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スイス・アッペンツェール州 その3
また地図がない!と某おじん予備軍氏から一喝が。こっちも探してはいたのだが、何分当時の現地電車時刻表略図が東西南北逆で、ためらっていたらネコパブ社名取紀之氏のブログ「編集長敬白」2月10日に好天カラー写真と共にバッチリ掲載。これ幸いと、そっちをご覧頂くことにした。
軌間こそ1000mmで共通するが、ラック方式もシュトルプ/リンゲンバッハが、車体側面のレタリングもSGAや アッペンツェラーバン(AB)が、よく見ると連結器も2種あるのが分かる。
これらはこの地方の複数の私鉄が次第にABに統合されていったことを示す。上記「編集長敬白」にその経緯が詳しく出ているからぜひご覧を。なおSGAとはザンクトガレン・ガイス・アッペンツェール鉄道の略号である。
我々おじん2人はホテル・アッペンツェールを早朝出立のためクラークに相談。彼は部屋鍵で玄関扉を開け、その鍵を抜き取り、数メートル離れたフロントに投げ込め!と指示。
我等はその予行演習までこなして翌朝に備えた。これすべて[641](昨年9月21日)に記した、ビーベラッハの悲劇(早朝鍵が開かず、短時間で駅まで走り死にかけた!)再発防止のため=「備えあれば憂いなし」である。
ガイスでの客車2輌を引く電車は前頭で無蓋貨車2輌を推進している。これはスイス独特の方式で、貨車はエア操作で底が開くホッパー車。バラスや石炭を運ぶ。
標準軌間貨車を軽便線で運行する装置は数度紹介したが、[725](1月1日)掲載の説明図通りの装置がここで見られたのでご覧に供する。貨車はDB(ドイツ国鉄)で、スイスに直通している。
なお[745](1月29日)に記したアリシュテッテンはガイスの、[758](2月5日)ザンクトガレンはザンクトペルテンの間違い。歳のせいである。ご寛容を。
【ガイス.jpg : 121.2KB】
【新しい電車.jpg : 174.1KB】
【イベント車.jpg : 172.7KB】
【アルトシュタッテン.jpg : 157.1KB】
【標準軌貨車輸送.jpg : 166.6KB】
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