展望ロマンスカーの本家本流7000形そろそろ引退か

2018年3月に小田急は代々木上原までの複々線を完成させダイヤの大幅改正が行われる。新型ロマンスカー70000形も発表され、1963年(昭和38年)製造の展望席付きロマンスカー3100形NSEの後継車として1980年(昭和55年)に登場した7000形LSEもそろそろ引退のうわさが出ている。関西を始め各地からこの本家本流を記録に留めたいと最近はファンも多い様だ。名鉄パノラマカーの引退の頃には特急運用から離脱して急行や各駅停車運用がほとんであったが、この7000形は特急ロマンスカーのまま最後を迎えると思われる。そこで私自身の最近の記録と撮影地として沿線の印象を述べてみたい。

新松田の西、酒匂川橋梁は小田急沿線では富士山を無難に入れることができる。10両急行編成全体が入るので以前異形式連結の時にも投稿した場所である。開成や渋沢付近でも富士山を入れて撮ることができる。

2012.02.20 7004 はこね7号 ▼

新松田-渋沢間は山間部の雄大な風景や山に登っての俯瞰撮影も可能であるが駅間距離が6.2kmもあるので徒歩では少し厳しい。小田急ではトップクラスの撮影地である。

2010.11.5 はこね15号 7804 ▼

東海大前から秦野に向かう大カーブで見上げる形になるが足回りがよく見えて流し撮りにも最適。この色は今は見られない。丹沢山系も見えていい撮影地で車でも行きやすいが俯瞰ができないのが残念である。

2011.01.22 はこね15号 7804 ▼

伊勢原の愛甲石田よりは比較的開けており丹沢山系も入れられる。ここも編成全体が見渡せるが意外と電線等が邪魔になるのでうまく処理したい。

2015.12.08 はこね15号 7804 ▼

 

開けた所では流し撮りも試みた。 なかなか腕が上がらない

2015.12.09 愛甲石田-伊勢原 はこね15号 ▼

 

これも以前5000系で投稿した場所で鶴巻温泉-伊勢原間の踏切で撮影。朝の早い時期に勝負すること。

2015.02.19 はこね6号 7000形▼

 

桜の時期に特徴ある先頭車だけをねらってみた。有名桜名所だが年々撮り難くなっている。

2014.04.02 座間-相武台前 7003 はこね6号 ▼

 

時間があまりない場合編成だけを狙うならここ。 お昼に来るはこね19号は確実に撮れるが複々線のため遅れると被ることがある。

2016.01.25 和泉多摩川 7000系 ▼

 

これも下手な流し撮り。和光大学のあたりは緑も多いが編成全体を入れるには工夫が必要。

2010.12.10 鶴川-玉川学園前 7801 はこね15号▼

 

初代展望ロマンスカー3100形の晩年の姿でこの日は雨だった

1999.06.19 秦野-東海大学前 新宿行き「さがみ」

展望ロマンスカーの本家本流7000形そろそろ引退か」への4件のフィードバック

  1. 準特急さま
    小田急の複々線も着実に伸びて来たようですね。数十年前に利用者からクレームを喰らったのはもう過去の出来事です。朝の完全並行ダイヤも少しは改善されますね。
    新型特急車はどんな車になるのでしょうね。小田急ならどんな車を造るか関西から楽しみにしています。
    40年ほど前に東京出張の際に小田原で新幹線を降り、確かさがみ号だったと記憶しますが新宿まで初乗りしたことがありました。あの連接特有の走行音は馴染めないと思いました。それより関東平野はダダッ広いと思い込んでいましたが、結構新宿近くまで起伏があり、変化に富んだ車窓が楽しかったですね。
    最近の車両はアルミやステンレスになって、かつてのように扉を増設して一般車にすることが困難になってきたので、そのまま廃車になる公算が大きいですね。富山地鉄あたりへの転出があるかもしれません。
    ところで関東情報には疎いのですが、既に10000系だったかの新特急車が導入されていたのではなかったでしょうか。

  2. 1900生様
    素早いコメント有難うございます。連接車と1900生さんと言えばびわこ60形を思い出しました。阪神はもとより京阪、阪急も写真に撮り難い路線になりましたが、東武、近鉄、名鉄の500キロ私鉄と南海、小田急はまだ撮れる路線です。さて、小田急新型特急は70000形と思いますが車両会社から回送されてきたようです。また、10000形は長野電鉄に、20000形は富士急にそれぞれ譲渡されていますが、全車両ではなく一部と思いますがこのあたりは私もよくわかっていません。健脚ではありませんので長距離は無理ですが、また、散歩がてらの撮影を続けます。

  3. 準特急 様
    こつこつと撮りためておられる作品、溜息が出ます。本日70000系(GSE)がお披露目されましたね。関東は他社との乗り入れや、ホームドア設置、小田急は来年の複々線完成などためか新車の70000系はロマンスカー伝統の連接車ではなくなっているのが残念ですが斬新なデザインでVSEの対極になるような車輛のように思えます。今後も写真の発表を楽しみにしております。

  4. 893-2様
    いろいろありまして日帰り圏内の撮影が中心ですが、それはそれなりに楽しいものです。日帰りの利点は朝起きて富士山が見えたらそれっと好天の半日撮影に出かけることができるからです。旅に出るともっと楽しいのですが、問題は旅先の天気で朝から雨だとがっかりとなります。だから好きな時に出かけられる近場日帰りは私の好きな順光撮影に好都合です。70000系は賛否両論出てきそうです。東武の新型の人気はいまいちです。成田空港に近い所にお住まい方の話によりますとシーズン土休日の河口湖行き快速の189系や踊り子、はまかいじの185系もそろそろ見納めだそうです。893-2さんの車両を的確にとらえる実力にはいつも感心しております。苦労話も含めて発表して下さい。

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