2014年春 北近畿タンゴ鉄道 Part4 山陰本線余部鉄橋、香住・柴山の桜

第4日目 4月11日

016:00 「道の駅 あまるべ」で起床です。道の駅はエンジンをかけっぱなしの長距離トラックが泊りますのでうるさくて深夜に起こされる事があります。
そのために最近は敬遠しているのですが、ここは国道9号線沿いでもなくトラックは皆無で、潮騒だけを聞いてゆっくりと熟睡できました。

昼食後はゆっくりと鉄橋上の駅に上がっての散歩です。
08▲ 7:39 下り1番列車、浜坂行きの161Dキハ47-5+キハ47-1は昨夕撮った編成です。

続きを読む

2014年春 北近畿タンゴ鉄道 Part3 丹後神野~甲山の果樹園、山陰本線柴山の桜

第3日目 4月10日

6:40 昨夜潮騒を聞きながら就寝した時は、暖かかった車内も朝方にはぐっと冷えて5℃近くになっています。天気予報どおり風が出てきて沖合は白波が立ちだしました。朝は快晴ですが、昼前には雲が空を覆うそうです。
今回の旅は、桜を追いかけてが目的ですが、もう1つ花粉症に苦しんでいますので、潮風が吹く場所の方が過ごしやすいと避難目的もありました。
今日は、自宅にいる時同様に車内でTVを見ながらPCを開いてゆっくりとした朝の時間を取りました。

0102

10:18 KTRのHPでは、「リゾート地の玄関口にふさわしく、青い空と海に映えるパステルカラーのペンション風駅舎」と紹介されている丹後神野駅に、到着。京都府内のKTR各駅は、創業時に国鉄時代の木造駅舎を所在地の市町村負担で改築しています。
この辺りは桃や梨の果実栽培が盛んな地域です。桃や梨の花も開花を迎えていますので沿線でどこが多いか駅員さんに聞いてみました。すると今まで探していた木津温泉~丹後神野ではなく、丹後神野~甲山が多いと言われます。教えていただいた通りに甲山方向への踏切手前を右折して農道を進みますと、満開の果樹園が広がっていました。

続きを読む

50年前の撮影地を歩く -1-

の八瀬から

私が鉄道の写真を撮り始めたのは、公式資料(?)によると、昭和36年、小学校6年のことでした。N電が廃止されると聞いて撮りに行ったのが、我が鉄道写真の起源と言えます。ただ、その時は、父親と一緒に撮っただけで、独り立ちして自分の意思で写したのは、その少しあと、昭和39年のことでした。

今年でちょうど50年目、と言うことになります。昭和39年と言えば、東海道新幹線開業、東京オリンピック開催と、日本が沸き、高度成長の波に乗り始めた、記憶に残る年とも言えるでしょう。そこで、自分の写真で50年前を回顧、と企てたものの、なにせカメラは、当時、席捲していたハーフサイズカメラ、確かに撮影枚数は倍撮れるけれど、フィルムサイズが半分になっては、画質は目を覆いたくなるほどヒドイもの、とても、単独で見せるシロモノではありません。

そんなある日、偶然にも、50年前と同じ場所で撮影する機会がありました。なるほど、50年前と今昔対比なら行ける! と膝を打った次第です。遅ればせながら、まずは桜の話題となりました。

IMG_0004sy50年前の京福八瀬付近である。高野川を渡るのは、デナ1形3+4。デナ1形は大正14年製の木造車で、1~6の6両がいた。当時は、両運・非貫通を片運・片貫通化した2両固定編成となり、叡山線専用となっていた。しかし、阪神から小型車が大量に転入し、デナ1形はまもなく全廃となる。

IMG_0008この年、八瀬では、京都新聞社主催の「新世紀京都博」が開かれて、その見物に来て、横の橋から撮ったものだ。昭和30年代、各地でこのような博覧会がよく開かれていた。その総決算として、昭和45年の日本万国博覧会へ結実していくのだろう。今から見ると、チープな展示だが、娯楽の少ない時期、多くの見物客を集めていた。「新世紀京都博」の目玉展示のひとつは熱海軽便鉄道の7号機で、現在、熱海駅前に保存展示されている“へっつい”である。はるばる熱海から来た蒸機に人が群がっていた。

博覧会終了後の跡地利用として、八瀬遊園地が開業し、「かま風呂」だけで有名だった八瀬は、水族館や大型プールもできて、京都市内唯一の遊園地として、大勢の人を集めることになる。京福の駅名も、翌年に「八瀬遊園」と改称され、八瀬を本格的なリゾート・レジャー施設にしようとする会社の目論見が見えていた。(昭和39年4月)

140407_018sysy今年の桜シーズン、名古屋から都市交通研究家のHさんが入洛され、一緒に桜の撮影に向かった。嵐電を写したあと、八瀬比叡山口を訪れた。

八瀬遊園はその後、「スポーツバレー京都」、「森のゆうえんち」と名前を変えながら営業を続けてきたが、施設も狭小・老朽化して入園者は激減、平成13年に閉園となり、跡地には会員制のリゾートホテル「エクシブ京都八瀬離宮」が建った。駅名も、遊園地の閉鎖により、平成14年に「八瀬比叡山口」に改称されている。

たまたまホテル内に迷い込み(?)、50年前と同じ場所からの撮影ができた。バックは比叡山で、高野川に架かる鉄橋も全く変わっていない。ただ線路に沿った桜は、ほとんど無くなってしまった。八瀬比叡山口駅周辺はまだ桜はあるものの、全般に衰えが見え、花の勢いはなかった。家族連れで賑わった駅も、すっかり枯れた駅となっていた。

営団地下鉄6000系(第1次試作車)に寄せて

6000-3-2 25-7-25
         6000-3 + 6000-2 + 6000-1 / (25-7-25)  北綾瀬

「昭和の電車」で地下鉄車両が3回に亘り紹介された。

第1回目は2月4日【43934】営団地下鉄丸ノ内線300形(https://drfc-ob.com/wp/archives/43934)
第2回目は2月12日【44377】営団地下鉄千代田線6000系(第1次試作車)(https://drfc-ob.com/wp/archives/44377)
第3回目は2月17日【44575】大阪地下鉄堺筋線60系(https://drfc-ob.com/wp/archives/44575)であった。
営団地下鉄300形と大阪地下鉄60系は既に廃車になっているが、営団地下鉄(→東京メトロ)千代田線6000系(第1次試作車)は現在も稼働中である。

関 三平氏の解説文中の「イラストは43年の第1次試作車登場時の姿。スカートや帯の塗り方なども独特で、これは後日量産車に合わせて改造されてゆき、3連のまま、支線専用で活用された。」と過去形で記されているのは間違いで、「支線専用で活用されている。」と、現在進行形が正しい。

綾瀬検車区には、代替となる元東西線の05系が待機しており、間もなく関氏の記述が正しくなろうとしているので、乗車、撮影等を計画されておられる方は、至急実行に移されることをお勧めする。

イラストからの変化は、足回りを覆うスカートが取り外されたこと、平成6年に車体更新と冷房改造時に屋根上にクーラーユニットが設置されたこと、大型断面の貫通路が通常サイズになったこと等である。

これまでの経過を簡単に触れると、昭和43年サイリスタチョッパ制御の試験車として汽車会社で新製。車体はアルミ合金製で貫通扉を片側に寄せた大きな運転台窓のデザインは、その後登場した京都市や横浜市の地下鉄車両に大きな影響を与えた。
車号は6001+6002+6003のオールM3連で、東西線で各種試験を行った後、45年千代田線綾瀬検車区に回送された。
その際に6001は電装解除され、車号は現在の6000-1+6000-2+6000-3に改番された。また主電動機は5000系用に改造された。
その後もAVF式チョッパ制御装置、VVVFインバータ制御等の試験に使用された。

54年12月20日より綾瀬駅から綾瀬検車区の手前までの間で旅客営業が実施され、環七通りと交差する地点に北綾瀬駅が開業し、この区間の専用車として5000系3連2本と共に使用されることになった。
平成6年に車体更新と冷房化を実施、平成14年3月23日よりワンマン運転が実施され現在に至っている。
続きを読む

加越能鉄道デ7000形に寄せて

利用促進看板
のりばの看板は「いい加減な電車」/(15-10-15)

3月10日【45074】関 三平氏の「加越能鉄道デ7050形/なんじゃこりゃの窓配置」(https://drfc-ob.com/wp/archives/45074)、に対して、
西村雅幸氏より翌日3月11日【45082】「いいかげんな電車の現役時代」(https://drfc-ob.com/wp/archives/45082)、
1週間後の18日どですかでん氏より【45381】「いい加減な電車の写真があったちゃ。よかったら越ノ潟へ行ってこられ」(https://drfc-ob.com/wp/archives/45381)、
翌々日の20日乙訓の長老より【45465】「いい加減な電車の原型」(https://drfc-ob.com/wp/archives/45465)、
3日後の23日INUBUSE氏より【45586】「いい加減な電車の原型の今」(https://drfc-ob.com/wp/archives/45586)、と発表が続き、それぞれコメントが寄せられ、一昨年7月13日【21925】「富山地方鉄道クハ91と一昔前の万葉線」(https://drfc-ob.com/wp/archives/21925)、でも触れておりこの電車の注目度の高さが伺える。

以上の投稿と重複部分もあるが、モデルになった富山地方鉄道デ7000形を含めて少々補足したい。

富山地方鉄道デ7000形   7001~7023
原型となった富山地方鉄道デ7000形は、都電8000形をモデルに昭和32年から40年にかけて22両(7001~7023/7004は欠番)新製され、35年以降に新製された7012~7023の11両は冷房改造され、7014以外の10両は現在も健在である。
都電8000形は急カーブでの接触防止のため車体の前後が絞られていたが、デ7000形はそれがないため大きく見える。

デ7001~7006(デ7004欠)が32年、デ7007~7011が33年、デ7012~7015が35年、デ7016、7017が36年、デ7018~7023が40年に作られた。メーカーは全車両日本車輌、制御方式は間接非自動制御、駆動方式は吊り掛け式、主電動機出力は50kw×2である。
台車はデ7001~7011が軸梁式N-102、デ7012以降が通常の軸バネ式(7012~7015/N-103、7015・7016/N-105、7017~7023/N-110)である。

デ7001~7006は59年4月1日、西町~不二越駅前間の廃止に伴い廃車、デ7007~7011は平成5年デ8000形と代替で廃車になった。
デ7012以降は59年から平成元年にかけて冷房化が行われ、引き続き使用されているが、デ7014平成23年新型超低床車T100形と代替で廃車された。
続きを読む

2014年春 北近畿タンゴ鉄道 Part2 嘘でしょう・・・、1日フリーきっぷ廃止! 網野の桜満開&芝桜5分咲き

第2日目 4月9日

6:43 木津温泉駅前で朝を迎えました。かつての2番ホームから満開の桜花を入れてのアングルを探しますが、中々上手くさばけません。どうしようか迷っている内に宮津発豊岡行きの1番列車311Dが来てしまいました。
01撮影を済ませて駅舎に入りますと、早くも女性駅員が来ていました。(木津温泉はKTRで15駅ある有人駅の1つ。)
挨拶しようと顔を向けると、即座に「入場券を支払ってください。」です。おいおい違うだろう、初めて朝会う客に向かって最初にいう言葉は、まずは挨拶から、「おはようございます」だろう。この駅は交換駅ではなく、乗降客が多い観光地の駅です。
それなのに挨拶の基本ができていない。挨拶は接客への基本中の基本です。本人の素質がないのか、または教育ができていないのか、小さな事ですが非常に重要な問題です。

01_1駅員勤務時間中は入場券は必要です。KTRの公式HPでは、7:15~17:05と、明確に掲載されています。本来は、支払う必要のない時間ですが、宿泊もさせていただきましたので購入はしました。
今日は1日フリーきっぷでロケハン予定でしたが、この駅では買う気がしません。隣の有人駅網野へと向かいました。

続きを読む

2014年春 北近畿タンゴ鉄道 Part1 小春日和の陽気に誘われて

バタデン撮影、KTRロケハンから京都に戻ると、桜は満開を迎えていました。用事のついでに新しくできた梅小路の京都市電展示場に行ってきました。およそ30種類170本もの桜が植えられた公園内では、垂れ桜の並木が続く中をN電が走っていました。

00▲ 撮影は2014年4月6日、ソメイヨシノや八重桜は散り始めでしたが、垂れ桜は丁度見頃でした。

第1日目 4月8日

この時期は天気予報と、にらめっこが続きます。撮影に出るのは桜が目当てですので、雨だったり、曇っていたりでは写真になりません。愚図っていた空も晴れあがり小春日和の穏やかな日がやってきました。この陽気は当分続くようです。ぶんしゅう7号は既に3列目シートを取り外してキャンピング仕様にしてあります。12時過ぎに荷物を再チェックして出かける事にしました。
目的地は、北近畿タンゴ鉄道(KTR)です。好天気が続く限りの旅です。

続きを読む

富山の桜

皆様からの各地の桜便り楽しく見させていただいています。特に早川先輩の写真は相変わらずみごとな作品で感激しています。関東地区の桜(ソメイヨシノ)はすでに散り今は八重桜が咲いています。先週の後半 富山の桜は満開で青空に恵まれた11日は きれいでした。朝の太陽に当たった松川の両岸に植えられた桜と2013年3月製の超低床車T100形T102号です。pict-富山DSC_6590
富山地方鉄道市内線 県庁前・丸の内間です。

2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part6  北近畿タンゴ鉄道ロケハン&l撮り鉄

第6日目 3月31日

今日は桜満開には撮りに来たいと準備のためのロケハンです。宿泊し木津温泉駅には、ようやく雨もあがって朝日が差し込んできました。
01
▲ 7:37 開花はまだまだの2分咲きに近いホームの桜です。豊岡行きの615Dが入線してきました。各停ながらタンゴディスカバリー運用です。

近くのコンビニでサンドイッチとコーヒーを買っての朝食後順光で撮れる海が見える撮影地へと移動です。

02▲ 8:44 木津温泉~丹後神野豊岡行き217D。ど派手なラッピングの709号車です。

続きを読む

ワンコイン桜撮り鉄

つい先日桜の開花状況を聞いたと思ったらもう葉桜の時期。今年は金なし、暇なしで片道ならワンコインで行ける近場の桜に照準を合わせた。

4月1日より路線愛称名が東武Urban Park Lineとなった東武野田線藤の牛島の橋梁を行く8000系大宮行き。60000系の入線で徐々に姿を消しつつある。2014.3.31撮影▼s-14.3.31牛島8460大宮行き

同じ場所での新鋭60000系66607大宮行き。強風吹き荒れる悪天候で川面は波立っていたが、桜は満開真近であったため散ることはなかった。藤の牛島は春日部乗り換えでやや遠いためワンコインをオーバー。2014.3.31撮影▼ 続きを読む

井笠鉄道記念館 リニューワルオープン

井笠鉄道新山駅舎をそのまま利用した記念館が改修されたそうです。昭和46年の廃線から43年を経て 地元の熱意と行政の理解でこうして保存されているのは 理想的な形態だと思います。保存車両は 西武山口線でも走った コッペル製の1号機、ダブルルーフのホハ1、ボギーのホワフ1の3両で、いずれも大正2年開業時に揃えられた白寿を超えた超高齢車両ばかりです。クルマであれば良いのですが、少々アクセスが不便な場所なので もし訪問してみたい方がおられましたらご一報下さい。近隣の井笠保存車両巡りも併せてご案内いたします。

平成26年4月11日 中国新聞朝刊

平成26年4月11日 中国新聞朝刊

2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part5  北近畿タンゴ鉄道のロケハン

第5日目 3月30日

昨日昼から降り出した雨は止みません。8時過ぎに千住のヤスベーさんにご挨拶してから朝の山陰道を東に戻りました。バイパス、無料高速と順調に思えましたが鳥取近くになると信号もないのに渋滞に巻き込まれました。今日は日曜日で、雨とはいえ行楽シーズンです。家族連れで行楽地に向かわれる車が多く、鳥取を抜けるのに時間を要しました。
それでも市内を過ぎると、快調に走れました。目的地の豊岡までは海岸べりルートと山中ルートを選びますが、今回は走りやすい山中ルートを選択しました。

01▲ 13:00 米子~豊岡の走行距離は約175キロ、所要時間は約4時間30分強で豊岡駅前に到着しました。今日は14:01に豊岡を発車する「あかまつ2号」に乗ってのロケハンです。
ただ、豊岡駅に無料の駐車場がありませんので、2駅宮津寄りのKTR久美浜駅に車を置く事にしました。

続きを読む

札幌市電A830型

大昔、札幌でディーゼルの市電?があると聞いて写真を撮りに行ったことがありました。
なにやらブンブン音ばかり大きな市電だったように思いますが、この市電は覚えがありません。でも、神戸市電に色が似ていたように思います。
札幌市電A830型_NEW 札幌市電A830型(文)_NEW

本の紹介

この度、トンボ出版(大阪市中央区森ノ宮中央2-3-1)より「阪神国道電車」(神戸鉄道大好き会)編著が発行された。阪神間は昔から国鉄、阪急、阪神の高速列車が熾烈な競争を繰り広げてきたことで有名であるが、国道電車となるとその存在すら知られておらず、地味な存在であったといえよう。ところが、今回の発行されたこの本は高速列車に見られない路面電車特有の懐かしい風景が随所に展開されており、心を癒してくれる。地味だと失礼なことを申し上げたが、金魚鉢といわれた超大窓の電車は有名であり、この本の主役でもある。

この本の発行にあたり、当会の運営に精力的に活動されている総本家青信号特派員さんが編集を担当された。総本家さんはこれまでも数多くの鉄道書籍の発行に携われ、編集は御手の物であるが、この本でも数々の秀作を発表されている。また、デジタル元祖青信号に山陽電車、大井川鉄道、東北の蒸機、加太越え等の投稿でご活躍のTsurukameさんが国道電車の沿線育ちということもあり、この本の充実により寄与している。

内容は国道電車の歴史、路線図、車両紹介、全停留所の標識と国道線・甲子園線・北大阪線をメインに、阪神本線の支線である武庫川線・尼崎海岸線まで豊富な写真で網羅されている。大都市間の路面電車であったため、桜や菜の花畑、雪景色等所謂自然的な風景写真はないが、六甲山系、芦屋川・夙川界隈の洒落たムード、酒蔵、神社の鳥居、球児あこがれの地甲子園球場、松並木と武庫大橋、尼崎や大阪等の工場群、生活のにおいのする商店街等々、それに阪急神戸線・今津線、阪神本線、国鉄尼崎港線等との出会い、今風にいうとツーショット等独特のシーンが魅力である。加えて雨の夜景、夕景、女子学生、おばちゃん、おっさん等が出てくるし、一部新旧対比写真もある。とにかく見所多く、見て楽しい。また、途中には適宜沿線在住の神戸鉄道大好き会の皆さんの思い出話が挿入されている。西宮戎神社前では毎年本戎の前後に原健三郎元衆議院議長が奉納演説をしていたとか、阪神タイガース虎風荘で素振りをする選手に声をかけたら、掛布雅之選手であったとか、地元ならではの話が面白い。中でもTsurukameさんは超ベテランの部類に属するのか1945年の神戸大空襲の焼夷弾で自宅が全焼されたこと、近くには野坂昭如氏が住んでおられたことなどを披露されている。高齢者の方はご存じの阪神パークレオポンの話も懐かしい。

本の後半部は国道電車廃止直前の写真レポートや79号保存活動で締めくくられている。最近、書店に行くとこれでもかこれでもかと新しい鉄道書籍やビデオが山積みされているが、懐かしい昭和の車両や風景は一服の清涼剤である。若い人にも、今に続く一昔前のを偲ぶことができるこの一冊である。是非、書店に足を運んでいただきたい。

s-国道表

続きを読む

祝 クローバー会会員 坂田文保氏にフィンランド獅子勲章騎士一級章の授与!

ちょっと遅くになりましたが、DRFC-OBクローバー会の会員であります ’69年度生の坂田文保君がこのほど、日本とフィンランドの関係強化と相互理解の促進に功績された貢献としてフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領より栄えある「フィンランド獅子勲章騎士一級章」を授与されたことを報告させていただきます。

カミングディ等の懇親会や総会に出席されてスピーチを披露しておられるのを覚えておられる会員の皆様も多いと思います。彼は、大学時代に単身フィンランドに渡られました。仕事を見つけたいと、無謀にも3つ星レストラン?に押しかけて、料理は得意だとありもしないプロフィールを並びあげて居候を決めこみ修行、そして免許皆伝となったのは彼の得意とする有名な話でした。そんな彼がこの度、大変に名誉ある章を授与されたのは、彼の話以上に苦労があってのことだと感服しております。
今度のクローバー会懇親旅行には出席したいとは聞いておりますが、授与の影響で忙しくなっているようです。お会いする機会もあろうかと思いますので、その際はこの栄えある章の授与をお祝いしたいと思っております。
記事につきましては、フィンランド大使館のニュースをご覧ください。こちらです。

北近畿タンゴ鉄道応援 あかまつ・あおまつに乗りに行こう 4月6日現在の最新情報

     DRFC-OB(クローバー会)の会員の皆様へのお知らせ

2014年のクローバー会懇親旅行 「北近畿タンゴ(KTR)鉄道応援 あかまつ・あおまつに乗りに行こう」 まで、1ケ月近くになりました。現在15名の参加申込者となっておりますが、引き続き直前申込みを受け付けております。4月6日現在の実施案をご覧ください。
3月15日にJR西日本またKTRのダイヤ改正がありました。第1日目にあかまつ号豊岡折り返し列車の撮影を予定しておりましたが、先行列車廃止の為にできなくなり行程の変更が生じました。代わってKTR本社にてKTR職員の方々との”これからのKTRを考える会(仮称)” の開催を予定しております。直接にお話出来る機会ですので、鉄道ファンならではの率直的なご意見をお聞かせいただきたいと思っております。また、都合により宿泊地の変更が生じました。
実施要項をご覧いただき、会員の皆様方の追加参加をお待ち申し上げております。よろしくお願いします。

尚、現在申込参加者名については、別途個人メールアドレスに発信連絡させていただきます。ご確認ください。また追加参加をご希望される方はお手数ですが、発信メールから折り返しの返信をお願い申し上げます。引き続きの検討中でもOKです。

(Microsoft Word - 225266217221 1)

実施要項(4月6日現在 暫定案)

1、 実施日 平成26年5月10日(土)~11日(日)1泊2

2、 参加費 15,000円
(含む;1日目の車内昼食・お茶代、宿泊代・宴会での飲食代、2日目の朝食、あかまつ号指定席料金、チャーターバス料金)
昼食は丹後名物のちらし駅弁とお茶を用意します。あかまつ号車内でご飲食ください。
ビール・お酒・コーヒーは、車内販売がありますので、個人負担でご利用ください。

 3、 集合場所・集合時間 10時05分 北近畿タンゴ鉄道(KTR) 西舞鶴駅改札口
(但し、途中からの合流・解散も受け付けます。予めお知らせください。)

4、行程・内容
第1日目
西舞鶴10:15(あかまつ1号)→12:51豊岡 1日フリー切符;1,200円(乗車前に別途、お買い求めください)
豊岡14:01(あかまつ2号・自由席)→15:39宮津
KTR本社会議室にて、”これからのKTRを考える会(仮称)”(15:45~17:15)開催
宮津17:28(243D)→18:31久美浜  到着後、送迎バスで宿泊ホテルへ。
19:00 夕食懇親会

5、宿泊地;リゾーピア久美浜 http://reserve.resort.co.jp/hotels../smc/kumi/index.html
第2日目
ホテル8:20→9:00 旧加悦駅見学9:30→9:40 SL广場見学11:30→11:50野田川駅
ホテルから中型観光バスをチャーターしています。
野田川12:05(悠遊2号)→12:14天橋立12:55(あおまつ4号)→14:11福知山 現地解散
希望者は、福知山鉄道館(ポッポランド)見学
-----------------------------------

①    往路;京都方面から来られる方
京都 6:37(普通)→8:24綾部8:53→9:14西舞鶴 運賃1,660円
8:36(特急まいづる1号)→10:03西舞鶴 運賃 2,630円(特急自由席)
京都駅(烏丸口) 8:00(高速バス)→10:02西舞鶴駅前 2,100円

②    往路;大阪・神戸方面から来られる方
大阪 5:55(JR普通)→8:20福知山8:29→9:14西舞鶴 運賃2,590円
湊町バスターミナル7:30(高速バス)→9:22西舞鶴駅前 運賃2,250円
大阪 7:21(JR 410円)→7:48三ノ宮8:00(高速バス 2,000円→9:42西舞鶴駅前

運賃・料金は格安きっぷもありますので、各自ご確認ください。

主催;DRFC –OB クローバー会  実施担当;’67年度生 小西啓文

可部線延伸 動き出す

JR可部線延伸に向けての動きがありました。たった1.6Kmを延伸して電車が走り出すのに2年も必要で、2016年の春になるのですが まずは古いレールの撤去から始まります。今日の中国新聞朝刊の記事をご紹介します。

平成26年4月5日 中国新聞朝刊

平成26年4月5日 中国新聞朝刊

2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part4  一畑電車を撮る その2  山陰本線も撮る

第4日目 3月29日 

昨夜気持ちよく飲みすぎたのか大津の86さんに起こしてもらうまで熟睡でした。良く寝られましたので身体は快調です。今日は皆さんが帰られますが、大津の86さんは朝の高速バスで京都に戻られました。残った5人で一畑電車の撮影に挑みます。
撮影地1~302▲ 8:04 撮影地① 松江しんじ湖温泉~イングリシュガーデン前
最初の撮影地は松江しんじ湖温泉を出てすぐの交差する道路橋にしました。皆さんは、橋の上に行かれましたが私は出遅れて下からの撮影です。シャッターを切りましたが、突然の準特急さんの友情出演がありました。

続きを読む

2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part3  一畑電車を撮る その1

第3日目 3月28日 その2

JR境線のちょっとだけ撮影を終えて、松江から来た道を戻りました。

2411:50 丁度、昼食時間です。
東横インの駐車場にぶんしゅう7号を置いて、昨夜大津の86さんと宴をやりました”海鮮問屋 博多”に皆さんをお連れしました。
米子や松江では昼食を食べるのに格安豪華なお店が多くあります。ここは松江に営業に来るたびに探した美味しくて安い店の1つで、お奨めのお店です。
これで1,000円!(税別)は、他では味会えません。松江を訪れる方は一度立ち寄って食してみてください。東横インの一筋宍道湖寄りにあります。

地図04_1▲ 今日と明日の撮影地は、団長さんにお任せです。ダイヤグラムは平日及び休日用を自作されて、運用車両も調べられてこられています。おかげで、私は運転するのみで楽勝でした。ありがとうございました。
地図上の番号は、今回の撮影地です。2日分を掲載しております。
続きを読む