秋は気ままに一人旅 -3-

上信で夕陽を狙ってみる

141007_037sysysy上信電鉄南高崎~根小屋の烏川鉄橋で、上信に31年ぶり登場の新車7000形を流してみた。車内はセミクロスシーシになっていることが分かる。

深谷で廃線跡探索のあと、近代建築巡りにも時間を割いたため、想定外の長居となってしまった。高崎に着いたのは、もう陽が傾きかけていた。高崎で夕方となると、行くところは決まってくる。上信電鉄南高崎の先にある烏川鉄橋だ。上信高崎駅に行くと、沿線の富岡製糸場の世界遺産登録の号外が貼ってあったりで、世界遺産の恩恵は相当なもののようだ。烏川鉄橋の夕景は今回で3回目だが、なかなかいい夕陽に恵まれず、この日も昼間は青空だったものの、次第に雲が多くなってきた。失意のうちに電車に乗り込むと、発車のとたんに居眠りしてしまい、気がついた時は、くだんの烏川鉄橋を渡っているところだった。居眠りによる乗り過ごしはよくあることで、慌てることなく、つぎの根小屋で下車、オバチャン駅長に聞くと、撮影者はみんなこの駅から歩いて鉄橋まで行くとのこと、たしかに農道をたどっていくと、それほど時間も掛からず、鉄道橋の南に架かる、人・自転車専用の木橋に着くことができた。なお、南高崎~根小屋には新幹線高架の直下に佐野信号所があり、日中はここで列車交換を行なっているが、今年12月からは“佐野のわたし駅”として駅に昇格するとのこと、駅ができれば、烏川に最も近く、撮影は格段に便利になる。

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