- 青信号 （第27号）-

		第 2 7 号
		1971年11月25日発行
		表紙のことば　2700形蒸気機関車 いわゆるB6と総称される一連の機関車の一つである。 官設鉄道が全通させたのは明治22（1889）年であったが、その翌年の23年に、当時の鉄道庁に輸入された強力な車軸配置C1型の機関車があった。 これが36形と呼ばれ、後で2100形になったものである。 その後、日露戦争に伴なう大増強が行われそれまであった17両の2100形､268両の2120形に加えて、ドイツから75両、アメリカから168両が輸入されて総数は528両に及んだ。 そしてこの時に輸入されたアメリカ製の通称”アメB”2500形が、表紙の2700形の原型となったものである。 2500→2700形への改造の要点は従輪を1軸増してC2となったことである。 表紙の2719号は1905年ボードウィン製の旧番号2575で、1948年1月29日東鉄局八王子で廃車。 ’50年に雄別炭鉱に��234として入線、’53年��3として三井美唄専用線、その後北星炭鉱美流渡に入りナンバーも国鉄時代の2719に戻った。 現在、専用鉄道・地方鉄道を通じて在籍する唯一のB6であろう。
↑クリックすると拡大		画−近藤冨夫　タイトル−福田静二

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