C56108保存会様からのお便り

以前木次線ツアーでお世話になりましたC56108保存会堀江様より会報を頂きました。木次線は昨年7月の西日本豪雨で、木次線そのものの被害は少なかったものの、芸備線の橋梁流失により備後落合構内のポイントや信号が制御できなくなり、木次線の列車が備後落合駅に進入できず、トロッコ列車も運休する事態となったそうですが、幸い伯備線の運行開始とともに、ポイントや信号の制御信号を伯備線を迂回することによって8月8日より運航が再開されました。

会報にも書かれていますように木次駅付近の再開発に合わせて、C56108号を駅付近に移動する運動等活発な活動をされています。何らかの形でご支援できればと思っています。

詳しくは保存会ブログ、http://ameblo.jp/c56108/

face book  https://www.facebook.com/seishun.horieをご覧ください。

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 平成最後は115系ざんまい 〈下〉

北しなの線の撮影後は長野に宿泊し、翌日は軽井沢~篠ノ井のしなの鉄道線へ向かいました。風景の点では、浅間山麓の軽井沢~小諸の選択となりますが、今回は、より本数が稼げる小諸~上田~篠ノ井で、復刻色を中心とした編成本位の撮影としました。
1997年のしなの鉄道開業から活躍を続ける115系ですが、いよいよ新車両への置き換えがアナウンスされ、JR東日本のE129系と同t型車体の新車両「SR1系」52両を、2019年度から8年をかけて導入し、115系と置き換えることになりました。まず2020年7月、ライナー用の6両から順次運用を開始する予定で、来年度からは、いよいよ115系の撤退が始まることになります。

朝の7時台の長野駅ホームで発車を待っていたのは、塗装変更の最新バージョン、「台鉄自強号色」S9編成だった。強烈な塗装が、薄暗いホームで輝いていた(2019-4-25)。

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2019年桜前線追っかけ旅 長崎からのさくら紀行 Part3 松浦鉄道に乗る、撮る① 佐世保⇒吉井

第3日目 3月31日 その1

今日からは千住のヤスベーに同行して九州北西部を走る松浦鉄道から桜前線を追いかけます。ただ長崎ではまだサクラ満開とは行きませんでしたのでどこまで咲いてくれるかこれが問題です。足はありませんので乗り鉄しながら撮影地を探すしかなく運を自然に任せての旅になりました。

▲ 松浦鉄道の路線図です。(※ 公式HPからの転載)
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 平成最後は115系ざんまい 〈中〉

しなの鉄道北しなの線

信越本線鯨波で列車を撮影後、直江津まで乗車し、えちごトキめき鉄道に乗り換えて、終点の妙高高原から、しなの鉄道北しなの線に乗り換えました。えちごトキめき鉄道、しなの鉄道北しなの線ともに、もとは信越本線の一部で、2015年3月北陸新幹線長野~金沢の開業時に、並行在来線として経営分離された区間で、両線とも初乗車となりました。しなの鉄道は、すべてJR東日本から譲渡された115系で占められ、軽井沢~篠ノ井のしなの鉄道線とともに、両線で使用されています。外部塗装は、しなの鉄道発足時に制定された、ガンメタリック・グレーのオリジナル塗装ですが、「懐かしの車体カラー」と称した、国鉄・JR時代の復刻塗装など、多くのカラーバリエーションがあります。

黒姫~妙高高原を行く、湘南色に復刻塗装された、しなの鉄道のS3編成。同区間は、北しなの線では唯一の複線区間となっている(2019-4-24)。

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 平成最後は115系ざんまい 〈上〉

総数1921両を数えた115系電車も急速に数を減らしてきました。JR西日本では岡山電車区に少数残るだけ、JR東日本では、北関東の高崎・上越・両毛線で最近まで活躍が続きましたが211系などに置き換わりました。115系は、国鉄・JRに数多くあった“新性能電車”の一系列に過ぎませんが、私にとっては格別の思いがあります。まだ昭和の30年代、上野から日光まで乗ったのが、新製間もない115系でした。関西には、東京で使い古した車両しか来なかった時代だけに、ピッカピッカの車内に少年の心が躍りました。関西に久しぶりの新製電車である113系が投入されるのは、その翌年まで待たなければなりません。
格別の思いがある115系ですが、新潟車両センター、しなの鉄道には、まだ相当数の115系が活躍しています。しかし後継車両の増備が進んだり、置換え車両が発表されたりして、先が見えてきました。そんな思いを持って、平成最後の遠出として、新潟・長野を早回りしてきました。

新潟地区の115系のなかで、注目は“初代新潟色”と言われる赤黄の塗装のN40編成だ。まだ70系の時代、とくに雪の季節の目立つように、当時としては派手な赤黄に塗られた。この編成の事前情報が乏しく不安のなかでの撮影だったが、真っ先にやって来たのが、この編成で実にラッキーだった(鯨波~青海川 2019-4-24)。

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『通勤形電車』の変遷    河 昭一郎様ご寄稿 

河 昭一郎様より鉄道雑誌に掲載予定で編集された表題の論文をデジ青用にご寄稿頂きましたので掲載いたします。
ただ、頂いたのは出版用に割り付けられた完全原稿のため、そのままでは掲載できません。一旦ばらしてデジ青仕様に組み替えましたのでご了承下頂きます。内容・文章には手を付けておりません。併せて以前に投稿された藤本哲男さんの73系に関する記事もご覧下さい。

ロクサン形がルーツの通勤電車 クモハ73030 1962-1-4 京都

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2019年桜前線追っかけ旅 長崎からのさくら紀行 Part2 長崎市電、151号・701号・1051号の引退記念の「さよならパレード運行」を撮る

▲ 10:00 長崎市電の浦上車庫で開催された1051701号151号の引退記念のセレモニー撮影会です。

左から、1051号は1976年3月に営業廃止となった仙台市電のモハ100形5両を譲り受けました。他の4両は老朽化により既に廃車になっていますが唯一生き抜いた車両です。701号元東京都交通局2018号、都電杉並線と本線で運用された後、路線縮小に伴い余剰となっていたのを譲り受けました。151号は1956年に箱根登山鉄道小田原市内線の廃止に伴い余剰となったモハ20形を譲り受けました。3両とも冷房装置がないため夏場の運行はできなくイベントに出庫する程度でしたが車体や部品等にアスベスト(石綿)を使用している可能性があると分かり廃車が決まりました。いずれも重要な鉄道遺産なので里帰りも検討されたようですが、アスベストの使用が確認された場合、車両の譲渡、売却等が禁止されていて出来ません。詳細な調査は今後実施しますが具体的な時期は未定です。

こう言った事情により引退せざるを得なくなったそうです。3月30日(土)に「さよなら撮影会」、「さよならパレード運行」、「さよならアンコール運行」のイベントが開催されることとなりました。
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江若鉄道近江今津駅保存へ

江若鉄道近江今津駅が保存に向けて動き出したと今日の読売新聞滋賀版に出ていました。一時は取り壊しの話も出ていましたが、有志の方がJAに保存を働きかけ、保存だけでなく活用していこうとされています。5月1日に会が設立、5月1日13:30~駅舎西側のJA今津東支店でパネル展示等のイベントが開催されます。また、5月11日10:00から廃線ウォーキングとして旧新旭駅跡から旧今津駅舎までの7kmを歩くイベントもあります。参加費1000円(昼食付)定員50名5月6日締め切りです。

2019年桜前線追っかけ旅 長崎からのさくら紀行 Part1 長崎へ

第1日目 3月29日 旅立ち

台湾・九州の旅から一週間、千住のヤスベーさんのお誘いで長崎へと参ることになりました。3月30日に開催される長崎市電の151号・701号・1051号の引退記念の「さよならパレード運行」の撮り鉄と当日朝に実施される車庫での見学会参加が目的です。その後松浦鉄道を訪問して桜と鉄道も撮りにいきます。往路は購入した青春18きっぷの残が2日分ありますのでこれを使って長崎まで鈍行列車の乗り継ぎ旅です。長岡京からは、807.1㌔もあり私の青春18きっぷの乗車としては最長距離です。普通運賃で購入すると11,120円ですので十二分に元は取れています。乗った列車本数は11本、乗り継ぎ時間も入れた乗車時間は17時間21分で、鈍行列車乗車としては最長時間でした。
ちなみに私が大学時代だった1968年当時、京都⇒長崎を走行する急行雲仙2号は所要時間16時間4分で時間差は1時間17分、新大阪⇒長崎を走行する特急あかつきは所要時間12時間53分でした。
今回乗継時間の合計は1時間37分ですので単に走行時間だけ見ると急行よりはむしろ早かったことになります。

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癒しの島 台湾鉄道2019年春の旅 国内編 Part 12 黒崎⇒長岡京

第9日目 3月22日

台湾から帰国後、鹿児島から始めた青春18きっぷの旅も3日目を迎えました。今日は九州黒崎から長岡京まで619.6㌔を鈍行列車で帰宅します。今まで経験した1日あたりの青春18きっぷの旅としては最長距離になります。黒崎からの前回の2018年8月は山陰本線に乗りたかったのでで宿泊しましたが今回は広島で本場広島風お好み焼きを食しての帰路です。 続きを読む

癒しの島 台湾鉄道2019年春の旅 国内編 Part 11 八代~黒崎

第8日目 3月21日 その2

八代からはJR九州在来線鹿児島本線に乗り換えて北上、原田からは筑豊本線に乗り換えて直方へ参ります。直方からは、筑豊電鉄に乗って黒崎へと向かうプランです。
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癒しの島 台湾鉄道2019年春の旅 国内編 Part 10 オレンジ鉄道に乗る

第8日目 3月21日 その1

今日は車窓から美しい海を眺められることで有名な肥薩オレンジ鉄道に乗車しての乗り鉄旅から始めます。そして筑豊本線・筑豊電鉄を経由して黒崎駅へ向かうプランです。

車窓を楽しむために川内 6:56発の列車に乗ることが必要です。6時過ぎには宿を出ましたがあいにくと雨が降っています。遠い駅までの徒歩は辛いものがあるなあと思っていましたら何と宿の隣はタクシー会社の車庫兼事務所です。これはラッキーと乗車をお願いしましたら6時半からの営業ですので運転手が出勤するまで少し待ってくださいと申されます。車に乗って待つ事にしました。
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 平成の桜を振り返る 【3】

 京津線蹴上の桜

平成の桜、阪急のつぎは京阪です。京阪の桜、と言えば、我々の世代では鴨川沿いの桜となりますが、これは、昭和の出来事、平成はすでに地下に潜っていますから、改めて時の流れの早さを感じます。平成時代の桜は、やはり京津線蹴上の桜でしょう。並行していた琵琶湖疏水のインクライン沿いに桜の並木が続いていました。この区間が廃止されて、市営地下鉄東西線に道を譲ったのが平成9年、もう20年以上前になります。この頃はカラーポジの全盛で、京津線と桜を絡めて、よく撮ったものです。ところが、私にとっては、もっと以前に廃止された鉄道にばかりに時間をとられ、京津線のことは、全く採り上げることはありませんでした。
京津線蹴上駅は、低床ホームが三条通にあり、電車の到着を待つ人びとの様子を、桜と重ねて狙ったものだ(以下すべて平成9年4月撮影)。

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癒しの島 台湾鉄道2019年春の旅 Part 9 鹿児島~枕崎~川内 

第7日目 3月20日

癒しの島台湾春の旅から帰国した先は鹿児島です。今回の旅は貯まっていますJALマイレージを特典航空券に交換したマイレージチケットでした。空港使用料、燃油サーチャージの12,480円は必要ですが日本発着の空港はどこでも選べます。台湾に続いて日本の早い春を見たくて九州の空港行きを探すと鹿児島だけが確保できました。

鹿児島市電は昨年3泊して全線に乗車して撮り鉄もしましたので今回はJR未乗車区間の指宿~枕崎に乗り鉄です。しかし時刻表を調べると早朝の列車はなく10:05発が始発です。
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セキュリティー対策のお知らせ

デジ青管理人の小西Jrです。先日Googleから掲示板に対してセキュリティー警告(ハッキングによる改ざんの可能性)が通知されたため現在調査中です。
今のところ怪しい記事やコメントの投稿や改ざん、不正な投稿者の追加などは見つかっていません。念のため、海外からのアクセスブロックを行い、過去の作業ファイルなどを全て削除しました。
不正アクセスへの対策として、これまでもJetPackやAkismet、VaultPressプラグインを導入し、ソフトウェアファイアーウォールなども使用していますが、昨今の攻撃増加に対して不十分と思われたため、さらにJetPackPremiumアカウントにアップグレードし、掲示板のすべてのコンテンツに対するリアルタイムマルウェアスキャンを有効にしました。

十連休にボーとしないために

先日、日本橋駅近くの文楽劇場へ観劇にいくと上掲のチラシが置いてました。好物の近鉄2200系と2250系の画像が眼をひきました。2250系は今年1月の鉄路輝く写真展にも採用いただき60年ぶりに輝きました。2200系は十代に母親に連れられ神道団体の貸切列車で伊勢神宮初詣に毎年乗りました。今月は近鉄しまかぜが退位報告の陛下と共に大和路伊勢路と活躍し近鉄関係者もお疲れのことでしょう。落語と8ミリ映画という変な取り合わせ、8ミリ映画と聞いて温泉宿などを思い出されたのは後期高齢者でしょうね。日本橋駅は大阪メトロ近鉄阪神阪急で交通至便、十連休の暇つぶしにいかがですか。
クローバー会の皆さんも高齢の方々が増え、最近の桜井線撮影会の掲示板報告にも帰途の近鉄電車にトイレが付いていて助かったとありましたが、大阪線で数少ない5200系運用に乗車されたのはもっと幸運でしたね。通信員は前立腺が廃線となってから五年になりますが、皆様もPSA検査などで保線に努められ機嫌よく趣味に没頭されますように。
なお本稿掲示に当たり介護士壱号さまより適切なる介助を受けましたことに深謝いたします。

 

平成の桜(鉄鈍爺の巻)

総本家青信号特派員さんには及ぶべくも無いですが、私なりの平成を振り返ります。
先ずは平成締めの桜の動画です。(阪急京都線の桜並木、2019年版)


好天に恵まれたこともあり、綺麗に録れました。

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