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TPC=Transports Publics du Chablais その1
要領を得た地図がなく、エイグルの町の観光地図を入れておくが少々見難い。まずエイグルという小さな町はレマン湖の東端モントルーからSBB、いやフランス語圏だからCFFで5駅目、南=少し東寄りに約15km。駅前の広場にAL(Aigle-Leysin)、ASO(Aigle-Sepey-Diablerets)、AOMC(Aigle-Ollon-Monthey-Champery)の3私鉄が終結し、つい先頃まで広場での路面乗降が有名だった。
その3私鉄は現在も略号は同じ、かつすべてメーターゲージだが、現在はエイグルから更に8kmほど南のベーから発するBVB(Bex-Villars-Bretaye)を加えた4私鉄とバスを糾合し、TPRなる公共セクターになっている。
その上エイグル駅前が大改装され、駅前広場の南側に3線を移し、低いがプラットホームも作られるなど、かなり大規模な工事が行われている。街中の路面併用区間も一部付け替えられていた。
地図で赤丸に白抜きで2〜5、12とあるのがエイグル駅。ここから黒い実線が2本上に伸びており、その左側がすぐ点線になる。点線はラック区間を表しており、これが終点のLeysinまで続く。すぐ右側のASDは終点Diableretsまで、最急60‰。
AOMCはCFFに添い、一旦離れてOllonに寄った後CFFを越え、Montheyの町に。その終点の一つ手前で分岐し、シュトルプ式ラック区間を2回経てChampery(挿入の地図からは外れている)まで。
いかにもスイスらしいのは、ALは1500V、勾配も最急230‰に達する。ASDも1500Vだがラック区間はなく、AOMCは850Vで部分シュトルプ式、最急135‰。BVBは700Vと半端で部分アブト、最急勾配200‰。しかも連結器が夫々異なり、お互い乗り入れ等は出来ないし、その必要もない。
2コマ目は新設の「エイグル発着場」で左側茶色の電車がAL。次の青いのがASD、その右にちらりと見える赤と白の電車がAOMCである。3コマ目では左の茶色、青とカボチャ色がAL、その向うの青色がASD、そのもう一つ向うの赤いのがAOMC。
エイグルの旧市街を行く電車は茶色だからAL。きちんと一列に並んでいる自動車は白線で区画した合法駐車スペースに駐車中である。こんな狭い道路でも駐車が認められているのは日本では考えられまい。
【TPC概念地図.jpg : 290.4KB】
【エイグル発着場.jpg : 193.6KB】
【エイグル新発着場.jpg : 193.7KB】
【エイグル旧市街.jpg : 195.6KB】
【狭い旧市街.jpg : 198.4KB】
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