|
新幹線開業前の2006年、台湾を一周しました。台北ー高雄間は新幹線が開業しているので今日少し状況は変わっていることと思いますが、在来線なら特急でも乗れる環島一周切符という台湾一周できる割安な切符で台北〜台中〜高雄〜台東〜台北と特急、急行を乗り継いで廻りました。最近は日本製(日立)の電車も特急(自強号)で運用されていますが、まだまだ客車列車も多いです。基本的に客車の優等列車はモノクラス、食堂車無し、手動扉、空調付き、簡易リクライニングシート、固定窓ですが一部には一段上昇窓の古いタイプの客車もありました。乗る機会はありませんでしたが、スハ44タイプの鈍行用途の客車もありました。狭い窓割でクロスシートが並ぶ様はまさにスハ44に近似しています。それもそのはずで1970年頃に造られた日本製です。この鈍行客車は台湾に残る雑型客車として鉄道雑誌にも紹介されているのでご存知の方も多いことと思います。これらの客車群や貨車、有人改札がずらりと並ぶ様はまさにちょっと前の国鉄を彷彿とさせるもので、戦前の日本統治時代の経緯があるにせよ、車輌の形や古い駅も日本人には懐かしさを感じさせるものが多いです。台湾は日本同様に鉄道が趣味として広く認知されている地域でもあります。また行ってみたいと思います。
【DSC_0065.jpg : 195.6KB】
【DSC_0143.jpg : 169.5KB】
【DSC_0194.jpg : 108.9KB】
【DSC_0223.jpg : 205.6KB】
【DSC_0244.jpg : 139.0KB】
|
|
|