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小学校4年の時、こども会で湖南アルプスに遠足行った時の帰り、この編成に出くわし、子供心に何ちゅう編成やと思ったことがあります。
昭和32年10月1日より、快速電車の編成を基本5両から、基本6両、付属4両に組替時にモハ不足のため、付属編成5本中4本が写真のような珍編成となりました。
簡単にいうと、ラッシュ時の10連、クハ86+モハ80+サハ87+モハ80+クハ86の基本編成×2の4M6Tを、基本6+付属4とすると基本3M3T、付属2M2T、基本と付属を合わせると5M5Tとなり、Mが1両不足したため、一時的に付属編成を1M3Tとしたものであります。
この時の付属編成は以下の5本です。
@ クハ86137+クハ86310+モハ80212+クハ86122
A クハ86045+クハ86046+モハ80213+クハ86050
B クハ86329+モハ80322+モハ80323+クハ86328
C クハ86119+クハ86321+モハ80209+クハ86134
D クハ86141+クハ86317+モハ80255+クハ86142
まともな編成はBのみで、残りの4編成はクハ86を背中合わせに連結し、次のモハ80は上り側貫通路に蓋をしておりました。また、86321と86317は偶数向きに方転しております。
湯口先輩の写真では、正面に写っている車両はクハ86142と読め、前から2両目はクハ86300台の全金車ですので、Dの編成と思われます。また、これらの珍編成は12月中には解消していますが(MGの容量不足のため暖房が効かない)、写真で残されているものは非常に少なく、貴重な記録です。
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