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なつかしの市電や七条界隈の写真並ぶ 長岡京の男性が撮影
福田さんが撮影した市電の写真が並ぶ展示場(京都市東山区・集酉楽サカタニ)
「なつかしの市電写真展−七条界隈(かいわい)の記録」が、京都市東山区七条通本町西入ルの酒屋「集酉楽(しゅうゆうらく)サカタニ」で開かれている。訪れた人たちが30年ほど前の市電や町の風景に見入っている。
長岡京市天神の会社員福田静二さん(56)が撮影した作品。福田さんは小学6年の時に、京都市内でチンチン電車を撮影したのがきっかけで鉄道写真を始めた。これまでに全国を回って約8万枚を撮り、このうち京都市電は約3万枚ある。
今回は、市電の写真を通じて、展示会場がある七条通付近のかつての風景も楽しんでもらおうと、この付近で撮影した市電の写真ばかり30枚を集めた。朝のラッシュ時に市民が市電に乗り込む姿をはじめ、電車が三十三間堂近くや七条大橋上を通過する風景など、1975年ごろの写真が並んでいる。
福田さんは「当時の町並みや市民の生活感があふれる写真を多くの人に見てほしい」と話す。10月23日まで。午前10−午後6時、月曜定休。問い合わせは集酉楽サカタニTel:075(561)7974。
(京都新聞) - 9月27日22時17分更新
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