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YBBSTALBAHN その4
またもや写真挿入順序を誤った。歳に免じてご寛容あれ。
この写真は駅のバック、斜面の放牧地に入って撮った。低い柵があり、羊が近寄らないよう、低圧の電気が通う鉄線が張ってある。当初気付かなかったが、触るとピリピリとする。足もとは糞だらけだった。
松茸山は別にして、日本では田畑や私有林にカメラマンが入っても別段目くじらも立てず、かつての布原騒動にもなった。しかしヨーロッパでは一般に、かような私有地に立ち入るのは犯罪になる。国によってその程度には差があり、ドイツはかなり、英国が最も厳しいようだ。
恐らくは農耕(特に水耕)民族と狩猟→牧畜民族との違いかと思われる。英国の場合西洋史で習った Enclosure Movement の発祥地でもあり、ともかく我国では想像も出来ない頑丈で厚い茨だらけの生垣で、入れるものなら入ってみろといわんばかり。
また背後の風景は、日本なら間違いなくゴルフ場と思われよう。これもすべて放牧場あるいは牧草地である。
ナハ10のショーティのような2軸客車(日本の方がヨーロッパの真似だが)は、恐らく木製車の鋼体化であろう。
サイドに自転車を描いた有蓋貨車は勿論自転車搭載専用車で、それも天井のフックに前輪を引っ掛け、縦に収納する。まるで屠場・食肉工場のベルトコンベヤーシステムにぶらさがった牛みたいなものだが、床面に並べるより倍は収容できる。ただし着脱には相当の力を要するはずだ。
【Gstadtを出るYbbsitz行.jpg : 179.0KB】
【イップス線の客車.jpg : 291.1KB】
【イップス線の車両.jpg : 243.9KB】
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