信貴電と柿

 西村さんが投稿された「柿と鉄道」を見て、考えてみると意外と柿と一緒に撮った鉄道の写真が少ないのに気が付きました。民家と柿の写真や柿の木だけの写真はあるのですが・・・

 それで近くの信貴電(近鉄生駒線)でちょっと撮ってみました。水彩タッチ 信貴電ー柿と電車-02

 踏切の向うにある民家に色づいた柿がたくさん実っている木がありました。柿の木は民家の庭に植えてあることが多く、うまく電車と一緒に取り入れるのは難しいものです。上の写真は事情があって、水彩画タッチに仕上げました。

柿と信貴電

 畑にあった立派な実がなった柿です。ところが木は低くて、幹は細いものです。アンバランスな柿ですが、これも立派な柿です。

 本日の出来立てのほやほやでした。

2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part13 トルコ現存唯一の蒸気機関車、56548号機を撮る

前回の投稿から2週間余りが過ぎてしまいました。その間、ボスニアでの撮影旅を楽しんできましたが、いつもと違ってハードな旅となり、途中での投稿も出来ずになりました。申し訳ございません。帰国してみますと行きましたトルコではテロが発生して、また日本国内でも騒動が起こり大変な事になっています。トルコのアンカラで発生した爆発テロ現場は訪れていた所でした。よく遭遇ならず無事に行って来られたと安堵しました。
一昨日、写真展の準備も終わりましたので
、続編の投稿掲載させていただきます。
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柿と鉄道

KAWANAKA殿の「秋を愛でる 秋の空気」で季節感を感じ、1900生殿のコメントを読んでいて思い出しました。リンゴ畑の中をゆく五能線はよく紹介されますが、柿畑と鉄道の組み合わせは岐阜県の樽見鉄道で見ることができます。残念ながら私が訪れたのは年の瀬12月29日で、遠くの伊吹山は薄っすら雪をかぶっていた時分ですので 柿の実もなく、葉っぱも散ってしまったあとでしたので 秋の風景は紹介できませんが 雰囲気だけを感じて下さい。あまり背は高くありませんが、柿の木畑が散在しています。

樽見鉄道 糸貫・本巣間にて  平成14年12月29日 13レ 樽見行き ハイモ230-301

樽見鉄道 糸貫・本巣間にて  平成14年12月29日
13レ 樽見行き ハイモ230-301

現在は本巣市ですが このあたりは富有柿の名産地です。すぐそばを走る国道157号線沿いには「富有柿の里 いとぬき」という道の駅もあります。以前は2軸レールバスのハイモ180やセメント列車も走っていて 魅力ある鉄道でした。春の薄墨桜の時期には臨時列車も走るようですが、柿だけでは集客は難しいでしょうね。関西からなら何とか日帰り圏内です。来年の秋には柿を入れた名作を是非ゲットしてみてください。但し柿泥棒と間違われぬようにご用心を。

 第6回クローバー会写真展 開催

20151029 008syo 準備もほぼ終わり、あとは来場者を待つばかりとなった寒梅館地下ギャラリー。
恒例行事となったクローバー会の写真展「鉄路輝く」が、いよいよ開場の運びとなりました。前年と同じく鉄道同好会(現役)との開催、会場も同志社大学寒梅館地下ギャラリー、そして会期は、ホームカミングデーを挟む10月30日(金)から11月15日(日)まで、絶好の会期となりました。会期中は休みなしの21時まで開場、もちろん入場無料、ぜひご来場ください。

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撮影地今昔-和歌山線・笠田

2015夏、18きっぷで姫路城見物、関西線・加太、和歌山線・笠田などに出かけました。加太のことは8月後半に投稿しましたが、以後法事やら雑用やら何やらに追われて投稿をサボっていました。そしたらもう秋、今頃になり、夏の和歌山線をアップします。聞くところ、砺波が住まいの宮脇オッチャンがこの10月の来阪時、帰りに和歌山線を探索したとか。

8月16日、立花-尼崎-京橋-天王寺-和歌山-奈良-京都-立花のコースで一日を過ごしました。その内、撮影地今昔は西笠田-笠田間を歩きながら往時と比較しました。乗り心地の悪い和歌山からの電車で、先ず降り立ったのが西笠田駅。

▼(昔)西笠田のホームから柵越しに、紀ノ川を眺めました。山々には雲がかかっていますが、初秋の空気と水の綺麗な情景でした。1966年9月14日 西笠田駅
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秋を愛でる-秋の空気の巻

KAWANAKAです。
秋を愛でる、ということで今回は秋の空気?にしました。
秋は光線の具合がきれいですが、先ずは田園の秋の雰囲気。秋は稲穂が垂れて稲刈りが済み、やがて田んぼは残り株一面の平面になり、白い霜が降ってくる。季節としては長いスパンだけれど、日本の秋の移ろいはそんなもんでしょう(偉そうに言いましたが)。
その前に1900生さまのコメントにもコスモスがありましたので、残り花というのではありませんが、同じなら秋らしく空が高い写真がええ、ということでひつこくもコスモスと高い空、欲張った風景を福知山線三田からお伝えします(あまり高くないかな。フロク!)。つ
いでに高い空ということでいつもの場所で恐縮でありますが拙宅の線路を挟んで反対側の田んぼから空を撮りました。バックの拙宅のある丘が写ってしまい愛嬌です。もっとワイドで接近すれば空が抜けるのでええのですが、田んぼへの進入許可をとってないので入れないことと、湿っているところに腹ばいにはなれません。この位で勘弁してや
ろうというところです。↓空(掲載)

 

さて、前回でお分かりのように拙宅の近所は周りが田んぼなので田んぼを入れた写真は山ほど、否、田んぼほど?撮れます。稲刈りを待つ田んぼを桃太郎が先を急ぎます。場所はススキで撮った所と同じです。雰囲気は違いますけどね。ここからは真昼間でもよく流しを撮ってしまいます。線路の反対側は鉄がよく居ます。1日2往復しかなくてもチャレンジしたくなる、そんな雰囲気です。桃

念のため、場所をマップに書いておきましょう。 続きを読む

秋を愛でるーススキの巻

KAWANAKAです。秋を愛でるの2弾は、ススキです。
考えてみれば、ススキのある鉄道風景は如何にも秋であるけど、まあ気がつけば写っているし、意識的に写すと言うものではないかもしれない。力が入った意欲的な写真も勿論多い。
しかし、ここでの写真はユルいけど、風情が感じらるものでありたい、それでええとまあ勝手に決めてしまったものである。ので、ガサガサと(デジタルでガサガサの音はカチャカチャとキーボードの音に変わったかもしれないが)探すことにした。小生は揺れ枕が不安定であるので、最近ロケには出ていない、それでお見せするのは賞味期限の切れた写真ばかりであるが、もともとニュース性を出さないので、ええことにしましょう。前回は僅かに1900生さまがそれなりの評価をされたので、ありがたく感謝し、頭(図)に乗ってススキの巻とします。

例によって拙宅の近所から。拙宅にこだわっているのは、わざわざ金を払い或いは油を焚いてCO2を増やして行くことはない、ここでも一級の景色ではないが秋の風情を味わえるではないか、という理由によります。
それで、先ずはススキの向こうから桃太郎EF210がこんにちはと出てくるところ。前回のコスモスを撮った場所と同じで角度を少し変えたもの。今度は2時間後、場所は同じで機関車の形式が違う。線路脇のススキが列車の風でユラッと揺れて、秋の雰囲気(と言いたいけどススキと上り線の間に下り線があってススキを揺らさずに通り抜けていく)。

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三江線と湯抱温泉

中国新聞では三江線特別取材班を立ち上げたようで、今朝の朝刊にもルポ記事が載っています。どですかでん様が三江南線の様子を紹介して頂きました。そのなかで湯抱温泉について触れられています。私は平成19年4月 三瓶山登山の際、湯抱温泉で1泊しましたのでどんなところなのかをご紹介します。

粕淵駅の観光案内図。邑智町は今は美郷町となっている。

粕淵駅の観光案内図。邑智町は今は美郷町となっている。 

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41年前の三江南線0番線と車窓風景

 三江線の廃止が検討されているということで、いま、デジ青で話題となっています。私の見る限り、朝日新聞や毎日新聞のネット版とNHKオンラインなどで報道されていました。NHKでは廃止されると本州で初めて100㎞を越える路線の廃線となると伝えています。

 さて、その三江線ですが「2年後に三江線廃止?」にコメントしたように私は41年前の1974年3月13日にまだ三江南線と言っていた頃、三次駅から口羽駅まで往復しました。この時もはっきり覚えていないのですが、三次で泊まったような気がします。そうしないと乗れなかったようです。いま、三江線乗車を考えてみるとどうしても沿線のどこかで泊まらないといけないようです。無理して宿泊なしにしても、どこかで夜行バスに乗る必要があります。以前であれば夜行列車があったのですが、今はないので夜行バスのお世話になる必要があるのです。

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三江線(続報)

三江線の廃止に関して地元のテレビ、新聞では連日大きく取り上げられています。そのなかから今朝の中国新聞朝刊のコラムをご紹介します。朝日でいう「天声人語」相当のコラムです。

平成27年10月18日 中国新聞朝刊

平成27年10月18日 中国新聞朝刊

三江線に限らず全国的な問題ではあるのですが、鉄道廃止となると高齢者の病院通いと高校生の通学問題がいつも話題になります。三江線沿線の某高校では過疎化の波が押し寄せ、定員割れを起こしており これで鉄道が廃止されると更に拍車がかかるとして、自治体がはやばやと無料のスクールバスを走らせているそうです。頼みの綱だった通学生も取られるとなれば老人だけが頼りではどうにもなりません。私の住んでいるのは人口10万人足らずの地方都市で、かつての商店街もシャッター通りと化しています。それでもなぜかマンションだけが次々と建てられ、結構売れてゆくのです。何でも山間部に暮らしていた老夫婦が生活を続けられず、子供たちが少しは便利な街にマンションを買って親を住まわせるという現象も起こっているそうです。50年後に鉄道全線完全乗車をしようとすれば、幹線だけに乗ればすぐに達成できることになっているのでしょうか。

丹波の山中に阪急電車

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阪急2861 福知山市雲原にて

先日 加悦から大江山を越えて福知山へ抜ける国道176号線を走っていたところ いきなり阪急2861に出くわし ビックリしました。帰って調べてみると3扉化されてはいるものの、2800系として最後まで残り、平成7年に嵐山線でさよなら運転をした1編成のうちのTcのようです。屋外放置ですが、傷みは少ないようでした。個人の敷地内なので道路からの撮影にとどめましたが、ここまで運んでくるのも大変でしょうから、よほど2800がお好きな人がおられるのでしょう。マルーン会長殿、何かいきさつをご存じですか?

2年後に三江線廃止?

今朝の中国新聞1面トップは三江線廃止のニュースでした。2年後の2017年度に廃止の方針のようです。2006年7月に豪雨により不通となり、この時点で廃止の声も聞かれましたが、約1年後の2007年6月に運転を再開し なんとか生き延びました。沿線にこれと言った観光地もなく、陰陽連絡の役にも立たず、いくら活性化、利用促進を叫んでみても 1日の利用客が50人では成り立つ筈もありません。三江線の次は木次線でしょうか。因美線でしょうか。陰陽連絡の高速道路が次々と開通するなか、過疎化には歯止めがかからず 中国山地の山あいをクルマで走ると人よりイノシシ、鹿、猿に出会う方が多い昨今です。

平成27年10月16日 中国新聞朝刊

平成27年10月16日 中国新聞朝刊

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2010年 大井川鉄道詣では 終焉を迎えた筈が 

1994年GW、就職した息子が配置された上尾に始めての訪問は、その帰途が2度目の大井川鉄道訪問となった。この年の5月下旬、所属していた海外鉄道研究会20周年行事が大井川鉄道中心に挙行されるにあたり、関西支部幹事の一員として下見を兼ねて立ち寄った。本心は白井さんに京阪特急の運転予定日を聞くことであったが、来年の「もみじシーズンには間に合わせたい」との返事を得た。この日は新金谷駅留置線で先に紹介した改造前の京阪特急を撮り、千頭往復を終えたSL急行が新金谷から回送され、C11を外したところをキャッチした。アンパンマン列車が走ったのは1998年で、2000年のJR四国より大井川の方が2年早い。

 

SL急行での運用者車のほんどはオハ35、47系である。

SL急行での運用車のほんどはオハ35、47系である。

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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part12 SL撮影ツアー 開始からつまずく

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DSC_1751002DSC_1802_100▲ 今回の牽引機は、2010年11月に動態保存された56548号機です。トルコで現在走行できる蒸気機関車は、これ1両だけです。
こちら側ではいつでも発車OKな姿ですが、反対側では何と動輪をつなぐカップリング・ロッドを外して懸命の修理が続けられていました。

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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part11 カッパドキアの観光

DSC_3937001▲ 20:18 カイセリ市の中心部メイダン公園を発車していくトラム、ジャーミィと英雄像を入れてのカットです。夕食後、トラムの夜撮も中々良いですよと案内して撮りましたが、料理撮影のために広角ズームレンズ(11~16㎜)を付けていましたので、夜撮には不向きでした。
今日は折角、世界遺産の近くに来ておりますので皆さんとご
一緒にカッパドキア観光です。故に鉄分はこのカットのみです。ご了解の上、ご覧ください。

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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part10 カイセリのトラムに乗る、撮る

DSC_1615021 カイセリは中央アナトリアのカイセリ県の県都で2014年現在の人口は約90万人、かつてはカッパドキア王国の首都マザカでした。
住みやすい町作りを目指して交通アクセスの見直しが行われ、エスキシェヒルやブラサと同様に新たにトラムが採用されました。
2009年8月1日にOraganize Sanayi Dogu Terminali (17.5 km)が開業、延伸が続けられて現在の総路線長は、34.4㌔・2路線となっています。今後も延伸が予定されています。
使用されている車両は、イタリアのアンサルドブレーダ (AnsaldoBreda S.p.A. )製の100%低床車5両連節車、
シリオ(Sirio Kayseri)です。両運転台、両側に乗降ドアがあるタイプで、全長32,350㎜、車幅2,650㎜、床面高さ350㎜、定員270名、出力106kw×4、最高速度75km/h、ゲージ1,435㎜、DC750V。運行は1ユニット5両連節車を2ユニット連結で行われていて圧巻です。
この企業は2015年に日立製作所に買収されています。
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秋を愛でる

KAWANAKAです。

夏を休んでいたので久し振りの投稿です。夏の風物は色々あるのですが、そもそもロケする気力も体力もオマケに今年は脚力もないので予定とおりパスして秋に移りたいと思います。それで、秋を迎えるくらいにしようかと思ったのですが、彼岸花はきつくて群生していると列車が負けるとか勝手な理屈をつけてイヨイヨ秋という時点から秋を投稿しようと思います。例によってニュース性も話題性もまったくありません、がこれで季節を愛で(←「めで」です。字足らずであいして、ではありません)鉄道の醸し出す季節の雰囲気を感じることができれば、この国の四季はええなあ、となります。そうなれば成功。

という訳で、秋が秋らしくなるのは先ずコスモスが咲いてくる頃、になると思います。その後だんだん秋の色が深くなってススキになり紅葉、雪を迎えることになっていきます。夕暮れの景色もロマンチックやないでしょうかね。1回目はそのコスモスです。コスモスは列車の前面にワーッと咲いていてその向こうを列車がいると言うのが定番です。難点は季節が進むと同じ向きに茎が傾いて行き気が付けば野分のようにみえること、風が思わぬ方向から吹くと花の位置が変わってしまうということでしょうかね。例によって、小生軸重制限痛んでおりますので今年は出場できていません。それで昨年までのを中心にUPします。場所は拙宅の近所xαです。


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