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スイスのメーターゲージ4 YSteC=イヴェルドン・サントクロア線
レマン湖の25km程北にヌーシャテル湖があり、その最南端にイヴェルドンという町がある。古来からの温泉保養地だそうだが、SBBイヴェルドン駅からジュラ山地=フランスとの国境付近まで24.2km、交流15000V、16.7Hzのメーターゲージ鉄道である。電化は何と1945年だそうで、最急勾配44‰だから苦しかったことだろう。
イヴェルドンから南西に直線距離で約30kmのSBBル・ポンから13.3km、ポン・ブラッシューまでの標準軌間線(PBr)は我々には用はないが、2001年バスも含めた一帯の交通企業体 Transports Vallee de Joux,Yverdon-les-Bains,Ssinte-Croix に統合された由。
イヴェルドンの当線構内はかなり広く、車輌も沢山留置されている。その中でも目に付くのは銀色車体に派手にワニを描いたかなり新しい電気機関車(偽クロコダイル?)である。車体中央のベンチレーターについている紋章がいいねぇ。
メーターゲージで中央連結器なのに、大きなバッファー、螺旋連環連結器用のフックも備えているのは、例によって標準軌間の貨車を専用台車(アダプター)によって連結運転するためである。この線では木材を標準軌間ボギーのフラットカーに積んいた。
その凸型電機の横にいるのは、CJでも紹介した、中間の短い車体に電気動力関連機器を集中搭載したGTW車。今後各地で見ることになる。
角がやや丸く、屋根が浅い電車はスイスらしいスタイルで、越後交通栃尾線の東洋工機製電車などはこういったデザインの「頂き」なのだろう。
角ばり丸い、と表現した新しい電車は、妻自体が斜めで貫通扉があり、四隅が丸められているなど、CMNの糞面白くないアルミ弁当箱(そんなもんが今頃あるかいな!)のような電車より少しはマシで、辛うじて許せる範囲?だが、所詮は同じ穴のムジナかもしれない。
客車、貨車もカラフルに彩色されている。その貨車のレタリングが YSteC ではなく、 YST なのは、統合前の旧略称号なのだろう。
【イヴェルドン駅.jpg : 195.3KB】
【偽クロコと低床電車.jpg : 192.9KB】
【角が丸い電車.jpg : 197.6KB】
【角ばり丸い電車.jpg : 193.7KB】
【客車と貨車.jpg : 194.3KB】
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