阪急電車・京都線の思い出
阪急京都線特急の『2枚看板』は同線の特徴で、何故2枚も・・・と大変不思議に思っていました。
これは京都線特急が十三-梅田間で神戸線と並走する宝塚線上を走っていたための誤乗防止策だったのではと思ったりもしましたが、結局今もって疑問は解けていません。
また、4両連結のP6急行も懐かしい写真です。2両目には『阪急』が『新京阪』に送り込んだ先遣隊の1550が写っていますが、これも当時若輩の私にはその知識が無く、ただP6とは不揃いなのが不思議に思えたものでした。
4連の急行編成には1550の代わりに元貴賓車のフキを組み込んだ編成もありました。
河 昭一郎さん
この質問は、ぜひともマルーン氏にお答えいただきたいものですね。
それと乙訓の長老様がご存命なら「それについてはこんな話があるんや」と解説がついたのでは、と思います。
河さま
特急の二枚看板ですが、阪急電車のコンセプトに深く関わって来られたYさんが著された「阪急電車」のなかに、記述が載っていました。それによると、「沿線利用者に対するアピールもあるが、信号所(とくに梅田や淡路)や踏切警士からの識別を容易、かつ確実にするためであった」と書かれていました。たとえば淡路のように、急行は停車、特急は通過する駅での確認を容易にするため、二枚看板になったようです。十三-梅田の宝塚線、京都線の共用区間では、急行板の取り付け位置を左右で違えて区分していましたね。
河さま
トップの2363は、Tcなのにパンタがあるのですね。これは中間Mと、Mcのパンタが接近し、架線の押上げ圧力が高くなるので、間隔を空けるため、中間MのパンタをTcに移した訳ですね。2300系が2丁パンタ、2Mユニット化されるまでの期間の珍しい例でした。さりげなく、貴重な写真を出されるところ、河さんの奥深さを感じました。
河様
電車の全面の標識灯を特急は2個、急行準急等は1個点灯し普通は無点灯です。
総本家さんが言われるとおり、列車種別を夜間踏切警手さん等に分かるようにということですね。
昼間でも列車種別が遠くから識別できるように特急は円板2枚、急行や準急は1枚、普通車は縦長の角板となっていました。今はもう無いですけども・・
急行や準急一枚を付ける位置が神宝線と京都線では違います。京都線は新京阪でしたから京阪電鉄と同じではなかったでしょうか?
河様、いつも貴重なお写真をご披露くださり、ありがとうございます。
私の知っている桂駅5号線は、嵐山方の着発と梅田方への発のみで、臨時の嵐山急行が使っていただけでしたが、お写真を拝見すると河原町方の着発も可能だったようですね。実際にそのような列車設定があったのかどうかは知りませんが、驚きでした。
桂駅が工事中の1983年7月3日の写真を貼付いたしておきます。
それと標識灯ですが、踏切の制御装置へ列車種別を送信する周波数と連動していると、何かの本で読んだような気がします。(記憶が曖昧ですいません。)
四方誠様
写真に依る時代検証は「知らない昔」が判ったり、逆にその後の状態を再認識出来たり、面白いですネ。
「デジ青」でそれが出来るのはラッキーです。
昭和39年12月25日、桂を発車した2301+2351の2連、普通天神橋行です。
河様が撮影されたP-6のその後です。
1昭和44年4月29日、桂~上桂間、105です。
和43年8月7日、吹田駅、1500です。
昭和43年12月10日、西京極~桂間、1521です。
河 昭一郎様
私の幼少期から高校生くらいまでの思い出からくる感想です。阪急京都線特急の2枚看板は専門家の話によりますと信号所や踏切警士の列車識別と注意喚起のためということは初めて知りました。なるほどと思いますがそうすると神戸線の方も淡路のような駅はありませんが同じことが言えるのではないかと思いました。それより当時私は京都線の2枚看板の特急は神戸線の特急よりも格上のシンボルマークと見ており羨ましい存在でした。それは①京都大宮と大阪梅田間をノンストップで十三も停まらなかったことです。そして②京都線は710形から1300形まで2~4連のクロスシート車であったことです。両形式ともに一部にロングシート車がありましたが見る列車乘る列車は圧倒的にクロスシート車でした。これに対して神戸線は私の経験では814形がクロスシート車でしたが、他の900、920、800は中型車で810、1000、1010等の大型車もロングシートばかりでした。ただ、4連で高速でした。神戸線では何故同じ特急なのに赤い円盤が1枚なのか不満に思っていました。たまに西宮球場でプロ野球が行われる時にはブレーブスマークを付けて京都線の特急並み(?)の顔になったこともあります。添付写真は阪急-巨人の日本シリーズの時に走った2枚看板です。1968.10.17武庫之荘駅通過の3058先頭の大阪梅田行き特急です。
米手作市様、総本家青信号特派員様、マルーン様
皆様のご親切なご教示、感謝に耐えません。
実は小生、過去の「デジ青」を読んで見ましたら、今回の「小生が知らなかった話」
が当然の如く既に2020年1月には詳細が論じられており、自身の勉強不足を恥じる
結果となりました。
「2枚看板」をはじめ「急行板の左右」位置や「車体への引っかけ方の違い」果ては
標識灯の位置の違いまで、詳細な記述があったのを始めて知りました。(恥)
思うに、それらの記事は小生が「国電」に偏重していたためで、誠に失礼ながらスル
ーしてしまったのではないかと考えられ、筆者の準特急さんには平身低頭です。
藤本哲男様
またまた貴重な写真を、ありがとうございます。
やっぱり、P-6は「かっこエエ!」このイカツイ「機械、機械した所」が最高!
最近のナヨナヨした「フニャフニャ車体にはウンザリ」って思うのは私だけ?
おっと、2300も有りましたネ。 それに、フキも綺麗な形式写真ですネ。
閲覧頂いた皆々様へ
特急の2枚看板が「何~んだ、社内の都合だったのか!」と小生の様な「ファンの不安」が落着した所で、今度は「特急」の表記が2種類(縦書きと横書き)有ったのは何で~?の愚問が。
「そんなん拘らんでも」と言われる事必定ですが、疑問は疑問で。 やっぱり何らかの理由が有るんでしょうから、この際極めるのもイイかと。(笑)
ところで、しつこい様ですがP-6の魅力を整理すると、例の「爆走」を始めとして厳つい「角形車体」に「大型のヘッドライト」、更には
車体と幌の上部間に頑丈そうな板バネを挟んで設置された貫通幌(前幌は更に迫力満点)でしょうネ。
河 昭一郎さん
タテ書きの「特急」
これは時代の違いではないのでしょうか?⇦もの知らずの当てずっぽう
それは、それで良いとして、このコメントに貼付させて頂いた写真は話題として如何でしょう?
米手作市さま
話の続きを飛ばし忘れていました。
時間が空き過ぎましたが、送ります。
「拘り過ぎ」の感も有りますが、ま、固い事言わんと・・・。