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1月5日7:30、昨日の運転手がロビーで待っていました。瀋陽北駅から北京への帰路のCRH5はD2、発車は13:01です。12:00には戻りたいと告げて、撫順に向かいました。
撫順について知っているのは、昔に学校で学んだ東洋一の露天掘り炭坑の街ぐらいで、初めての訪問です。興味あるのは、南満州鉄道の気動車ジテ1型が電車に改造されていて走っている。今でも運用されていたなら見てみたいとの願望でした。
昨日同様に暖かい車中でうとうとしていると、運転手から“着いたよ”と、起こされました。ドアを開けるとそこには、霧にけむってはいましたが、地下200m以上も掘られた広大な何段にも及ぶ露天鉱が見渡せました。圧倒されました。遥か眼下には、SLと思しき白煙も見えます。
とにかく近くにある市内電車駅に向かうように車を走らせました。
東崗駅に着き時刻表を見ますと朝夕のみの運行で、昼間は全くありません。今から撮影可能な電車は3本のみです。地図もなく撮影場所を探す余裕もありません。駅周辺で来る電車を待ちかまえました。
3本を撮り終えた後も電気機関車に引かれた石炭列車が来ますが、貨物列車の時刻表はなく、ただ待つのみです。
地図を購入するために撫順駅に向いました。戦前からの立派な駅です。地図を見ながら運転手と相談して、電車の終点駅の古城子と劉山を選定して向いますが、市内電車路線は複雑で、地図にない線路もあり、迷う度に地元民に聞きながらでした。
結局、古城子駅は見つからず、手前の南晶駅と劉山駅での撮影でした。
劉山駅では、805型の平安号と802型のムーミンが夕刻の待機待ちでした。双方ともパンタのある先頭車両内に変圧器等の電源設備があり、車体下はT車同様に何もありません。
掃除点検を行っている運転手らしき人に聞きますと、現在9編成が運用されていてジテはいないと言います。休車か廃車されたのかと質問をしましたが、小生の中国語では意味が理解できないようで、正確な事は分かりませんでした。
残念ながら、時間切れでジテは発見できずで、調兵山に続いて再度の訪問の想いを残しての瀋陽への帰途となりました。
帰国後、インターネットで調べてみると、撫順鉄道についてよくまとめられたHPを見つけました。皆様、ご訪問される際はご参考にされたら良いと思います。
http://www.geocities.jp/jite1935/
【撫順炭鉱.jpg : 308.3KB】
【劉山駅.jpg : 327.4KB】
【石炭列車.jpg : 377.6KB】
【撫順駅.jpg : 312.9KB】
【撫順電車.jpg : 348.7KB】
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