1974年11月24日発行 |
阪急3300系
阪急京都線の輸送力増強用に1967年12月よりナニワ工機で製造された。前面は2000系を始めとする阪急タイプであるが、尾灯が両端に移され、左上方には行先方向幕がついている。(地下乗り入れ用)又全長が10cm短くなった代わりに、幅が10cm広くなった。編成は、3300(Mc),3350(Tc),3850(T),3400(Mc)を2連〜4連で交互に組み合わせ、現在では、地下鉄堺筋線乗り入れ用(5連)京都本線各停用(4〜5連)に利用されている。回生ブレーキを使用せず、発電ブレーキのみのため、パンタグラフは、Mc車に1個だけである。又、台車はS型ミンデン台車で、乗り心地がすぐれている。万国博(EXPO’70)において大量輸送の大役を果たしたあと、京都線の中堅車両として活躍を続けている。3300系のあの一種独特な電動機の音は今日も阪急の鉄道にこだまし続けています。 |