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佐竹さんの写真展は多くの人に感動を与えて、盛況裡のうちに終わったが、この夏、各地でさまざまな鉄道写真展が開かれる。すでに雑誌で発表済みではあるが、特派員の選んだ、選りすぐりの写真展を紹介しよう。
◎日本鉄道写真作家協会「蒸気機関車・汽車が走る風景」8/4〜大阪富士フォトサロン
当クローバー会の写真展に先駆けて、同じ会場で開かれる写真展。雑誌で馴染みのプロの鉄道写真家が65点を出品する。蒸気機関車(といっても最近のイベントものばかり)という、古くて新しいテーマをどう表現するのか見もの。2ヵ月後に行なわれる、わがクローバー会の姿を思い描きながら見に行きたい。
◎京都大学鉄道研究会「鉄道のある情景」9/9〜交通科学館ギャラリー
京大鉄研は、毎年、会場を変えて定期的に写真展を開催するほか、慶應鉄研との合同写真展を開催するなど、写真展に関しては、大先達に当たる。その内容や展示方法については、大いに学ぶべき点が多いと思う。
◎広田尚敬写真展「二本のレールが語ること」7/27〜品川・キャノンギャラリーS
鉄道写真の第一人者広田尚敬さんと次男との二人展。この写真展の趣旨について、あるブログに「花や天然現象に頼りすぎた情緒的な写真は排除した。鉄道の匂いの伝わる、鉄道が主役の写真展である」と述べられている。最近の鉄道写真の風潮に警鐘を鳴らす写真展として、ぜひ見てみたい。
◎「在りし日の江若鉄道展」7/28〜大津歴史博物館
昭和44年まで琵琶湖西岸を走っていた江若鉄道、廃止後37年後の夏、ゆかりの大津で回顧展が開かれる。実は、特派員も縁あって、写真やグッズを提供している。この季節、江若鉄道は水泳客輸送の書き入れ時だった。オハ31や自社客車に満員の客を乗せ、DD13の牽く列車が上下した。そんなはるか昔の思い出を見つけに、ぜひ訪ねたい。なお、特派員は、招待券を大量に所持しているようなので、希望者は連絡してみるのもいい。
なお、肝心の当クローバー会の写真展はどうなったかとの声も聞くが、ようやくまとまり、まもなく当ホームページでも発表できる見込みになった。また関係先との事前の打合せも着実に行なわれているのでご安心いただきたい。
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