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FOND-DE-GRAS/TRAIN1900 その4
僅かな乗客を乗せ坑口に戻るクラウス軽便機牽引列車を撮るが、場所がない。煙がやたら軟らかいというか、ホンワカ、ないしはスカスカなのは、薪焚きでの惰力走行だからである。バックに大きな据付蒸気機関のフライホイールが見える。
高台から構内を見下ろすと、左右に放置された(恐らくレストア計画から洩れた)車輌の群れが並び、蒸機の残骸も。ホッパーらしき貨車はかつての鉱石運搬用であろう。右手前近く屋根の腐った車輌はトラムタイプB型蒸機の残骸である。
奥正面は大きな煉瓦車庫で、本夕の音楽ライブショウ・BLUES EXPRESS はこの建物内で開催される。その更に奥は建設中の新たな車庫で、転車台も新設中。
ペタンジュに戻る列車は客車が4輌で、ホーヘンツォルレン1908年製9号機が逆向きで牽引。それも一旦 Bois-de-Rodange まで推進し、折り返して Fond-de-Gras に戻り、再度発車する。
綺麗に復元された客車には1等室もあり、ちゃんとした衣装を着た車掌が検札をしていたが、料金設定はモノクラスのはずだから、1等に乗ればよかった。ペタンジュ着17時52分。
列車は18時10分にペタンジュを折り返し発車し、本日の蒸機列車はこれが最後。23‰勾配なので結構煙を出してくれた。やたら暑かったが天気には恵まれた1日だった。
【のんびり薪焚列車.jpg : 196.4KB】
【Fond-de-Gras構内.jpg : 198.5KB】
【復元客車(2).jpg : 194.0KB】
【ペタンジュに戻る列車.jpg : 194.0KB】
【これぞTRAIN1900.jpg : 194.0KB】
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