|
本日(3/27)田淵仁君著の「近鉄特急(上)」(並は売り切れ)の出版記念握手会が
開かれました。
大阪の旭屋書店本店の週間ランキングでなんと総合一位を獲得しました。芥川賞受賞
の綿矢りさ著「蹴りたい背中」や養老孟司著「バカの壁」をさしおいて堂々の一位!
まだ買ってない人は時代遅れというもの。今からでも遅くないから買って読むこと。
ところで出版祝賀会のつもりでしたが思わない話が出ました。
田淵君が現役の頃は京阪と阪急の全盛時代、それ以外の私鉄は「鉄道にあらず」の風
潮が満ちあふれていたのです。その中で近鉄一筋で布教活動をしていたのが田淵君で
した。行けども行けども相手にされませんでしたが彼は愚直にも近鉄を叫び続けまし
た。苦節数十年、今日の栄光を手にするとは誰が予想したでしょうか?
この苦労を涙ながらに語る田淵君に全員が落涙をしたのでした。早川君の発案で(
彼は命名の名人です。コンドル藤本、同好会の小汀利得)同好会の日蓮上人の称号が
贈られました。迫害されながら日陰者の近鉄をメジャーに引き上げた事を日蓮の布教
になぞらえたものです。因みに同じように布教しながら挫折した南海の村尾君を同好
会の麻原彰晃と言うことに決したことをついでに報告しておきます。
我々は田淵先生からサインと握手をして頂き、「次はノーベル文学賞をねらう、川端
康成何ほどのことやあらん」の鼻息を後ろに聞きながら家路につきました。
|
|
|