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前回挿入した写真3葉は事情有之、キャプションがなかったが、9-1と9-2は金沢駅であろうと記憶する。蒸機牽引列車とキハ20との乗り換え客は、跨線橋を渡らずに雪の線路を横断している。雪で跨線橋にまでたどり着けなかったのであろう。縦位置写真でも客車(左)からホームの間の線路間を横断している。線路の方が除雪が簡単で、歩きやすいのである。9-3は我々が福岡から富山へ向かう列車。左側の立往生中の貨物列車に豚を積んだ家畜車が連結されていたのであろう。
若干の方々から質問や突込みがあった。順不同で
1.トラック荷台での約40時間、食事はどうしたのか。
2.小の処理は分かったが、大はどうしたのか。
3.トラック道中飲酒の記事が一切ないが、湯口が禁酒のまま過せる筈がない。有体に白状せよ。
1.2.について正直記憶が乏しい。雪に閉ざされた国道8号線沿線の食堂が開いていたはずもないし、一旦車列から外れると次何時戻れるか分からない。当方携帯の米やラーメンも炊事出来るわけもない。非常食に持っていた乾パンや缶詰、チョコレートを食いつないだかと思う。運転手と助手も握り飯やパンをかじりながら、ただただローギヤ走行を続け、クラッチを踏んだり外したりしていたのであろう。2.は男ばかりだから何とかなったのではないか。1箇所1時間ぐらいのストップ(立往生)はしょっちゅうあった。
3.リュックのポケットに「当たればハワイへ行ける」安ウイスキーがあるが、路上3.5〜4メートル位の荷物の上で走行中背中でのべつ転げまわる状態だから、飲めば悪酔は必定で、荷台で飲酒してはいない筈である。大体小生があたかもアル中かのごとき悪質なデマが蔓延し続け、その前提での物言いは許しがたい。
福岡から富山までは27.6km。ここで本日(1月31日)運行再開の高山本線上り列車を確認し乗車券を買う。富山から尼崎ゆき、経由高山東海、960円の補充券であった。富山12時16分発816レ(各停)で岐阜着(定時なら)19時06分。発車までは相当時間があって構内を見回ると、キマロキ編成から両端の蒸機を外したマ+ロがおり、マックレーン(キ900)、ロータリー(キ603)とも長野局の応援車両である。金澤局とて敦賀や富山に相応の除雪車が配属されているが、手が回らなかったのであろう。小生火の入ったロータリーを見たのはこれが最初で最後である。
駅前には市内線の電車が雪に埋もれていたが、福井鉄道南越線ほどではない。やはり大都市では除雪もかなり進んで、駅前のパチンコ屋が開店していたので、重澤旦那は黄色いオーバーシューズのまま時間つぶしに興じていた。つい2日ほど前なら考えも出来ない風景ではある。
定時発車の816レでは写真を撮る気力もなかった。ただ只管「列車はやっぱり走らなきゃなぁ」とぼんやりし続け、元気回復目的に若干「百薬の長」を喫し、上司への言い訳を考えることもしなかった。
【マックレーンとロータリー.jpg : 122.0KB】
【マ+ロを背後から見る.jpg : 131.1KB】
【マとロの連結部分.jpg : 117.7KB】
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