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ペロポネソス半島その7 ディアコフト〜パトラ
最初[830]=その16-1修正から。国鉄アテネ駅を標準軌/メーターゲージ駅共にアテネ駅と記した。確かに駅名表にも時刻表にもそうあるが、アテネ市民はラリッサ駅/ペロポネソス駅と呼んでいるそうな。しかも後者は現在閉鎖中?とか。
登山軽便線終点カラブリタは前述のようにパラグライダーやスキーもできるリゾート地だが、1943年12月13日、レジスタンスに手を焼いたドイツ軍が報復と見せしめに、15歳以上の村民1,436人を皆殺しにした地であることをその後知った。
現在の学校等は、戦後西ドイツがその償いに建設寄贈したものの由。
ディアコフトに2泊した我々はメーターゲージの列車を撮って西に向かった。貨物はスイッチャータイプの大型電気式DL(C+C)で重連でタンカーばかり牽いていたが、こいつは面白くもなんともない。
古いDCの3連(固定編成)は面白い。動力集中方式=機関車に当たる動力車は1/3強が客室で、中間客車の台車には車軸発電機が付いていた。屋根のラジェーター部分はJRのディーゼル特急並みに排ガスで真っ黒。JRのディーゼル車とは、まさしく発展途上国並だったのである。
いずれも山岳区間は急勾配とめちゃカーブが連続するから、機関出力が大きい。というより、日本のディーゼル車両は、半世紀しがみついてきたDMH17に代表されるように、世界の標準から見て、余りにもかけ離れて遅れに遅れ、重量の割りに小出力で終始し続けた(過去形にしておく)のであった。
【谷に沿って.jpg : 192.6KB】
【終点カラブリタ(2).jpg : 198.5KB】
【メーターゲージの離合.jpg : 343.4KB】
【旧式デイゼル列車.jpg : 316.0KB】
【パトラで.jpg : 304.2KB】
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