新酒がぼちぼち、まろやかさを増してきています。温泉に入って、冷たく冷やした生酒と、キトキトの刺身が楽しみです。滑川駅前のスーパーで仕入れました。

滑川駅の可愛い美人の駅員さんに今夜は『道の駅ウェーブパークなめりかわ』に車で泊まりますが、近くの温泉を紹介して欲しいと頼みますと、「それなら、見えている直ぐの市民交流プラザ」の5Fにある展望浴場は眺めが良いし、深層水風呂もあるのでお薦めします。」と紹介していただきました。
http://www.plaza.namerikawa.net/5f.htm

名称;あいらぶ湯、入浴料;600円、泉質;温泉ではありません。滑川沖の水深333mの深層水海水風呂がウリです。ちょっと、チクチク感があります。満足度:晴れている昼間だったら、北アルプスや富山湾を一望できますが、夜でしたので夜景になりまして、満足度半減です。ただ、駅から近いのが取り得です。1時間ほど走れば、周囲に温泉は散在していますが、早くビールとお酒、美味しい刺身にありつきたいので妥協しました。 Part7へ続く

桜前線追っかけ2010年Ⅱ Part6 城端線」への1件のフィードバック

  1. 雨晴、老人が富山に赴任した最初の夏、土曜日の午後、雨晴駅16時集合となりました。高岡からC11牽引、オハ31系5連の超満員でした。到着するや浜辺に向かうもの、宿に向かうものに分かれました。酒にありつけるかと、老人は宿にむかいました。浜辺の宿でしたが、弦歌さざめくと言えばよいのでしょうか、三弦に合わせて民謡の大合唱でした。部屋に案内されたのですが、瓶も湯のみもありません。老人を手招く方へ行けば「さぁー沖さんも謡われ!」なにがなんだかわからぬまま、とにかく手拍子から始まりました。日が暮れて初めて膳が並び待望のものにありつきました。ほろ酔いになったところで、今度は越中おわら・風の盆、城端の麦屋節の謡いまわしと踊りです。謡いまわしとは即興の自前の詩でつないでいくのです。
    こうして越中の人たちは210日が無事通過して豊作であることを祈り、秋祭りに備えるのだと、聞かされました。今はどうなのでしょうか。

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