|
西村雅幸さん、水泳列車完成おめでとう。懐かしいDD13の写真を見てとても嬉しくなりました。と同時に少々驚いています。というのは当工房では昨日DD16の制作に着手したばかりだったからです。
私にとってDD16はこれが2両目で、1号機は三十数年前、5回生の頃でしたか、しなのマイクロからエッチング板が発売され、当会きってのスピードメーカーである68年度の林伸一さんと競作したものです。確か上回りは一晩で組み立てた記憶があります。完成後さらに増備車1両分のエッチング板と台車・ギヤーボックスを購入しましたが、何となく気が重くて着手できずにいました。
1枚目の写真
手前が昨日1日でメカニズムが組み上がった2号機の下回り、その向こうが三十数年前に完成した1号機(DD162)で、台車・ギヤーボックスは共にDD13用のものです。
DD13はセンターキャブですから購入したギヤーボックスは両軸モーターで両台車を駆動する方式となっています。しかし、DD16は1エンジンのためにキャブが偏っており、機関室内に収まるような細い両軸モーターが手持ちの中にありません。あれこれ考えた末、ギヤーボックスのウオーム軸を長いものに交換して引き出し、ユニバーサルジョイントを取り付けてもう片方のギヤーボックスに動力を伝える方式としました。
モーターはキャブ内に収め、その真下に来る側のギヤーボックスはスパーギヤーの立ち上がり部分を切断しました。この台車、DT113はホイールベース26mm、車輪径10.5mmなので取り付け部を改造すればパワートラックも利用可能ですが、こういったメカニズムの工作はとても面白いので、オリジナルのギヤーボックスを使うことにし、1日楽しんでいました。
1号機はというと、その頃はまだこのギヤーボックスがなく、スプリングベルトで片側のウオーム軸を駆動して、反対側へはユニバーサルジョイントで伝導する方式です。
2枚目の写真
2号機に1号機の上周りを乗せてみたところですが、キャブにモーターがぎりぎり収まりました。これでより車体中央部に(モーターシャフトを避けて)ウエイトを搭載できますので、1号機のように片側の台車上にウエイトを乗せたために著しく偏荷重となった欠点が改善できそうです。
【NEC_0083.JPG : 120.5KB】
【NEC_0084.JPG : 112.1KB】
|
|
|