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変なものとは言い難いものを見た後は、いよいよ本番である。国道260号を東進する。浜辺のセメント原料積み込み場を右手に見て、川べりを北上となり潮風とはおわかれ。トンネルを抜け下ると奈屋浦の集落だ。浜の方に眼をやるもバンガローらしき物はない。先頭を切るU君は漁業組合事務所前に車をとめた。日曜に付き本日休業。その裏は船着場で魚市場らしいので行ってみるがガラーン。老女に問いかけるU君、共に要領を得ない結果となる。その頃、老人は辺りを見回していた。北北東方向の樹〃の間に見える黄と緑の固形物、「あった!あれだ!まちがいない!」老眼は近眼のU君に勝った。すぐさまセドリックを駆って小高い丘の斜面に向かう。バンガローは浜辺ではなく丘にあったのだ。
名古屋市電1150型の車体は山の斜面を削った跡に鎮座していた。道路に面して焼肉屋がある。車体はそこの敷地に安置?されているみたい。U君は焼肉屋に撮影の許可を求めに行く。老人より少し若いオバチャンが出てきて「今主人は入院中で焼肉は出来ないけど・・・、写真ぐらい、いいよ。蜂に気をつけなさいよ」と言ってくれた。またしても6人はばらけた。道路から南に車号1164、1162、1163の順だ。(P4)「中を見せて貰っても良いですか?」と尋ねに行ったら、「びっくりするぐらい散らかってるよ。2年前にこの店を買ったときのままだよ。どんな事情があってここを出て行ったのか、私にはわからないわ。」
バンガローに入ってみると、衣類がぶち撒きられた状態(P5)である。「これはひどいなあ、」と言いながら間取りをスケッチしたのが下図である。中央扉には踏み込みを設けた建屋をつなぎ、そこには水周りを収容している。(P6)車内?レイアウトは考えられている。
「腹へったなあ、そろそろ失礼するか・・・」の声があり、オバチャンにそれぞれは礼を言って辞去する事にした。焼肉屋営業中なら、たちまちにして運転手を棚にあげ宴会となったところである。探検隊は再び国道260号に出、東進した。途中で昼食となったが魚で生中とはならなかった。
【変4.JPG : 149.8KB】
【変5.JPG : 94.6KB】
【SAVE0008.JPG : 279.4KB】
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