|
Ostfrieseschen Inselbahnen 2-3 ヴァンガーローゲ島鉄道(その3)
島の目抜き通り、古い灯台横に公園があり、蒸気機関車が1両保存されている。番号は99211、ヘンシェル1921年製Cタンク。この鉄道にはボギーのヴィズマール1933年製DCが1981年西隣のスピーカーローク島から転じてきたが、1996年に{447〜450=昨年11月}で紹介した「元祖ドイツ保存鉄道」に移管され保存されている。軌間が同じ1000mmだからである。
この保存灯台に登れば鉄道や駅が俯瞰できゃせんかと思ったが、公開は午後から!で断念。何やら知らんが官僚的である。
この鉄道の連結器は1本バッファー、イコライザー付き相互連環式である。我国の鉄道連隊も同様な連結器で、遊間を緊締する左右逆ネジはない。
ホテルのチェックアウト時、カードを保持するや?と確認された。DB船で入島すれば問題なく発行され、保持するもので、島での自然保護のための負担金領収書であり、島の公共施設も利用できるが、これがないと島から出られない。我々が昨日本土で支払った民営船の料金は、実は日帰り往復分だったようで、半分放棄したことになることがやっと分かった。
我々は日帰りを主体とする民営船で島に来たため、カードは持たないと申告すると、案内所で無料で発券してくれた。DB乗船券を含め15.5ユーロ支払い、列車に乗る。ところが構内で桟橋から来た列車と走りながら離合したのに驚いた。
さらに船着場とのほぼ中間にある分岐点でまたもや離合。今日は3個列車が走っているわけだ。
1本の列車は客車2両だけで、小学生団体貸切らしい。しかもこれだけ、小型の機関車が町側に連結され、桟橋方向に推進と、通常の列車とは逆であった。
桟橋では町から運んできたコンテナーを船へ積み込んでいる。ペットボトルの空き瓶はじめ、下水道以外のあらゆるゴミを本土に運ぶためである。
なお各写真はクリックにより拡大する。
【島の中心公園.jpg : 243.8KB】
【臨時軽量列車.jpg : 108.2KB】
【ゴミは本土へ.jpg : 57.7KB】
|
|
|